7月1日に発売になった今年のプラチナの限定軸「紫雲」、趣味の文具箱の表紙などで「綺麗だなー」と感動しつつも数日は購入を迷っていました。
(即日完売というほどの消え方ではなかったので安堵しつつも、日々刻々と変化する通販在庫の残数をじーっと観察しつつ…。)
まあこれだけ悩むほどなら、きっと欲しいんだろう!
と最後は諦めの境地に至った次第です。

↑ プラチナ万年筆のニュースリリース

事前情報として「軸の紫は画面から想像していたより地味めな色合い」と聞いてまして。
確かにちょっと彩度低めというか、くすんだ感じもするパープルなのですけれど。
シルバートリムとの組み合わせもけっこう渋くて大人な感じ。
透明度はまあまあ薄い…
というか、よく見れば軸内の残りインク量が判別出来る程度の明るさはあるので、ブルゴーニュやシャルトルブルーのような濃暗色ではないですね。
しかしだからこそ、きらきらと反射する大きめのカットデザインが生きてくるような気がします。
紫水晶を削り出したかのような、カットとのバランスがちょうどいい透明度ではないかと。
輪郭が尖っている先入観があったカットのエッジは、指に刺さるような刺激は全くありません。
むしろ柔らかみを感じる程の密着した握り心地なのも感心ポイントです。

ペン先はEFにしました。
インク色を存分に楽しむには太字(B)だろうな…とずいぶん迷ったのですけれど。
プラチナのEF、好きなんですよね。
キュリダスでもEF使っていて、使い勝手が良いなあと思ってますし…

シュッと細〜くシャープに書けて、特にセンチュリーは控えめながらフンワリなしなり方も独特で。
じっくりたくさん書き込むのがとにかく楽しいペン先と言えます。

インクは当初から決めていたとおり、ペリカン エーデルシュタインのタンザナイトを入れました。
ほぼ黒インクとも言える暗いブルーブラック色だけど、ときどき紫色をほわっと漂わせるところがお洒落なのです。
そして、エーデルシュタインのシリーズ特有のフローの良さと、書き心地のすべすべ感。
極細ペン先なのに、ヌルッとくるほどの滑らかさは(それはそれで好みが分かれるかもしれませんが)とても使いやすいのでおすすめです。
このインクだと、ゲルボールペン0.38くらいの線は出るかな…。

↑ 現在2瓶目を使用中です。

プラチナの限定は、2年前に出た「薫風」がとても気に入っているんです。

上にのせた写真のとおり、この2つの軸の組み合わせ、とても美しい!と惚れ惚れです。
というわけで。
センチュリー軸は数年がかりでもうほとんど全部のペン先を集めてしまったくらいの本数で持ってるので…
限定軸の購入には慎重になっていて(昨年は無色透明ベースだったのでなんとか「もういっぱい持ってるよね」と自分を説得成功)、今年の紫雲の購入もずいぶん迷ったのです。
しかしやっぱり、きらきらするものには抗いがたい。
ファンタスティック・ビーストに出てくるニフラー(ヒカリモノを溜め込むモグラのような生物…)に近い脳みそなのでしょう。
○趣味の文具箱 2020年7月号 VOL.54 ←紫雲軸が表紙の号。

