発売当初から気になっていて店頭で試したこともあったのですが。
あまりの極細線なことで「うわあ見えない…これ若い人(の視力)向けだわ」と、いったんは諦めたボールペンなのです。
その後やはり入手…この黒軸、なかなか格好いいなと。
クリップ部分を曲げてあってもLamyぽさが隠せないデザインである件は、「Safariとお揃いで使える!」と好意的に見ることにします。
先端に向かって太っていく、かなりな前方重心(グリップとのつなぎ目ぐらいの場所でバランスが取れる)軸で、私の手にはとても書きやすいです。
グリップのストライプ状になっている刻みの控えめな感じが、ギザギザと指に刺さるローレット苦手派な私にはちょうど良い。
ツヤ消しでやわらかみのある質感も指に心地よいし(マットブラックは高級感ある!)、そんなわけで私は軸の完成度にまず驚きました。
ボールペンの0.28芯てこんなに細かったっけ?
というほどで、万年筆のEFより一段階ほそい感じもある…
隙間を狙って、いくらでもこまかい文字が書けそうです。
「みずみずしい書き味系のゲルボールペン」とはまたちょっと違う、コリコリした筆記感も癖になりそうです。
あくまでも私所有の芯個体について・私の書き癖で
の感想になりますが、このボールペン芯は紙との相性がけっこうあるんじゃないかなー。
私の手では、薄紙よりも繊維感やコシのある紙のほうが掠れずに書ける感じ。
(トモエリバーはインク出がちょっと薄め。
システム手帳リフィルなど、厚みがOA用紙に近くなるほどしっかり出て実用的になる…。
フールス紙もおすすめです。)
そして高確率で、手汗でも掠れやすい…かも。
いきなり書けなくなったところを見ると、ペタッと紙に触ってしまった場所と一致してるんだよなぁ。
と、ここまで文句を言いつつも、青や赤の替芯も是非使ってみたいのです。
(黒より、むしろ青をメインにして使いたい感じもある。ブルーブラックがないのは残念!)
などと考えているタイミングで!数量限定のパキッとした新色が出ていますね。欲しい…
おぉこれもまたサファリ…
ジェットストリームエッジの専用芯であるSXR-203-28、これは後から知ったことなのですが多色複合軸の芯と互換するとのことです。
エッジの芯で(いまのところグリーンがまだ出てないので→)3色ボールペンを作成することが可能なんですね…
私が早速やってみたのは、愛用しているジェットストリーム4+1軸から青芯(0.5)を引き抜いてエッジの軸に入れてみたこと。
問題なく入ります。そしてコレも書きやすい…!
でもなぁ、芯が「専用」であることと「互換」することの間には壁が存在しますね。
4+1の芯先の形状は至ってノーマルな▽コーン型で、エッジ軸からこれが出てるのはちょっとあか抜けない印象です。
エッジ専用の芯先は、ポイントチップという新しいデザインのもの。
かっこよくシュッと絞れています。
この組み合わせだからこそ「ちょっと製図用っぽい、スマートでプロっぽい雰囲気」を醸し出せるのでしょうね。
(0.5や0.38の線巾でもエッジ専用芯、出ないかしら。)
そんなわけで実は、私はこの黒軸に(サファリより)ロットリングの面影を見いだしています。
ラピッドプロと一緒に使いたいね…
通販ではこちらになります。