購入したのは2018年なので随分経ってしまったのですけれど、最近、仕事用にかなり頻度高めに使っているボールペンなのです。
私のブログを読んで下さる方々のなかでは、カスタム74の万年筆をお持ちの方も多いと思いますが、こちらは油性ボールペン軸になります。
いわゆる低粘度油性芯に関しては、どちらかといえば「ジェットストリームよりアクロインキ派」です。
こちらの芯を使う軸ばかり、いろんな値段と形状で持ってるかも。
サラッとしたみずみずしさより、ちょっとヌルっと感があるほうが好きなのか…?
このカスタム74ボールペンは、価格帯に二種類あり、私が購入したのはBKK-1000Rという、現在の定価11000円の型番のほう。
万年筆キャップっぽい見かけの→パーツをひねって芯を出す、回転繰り出し式で、比較的太軸かつ重みもしっかりある(28g位ある)軸なのです。
これに対して、BKK-500R(定価6600円)のほうはノック式とあり、寸法も小柄な感じ。
10gくらいは軽いと思うので、書き心地も違いそう。
持ち運びなど考えたうえで使い分けでしょうか。
こちらのBKK-1000R、1.0という大玉な芯が最初から入ってまして、これがなんともねろねろと楽しい書き心地。
紙の上での転がり方が心地よいのです。
小さい手帳にはあんまり向いてないかもですが、視認性よい存在感ある線が出ます。
もしかしたら、ほぼ日手帳の紙が生産工場を変わって「トモエリバーS」となり、これはあくまでも私の使用感覚なのですけれど→旧トモエリバーの滑りすぎる表面が改善されて以来、ボールペンでも書きやすくなったんです。
油性ボールペンでも書きやすいくらいには摩擦感UPとなったから?というのが使用率上がってる理由の1つかも。
クロッキー帳のようなザラっとした紙にもとてもインク乗りが良くて黒々と太い線が出るのも、仕事用のスケッチなどにとても役立っています。
良い悪いでなく、あくまでも個人の好みということで判断してほしいですけれど、1.0の芯、とても良いな。おすすめです。
あと、このディープブルーという軸色がとても素敵。
万年筆ではこの色、持ってませんでした。
照明などによってはほとんど黒に近く見えるほどの深い紺。
それがゴールドのパーツととても合い、お客さま前でのお仕事等 どのような場でもおすすめできる高級感があります。
構造上、後ろがやや重い感じにはなるのですが、全体のずっしりした重みのせいなのかたいして気にならないし、むしろ「こういうバランスも悪くないな」と納得出来る書きやすさではあります。
芯は、例えばタイムラインのような「それなりの値段」の軸に使われるタイプのもので(0.5 / 0.7 / 1.0の3種類の太さで展開)、金属の筒にインクが入っています。
金属製なのは、見た目だけでなく重量を手伝って高級感を出すという意味もあるのかなあ。
お買い得な樹脂筒のタイプ(ドクターグリップ用)でも兼用出来るので、0.5や0.7の細字系でもよくコスパ重視の方にはこちらがおすすめな感じではあります。
そういえば以前、カスタム74のゲルインキボールペン用の軸をブログで紹介した時、「買ってみたら気に入りました」「○○の芯に入れ替えて使ってます」と言っていただく機会が何度もあり、そうでしょうそうでしょう!と頷いている次第です。
だいたい何のゲル芯でも入るのが便利ポイントですが、私は現在ここには、パイロットG-2用の芯を入れて楽しく使ってます。
G-2軸は数年前に丸善の店頭で試した時、いちばん気に入った書き心地なので、替芯含めて何本か買ってきてあったもの。
今どきのゲルインクボールペンと較べると、転がり抵抗もわりとあるし 若干のねっとり感もありなインクで。
よく言えば、クラシックな書き心地なんですよね。
使っているうちに時々、芯先から針金が飛び出してくる個体もあったりして、おみくじ引いてるスリルもありつつ使ってます。
なので、軸は既に廃番になったのはまあわかるんですが、海外にも多く流通しているようでファンも多いのは通販レビューなど見ていてわかりました。
ハマると癖になるんですよ…(廃番は軸のみで、芯は買えるようです。安堵)
0.5 /0.7 /1.0の三種類ありますが、0.5が手帳に気持ち良く使えます。↓
軸は、ぱっと見は万年筆そっくりなのですが、上記の過去記事に書いたとおり、キャップの頭に金属のポッチがあるのが可愛い特徴。
黒以外の軸も出して欲しかったなあ。
現在も引き続き、とてもゆっくりですが旧ブログから文具分野の記事を移動と修正工事の最中です。
万年筆カテゴリーに引き続き、「その他の筆記具」ジャンルの記事もこちらに持ち込み完了してます。
現在、粛々と手帳・ノートのカテゴリーを移動中です。自分の過去ログ(というか 買いもの記録)読むの、なかなか楽しいですね。