買ったのは昨年の5月です。
悩んだ結果、思い切って購入し(4000円くらいしました…)期待通りの性能でかなり気に入ってたのに、ブログに感想を記録するのを忘れてたー!
製図ペンのイソグラフを買ってみたりして、昨年春は個人的に初めてロットリングブームがきてた時期。/
ロットリングのラピッドプロ、0.5mm芯用のシャープペンシルです。
シルバーと黒軸の2種類あり、
シルバー軸はサテンクロームプレート、黒軸はブラックエポキシパウダー
と仕上げ法が異なります。
全体的に光沢があるせいかクールな印象があって目を引き、ビジネス向けとしても高級感がある見かけなので、人気なのはおそらくシルバー軸じゃないでしょうか。
しかし私は、黒地+赤い輪っかこそがロットリングですよ!
という強めのこだわりがあったので、迷わずこちらにしたのです。
三角柱型の紙箱も、無駄なく美しいですよねー
黒軸のほうは全体がツヤ消しでくろぐろとしており、超微粒子加工された南部鉄器(?)っぽいさらさらとした触り心地。
ラミーのスクリブル軸とも見た目は似た加工なのですが、ロットリングのほうが立体的な粒子感で、手指が滑りすぎないぎりぎりレベルの細かさ。
しっとり感すら錯覚してしまうほどで、見事な加工だと思います!
25gと重めの軸で、重心はちょうど真ん中くらい。
ばねの力で芯をひっこめて筆圧を逃してくれるクッションポイント機能がついているのですが、芯も折れにくくてなかなか快適です。
(効きはかなり硬めなので、ペコペコ引っ込んで煩わしい..というものではありません。
私のように、書き進めるにつれて筆圧が高まってくる手には本当に有り難い。)
芯先部分が奥へ収納する仕組みもついており、製図系のデザインにも関わらずペンケースなどへの収納にも安心です。
(そういう機能がついているとは思えないほど、筆記時もパーツ揺るぎのないところも良い!)
そして個人的に特筆すべきは、ローレット部分のギザギザが非常にこまかく浅めに刻んであり、指先に金属が噛みついてくるような不快感が全く無いこと。
あのギザギザが指に当たった時の、丸めたホイルを掴んでるような触感が大の苦手なので…このタイプの他社製芯ホルダーも製図シャープペンもいまいち愛用に至らなかったのです。
手に優しい繊細なローレットグリップ、これが最大の「買って良かった」「さすがロットリングだ」のポイントだと思ってます。
いつものように4B芯を入れてしまいましたが、上記のクッション機能+軸の自重により、まるでフェルトペン先がついているかのような書き心地。
トモエリバーのようなすべすべした手帳用紙には、うっとりするような柔らかマイルドなフンワリ感が手に伝わってきて楽しいです。
(逆に、繊維感のある硬めの紙だと、芯の減りが加速したり手が汚れやすくなったりというのは出てくるかもしれません。)
ちょこちょことしたメモ書きやスケッチなどには柔らかい芯もいいとは思います。
しかしクッション機能もついていることだし、ノートに沢山書く系の勉強や原稿書きのような用途には2B-3B程度のほういいのかも。
4Bと2Bを使い分けたいので、シルバーでもう一本…という思考回路になりませんように。なりませんようにー!!
あ、そうだ。
消しゴムキャップのようになっているノック部分は、私所有の個体は少々緩くて。
筆記時にカタカタと揺れてぶつかる音もきこえました。
外から見えない、下部5mm程度の太さでセロテープを軽く巻いて差しておくと、防音効果+軸にしっかり留まって外れにくくなります。
購入後この点が気になった方にはオススメの処置法です。
重さがあるし、芯のパイプが長めなシャーペンなので、好みは分かれるかもしれませんが。
ハマるととにかくホメたくなる件が多いです。
↑ 他に0.7mmと2mm芯用、ボールペンもあり。
●関連過去記事:
↑ 持っている中では最高に格好いいデザイン。嗚呼これで0.5mmが欲しいなあ。