このノートを使って、今月からバレットジャーナルを作り始めました。
という話を詳しく書きたかったのですけれど、手帳作り(バレットジャーナル化)事情も一緒にすると、すごい長さになりそうなので別記事に分けようと思います。
今回は 年末からの日々を支えるために、手持ちの豊富な買い置き(いわゆる「積みノート」)から選抜した、とっておきのノートについての感想です。
黒い表紙のリングノートでお馴染みの、マルマン「ニーモシネ」シリーズから出た分厚いノートです。
2月頃の発売だったかな?
ニーモシネ自体は既に認知度も高く、良い製品であることはわかっていましたが“ビジネス向け”ぽくて硬いイメージがあり、さほど使用経験がありませんでした。
しかし今回のジャーナルノートは、(ハードカバー装丁のノートや手帳が近年とても好きなので)使ってみたい!と思ってたのでした。
詳細は上記↑ページです。
中身は120枚ですが、2センチ近い厚み… ちょっとした図鑑のような重厚感があります!
使われている紙も、90g/m2という、いちばん厚い筆記用紙が採用されているとのこと。
(普通の「ニーモシネ」ノートは80g/m2)
下記ページの解説によると、マルマンのハイエンドルーズリーフである「ジウリス」と同じ紙。
これはもう優秀なこと間違いない…! ↓
全ページにページ番号が入っています。
最初の4ページは目次が書けるコーナーです。
1ページあたり21項目、それが4ページ分なのですが、240ページのノートに対してこの数量なので、たとえばコモンプレイスブック的な使い方をする場合、少し足りないかな?という感じもあります。
ノートをどう使うかが頭に入っている場合、縦線で分割などして項目数を稼ぐのも有りかもしれません。
(私もなんとなく足りない気がしたので、とりあえずタテ3分割してこまかく使い始めました。それぐらいちまちま作り込んでも問題ないくらい、ゆったりしたレイアウトの目次ページです。)
メインの中身はこんな感じ。
見えない..と言うほどに薄過ぎないけれど、存在感を極力消している、小粒で絶妙な塩梅の濃度な5ミリドット方眼です。
タテにもヨコにも2/3/4分割できる目印も入っていて、工夫次第でどんな紙面にも出来そうです。
栞紐は2本付いてます。
Moleskineのように、後ろにポケットがついてます。
わりと厚紙でマチもついているので、たくさん入りそう。
表紙を留めるゴムバンドもしっかりと太め。
書き心地は、これはもう個人の好み判断にはなりますが、この厚みで、なおかつきめ細かい滑らかさがある割には、程よい筆記摩擦感(万年筆で書いていて、スルスルと微かに良い音がします)と、ペン先の当たりにスッと入っていける柔らかみがあるところがとても好き。
厚い紙のノートにありがちな「確かに裏抜けないけど、みっしりな硬さで書き疲れる」現象はこのノートでは起こり得ないでしょうね。
例えば、既に廃番とは思いますが、過去に何冊も愛用リピートしてきた「カバーノート」などもこの独特なマイルド感が本当に好きだったなあ。
これが、マルマンのノートが長く保ってきた個性なのだと思います。
前述の「カバーノート」の他にもう1冊、「ボストンノート」という忘れがたいノートも過去にありました。
今回のニーモシネジャーナルより更に分厚い紙(96.4g/㎡!)を使ったものでしたけれど、見た目も書き心地も大のお気に入りで。
↓ これを書いた時、マルマンの担当の方からメールを頂いて感想などのやりとりをした記憶もあります。
ボストンノート、廃番がとても残念でしたけれど。
今回使い始めたニーモシネジャーナルをあえてネイビー表紙で選んだのは、ボストンノートの紺色金文字な表紙が懐かしかったから… だったりします。
表紙の色は4種類あって、ニーモシネならではの黒、私が購入した濃紺、あとはミントグレーとライトグレーがあります。
お仕事用途に黒や紺は抜群に似合う雰囲気ですが、ちょっと真面目過ぎる感じもあるので、既にステッカーを貼ったりし始めています(笑)
次に買うならミントグリーンなどで可愛い感じにしたいかな?
そんなわけで、まああくまでも私見ではありますが→ 日本のジャーナルノート(本棚に並べられるくらい厚めハードカバーノート)としては最高峰と言ってよいクオリティだと思います。
定価は3300円ですが、Amazonなどでは(表紙色によっては割り引かれて)2000〜3000円の間で買えてしまうコスパも抜群です。
筆記具を選ばず快適に使えるので、A5サイズが許容出来るならばですが、ジャーナリングや日記などの趣味用途に取り入れるととても幸せになれるノートだと言えましょう。
下記記事にあるとおり、プラチナ万年筆の「プレジール」と格好良くセット化されているものもあり、進学などの贈り物としても喜ばれそうです。
というわけで、12月から開封して現在25ページ目の位置まで進行しているのですが、これをどう手帳化しているかはそのうちまた書きます。