
コクヨから出ているファインライター(WP-F100 税込4400円)はとても使いやすいので ↓以前に感想を書きました。↓芯換装のネタ、反応も多くの方から頂きました。

実はもうひとつ、コクヨからはファインライターと呼ばれるペンが出ていまして、ペルパネプというシリーズのもの。
200円台で購入できるリーズナブルなものなのですが、見た目もかなり(4000円のWP-F100とは)違う感じ。
興味があったので試してみました。

ペルパネプでは、書き心地の違う3種類の紙質のノートに組みあわせて、それぞれに好適とされている筆記具(万年筆/ゲルボールペン/ファインライター)が出ているのです。
比較的安価なので手に取りやすく、それでいて性能も定評あるものがペルパネプ仕様の白軸デザインになっています。
万年筆はプラチナのプレピー、ゲルボールペンはゼブラのサラサと中身が一緒です。
仕様は↑上記に詳細があります。
真っ白すっきりめなデザイン、275円の定価なら気軽に使えそうです。
…と思っていたのですが、コクヨのMEというカラフルなシリーズからも同じものが出ており、私はここのタータンレッド軸の色味が気に入ったのでこちらにしました。
インク色はどれも黒で、MEシリーズのほうがほんのちょっとだけ白軸版より定価が安い…

見た目は、「ミリペンだなー」なのですけれど、先端が細く削ってあるところが文字向けの工夫なのだそう。
と言っても元々がとても細いので、ピグマなどのドローイング用との書き心地差は、そんなにハッキリとした差は… という第一印象なのですが、紙への密着感にピタッとした部分があるような気がします。

それにしても、驚くほど書き心地がスベスベしていて、ひたすら無抵抗な感じが非常に心地よいです。
まるで紙から浮いているかのよう。
ペルパネプの中で「ツルツル(超高平滑)」が特徴の紙に最適 と位置づけられている理由、わかるような気がします。
私はこちらのノートは未体験ですが、今バレットジャーナルとして使っているニーモシネジャーナルというノートもかなり高密度かつスベスベ系の用紙。
とても相性が良いのです!
測量野帳の紙などにも向いてる気がします。


「インクが染み出すプラスチックのペン先」
とあるので、4000円のファインライターのほうと基本的な仕組みは共通なのだと思います。
耐久性はどんな感じなのか?これから使って検証していきたいですが、「意外と硬い :見た目と違って潰れにくそう」と感じるのも高額なほうの印象と同じ…!
水性顔料インクで、細字の割にたっぷりしたフロー感があり、視認性の良い濃いめな(マックロというほどではないけれど、充分に深い)黒なので、とても気に入りました。
先端が削ってないタイプのふつうのミリペンよりも若干の入り抜きが入る線になるのでしょうが、これはこれでイラスト用に重宝しそうですよ。
芯と一体型なので替え芯は存在せず、インクがなくなったら丸ごと買い替える必要があります。
筆記の好みを分けるかもしれない要素は、「軸がとてもとても!軽い」ということかな。
計量したところ8gしかないので、重めなペンに慣れている場合は慣れが必要かもしれません。
しかしそれ以上に、その軽さも生かした「無重力な書きやすさ」と「値段もデザインも気負わずお手軽な感じ」は、今後の持ち歩きペンとしてボールペン以上の存在になりそうです。
私は、落下や紛失が怖いので万年筆は滅多に外へ持ち出さないのですが、こういうどこにでも連れて行けそうな筆記具の存在は有り難い!
そんなわけで今、机の上でも「万年筆じゃない」系のグループの中では、WP-F100のファインライターと共に一軍の場所に並んでいます。
さっと手に取りやすく書き込みやすいところが良し!
皆さまにも、機会があれば是非。と、こちらの方がおすすめしやすいからね。


万年筆版はプレピーとわかっているので、こちらも入手してあります。
白軸プレピー、無印良品からも「ポリカーボネート万年筆」として出てるんですよね。
ロゴのところやキャップ形状など、ペルパネプ版とはほんのちょっとの見た目の違いだけなので、好きなのを使えばいいと思うけど。
プレピー好きとしては、無印版も気になるね〜…