dマガジンに配信されていたのでさっそく初日に読みました。
なんと、来年で創刊20年になるとのこと。
おめでとうございます。
20年前当時、万年筆やインクやシステム手帳などの世界がここまでリバイバルして(というか大きく拡がって、)若い人たちも一緒に盛り上がるアイテムになるなんて全く予想出来なかったな~!
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というわけで今号はインク特集でした。
私は、所有のペンの数の割には、ですけど → そんなにたくさんはインク持ってないほうだと思ってます。
メーカー純正のごく普通のインクを:カスタム845にはパイロットの青色インクを入れる とか:組みあわせるのがいちばん好きなのです。
しかし、ときどきネットの情報で「いいぞ」と聞いて買ってみるインクが見事にみんな同じような色で集まったりして、好きな傾向はだいたい決まってます。
(「買っても買ってもあおみどり」の時代があり、素敵な青緑インクがもう一生分確保出来てしまってる感じです。
例えば現在モンブランのペトロールブルーを楽しく使ってます)
紙からくっきり浮き上がるような鮮やかな色や、可愛らしい優しい色あいよりも、「これは…黒みたいにみえるけれどちょっと青い?」みたいなくすんだ渋め色に惹かれるようになってきたのは年齢のせいだろうなあ。
つい先日丸善に行ってみたのですけれど、モンブランの紺色のインク(スターウォーカー スペースブルー)がなかなか良い感じだったので値札を見ると6000円と書いてあったので驚愕し、結局買ってこなかったんです。
趣味文を開いたら紹介されてるコーナーがあって、今になってやや後悔中。
まあご縁があればそのうちに。やっぱりモンブランのインクは好きなのが多い!
そうそう、今回電子版の巻末には、2004年発売の第1号がオマケでついているのですよ。
ちょうどその頃の私は、LAMYのSafariの最初の1本を買ったりしてました。
初期の趣味文をくたくたになるまで読みまくり、モンブランやペリカンの定番品を「永遠の憧れ」としてロックオンしたのも懐かしい思い出です。
諸事情あるんだから20年前と一緒にするなという話ではありますが、やはりこの頃の値段が懐かしいです。
サファリが3500円でペリカン800が5万円でモンブラン149が7万円…
という設定がなかなか頭から抜けず、刻々と値上がりしていくのを嘆きつつ(それでも頑張って買ってた)日々だったよなあ。
しかし、使い続けて今こうして楽しい思いが続いているのだからOKです。
当時は憧れ万年筆のひとつだったデルタも一度消えてしまっていたけれど、今号で復活始動のページを嬉しく眺めました。
ドルチェヴィータ、いつかこの手に…と思い続けて20年くらいか~
最近、伊東屋のメールマガジンを読んでいて、すてきなお話が紹介されていて
○【interview】スペシャルニブ職人 藤川のぞみさん|お知らせ一覧|伊東屋オンラインストア【ギフト包装無料】
セーラーの長刀、2006年に購入して(直後、川口さんに調整して頂いた)のを持ってます。
そういえばちょっと休眠させていたけれど…こんなお話しを読んだらまた使わなくちゃね。
長刀ペン先を作れる職人さんが育ってきているのは嬉しい限りで、更に普及してこの書き味の素晴らしさを多くの方に知ってほしいです。
セーラーのブルーブラックはあまりにも暗く、地味過ぎる…と思ってた時代もありましたけれど、大人になるにつれてどんどん好きになりますね、こういうインク。
というわけで、ぜんぜんまとまってない感想ですが、趣味文の20年に感謝です。
このブログも、実は今月で20年になります。
長い期間を共に過ごして頂いている皆さまに御礼申し上げます。
もちろん、これからも続けますよ。