パイロットの大ヒット1000円万年筆であるカクノ、いよいよ極細のEFペン先が展開され、さらに透明軸も登場!
とのニュースを聞いてからずっと楽しみにしていました。

発売は8月からだと思っていたのですが、普段からいい感じの万年筆コレクションを披露している方々が「カクノは別腹」「これはノーカウント」と言い訳?しながら早速楽しんでいるので羨ましくなり(笑)
Amazonで探したら普通に買えてしまったので、私も!

インナーキャップの白以外は差し色もなく、ロゴもごく小さいので、透明感が想像以上にあります。
クリップもないシンプルデザインなので試験管のように見えるのも飽きが来なくて良さそう。
柔らかめの六角軸であることもキラキラと光沢を引き出す作用となって、すごく綺麗なんですよ。
せっかくの透け樹脂軸です。
どんなインクで使おうか?
という悩みを抱えつつ開封し、コンバーターを装着しました。
(パッケージには黒インクのカートリッジが1本同梱されています。)
昨年発売された「con-40」をたまたま買いおきしていたので助かりました。
インクの棚吊りを防止する極小の金属球が4個も入っているんですよね。
入る量は少なめなんですが、ツマミのパーツまで透明樹脂であるところがこの軸向けでしょうか。
(大容量でガンガン使えるプッシュ式のcon-70も入ります。)


今度のペン先の”顔”は、舌出してるんですよね!
可愛い….

EFはカリッとした書き味ですが、こまかくきりりと線が入る感じで良いです。
(より滑らかさを味わいたい場合は、パイロット社製のインクをお使いになることおすすめします。
インクによって書き心地けっこう変わりますよ。)
金ペンの系統と違い、こりこりと硬め。
ボールペンぽい実用さで書き進んでいけそうです。
これもまた「インクによる」のですが、ゲルボールペンの0.38あたりと同等またはちょっと細めぐらいの線巾に感じました。
見た感じの線はFとたいして変わらないかもしれないですが、書き心地がいかにもトンガってるのがいいんですよパイロットのEFは!

入れたインクは、エーデルシュタインのアベンチュリンです。
極細な線でもパッと存在感が出る、元気なグリーン。
オマケで頂いて以来、実はあんまり使っていなかったのですが…やはり良い色じゃないですか。

濃い色味であるせいか、コンバーターの中では限りなく真っ黒。
しかし首軸内部〜ペン先根元あたりに薄く溜まっているグリーンがなんとも美しいです。
(con-40の吸入が初めてだったので「もっと入るんじゃないか?」と悪戦苦闘した結果、指先がキュウリのように緑色になりましたトホホ)
好きなインクの数に合わせてこの透明軸を色鉛筆のように増やしたいという人、きっといらっしゃるでしょうね。
この可愛い透明軸を、ジャラっとペンケースに何本か放り込んで持ち歩きたい!という誘惑にも駆られますが…
ここは強固な意志で自制したいと思います。
★関連過去記事:

↑このスポイトは今も大活躍中です。

↑ con70が入らない初期のカクノ。