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ムーンストーン色のインクを使い始めました。(ペリカン エーデルシュタイン)

ペリカン エーデルシュタインのインクはいくつか持っていますが、年ごとに出る限定色インクを買うのは今回がはじめてです。
2020年はムーンストーン...素敵です!

発売のニュースを聞いた時、この石がインクになるなんて!と心ときめかせつつ、シルバーグレイと聞いてもあまり想像がつかなかったんですよ。
ペリカンの販促画像:この記事の一番下に貼りました。リンク先はAmazonの販売ページです:を見た限りではやや暗めなのかな?
もしかしたら光るのか?とか。←勝手な予想

実際に購入した方々の感想をきいてみると、(高評価ながらも)人によってけっこう色の印象が違うみたい。
その謎なところに、かえって物欲が動いて注文してみた次第です。

200729

以下、ムーンストーンインクを実際に使ってみた感想です。
濃いめ発色なエーデルシュタインのなかでは、濃淡がかなり大きく出るほうじゃないかと思います。
なので、色味を楽しむには中字以上で太めに書けるペン先のほうが向いているかもしれません。

ボヤッと淡いだけの灰色ではない、別の色が見える....気がします。
かといってかつてのモンブランの「オイスターグレー」ほどのしっかりした出現具合でもなく。

もしかして、紫がちょっと入っているのか?
もしかしたら、超うっすらとグリーンも見える?
もしかして、書いた直後と今、色が変わった?

という本当にうっすらとしたごく僅かな違いが、濃淡の隙間や描線のエッジから薄〜くふんわり漂っているという…
アンティークの金属を眺めているような、不思議なグレーなのです。
クリーム紙とホワイト紙の上でもけっこう違って見えますよ。
おもしろいなあ。
しかし私の腕では写真にはぜんぜん写らないの残念です。

200730

そんなわけで、このインクが楽しく使えそうなペンを手持ちから探してみたところ、長らく使っていなかったペリカンのルビーレッド軸がB(太字)ニブだったことを思い出しました。
もう8年経つのか。

●過去記事:ルビーレッド色の万年筆を買いました。

この万年筆、軸サイズ含めて見た目はかなり好きなのですが。
ペン先は私の手にやや難ありでした。
筆記角が合わないというか、書き出しスキップや途切れが微妙に気になる頻度で発生したのでいつのまに仕舞い込んでいたのです。

しかしここにきて、インク出の景気良さでは定評のあるエーデルシュタイン。
紙の上をじゃばじゃば(は言い過ぎですけど)すべっすべに走るようになって、書き出しの問題もほとんど直っちゃいましたよ。
嬉しくって、さっそく手帳のメモや日記帳に大量筆記しています。
良いインクだなあ。

実物のムーンストーンがこういう色かというと、まあ違うかなあ。
でも
「ぱっと見は地味なんだけど、よくよく覗き込まないと正体が掴めないような不思議な色」
という意味ではうまく再現出来ている!
キャップがいつもの黒でなくグレーなのも可愛いです。

(あおみどり系の次に)灰色インク群が気になる私としては、とても満足な買いものでした。

●エーデルシュタインのインク関連記事:

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