\ 旧ブログの文具カテゴリー記事、毎日こちらへ移動作業中/

プラチナの古典インク(クラシックインク「ラベンダーブラック」)を使ってみました。

この記事には アフィリエイトリンクが含まれています。

前回、フォレストブラックインクについて感想を書きました。

いわゆる”古典インク”についての話は上記過去記事にまとめましたのでどうぞご覧下さい。
そして、フォレストブラックの他にもうひとつ購入してみた「ラベンダーブラック」も非常に気に入ったのでご報告です。

170212

「フォレストブラック」が、色変化が思っていたより少ないというのはわかりました。
(素の色がとても良いミドリなので、そのことについてはさほどガッカリはしてない…。)

その一方でこちら「ラベンダーブラック」は刻々と変わっていって結構面白いのですよ。
上の写真内でボトルのフタ裏に付いたインクがかなり赤いのにお気づきでしょうか。

試したのはコレクトの情報カードなのですが、紙に置いたその瞬間は「赤インク…!」と思うほど鮮やかなんですが。
書き進めていくと、3文字遅れぐらいでスッ..と暗くなり始めます。
やがて1,2行前の色を眺めるとまるで違うインクを使ったかのように紫となっており、数時間、1日ごと、とまた少しづつどんどん深さが加わっていく感じです。

この過程もまたフォレストブラックの時と同じく、書くペン先のインク出や、紙質によっても相当な差があります。

たとえば下の画像の左側は(上のカードと同じものですが)、筆記後2日ほど経った時点です。
他の染料インクを試したときに使っても思うのですが、コレクトのカード紙はインクが変色しにくいです。

右側は筆記後1時間しか経っていないんですが、フランクリン・プランナーのリフィルは古典インクの暗色化スピードがとても速いことがわかります。
この黒みを帯びた「枯れ紫色」、目にもまぶしくないし文字書き用途にはとても使いやすいんです。

170214

ゲルボールペンのシグノにボルドーブラックという似た色があり、比較した下の画像が(何故か)Instagramでかなりの閲覧数だったのですが、この写真では、ラベンダーブラックのほうがいくらか暗く見えるでしょう?

170214

しかし!最初の数文字時点では全く違うんです。
赤くて派手なので全然似てないじゃないかと思うのですが、一行書き終わる頃にはシグノと同じ色になり、カメラを向ける頃には更に暗くなってしまうんです。
“派手赤”なときの一瞬に間に合わないのですよ。悔しい〜。

とそんなわけで、当初はフォレストブラック1個だけにしておこうかと思っていまして、ほんの「ついつい出来心」でもう一つ選んでみたラベンダーブラックだったのですが、ここまで気に入る色だとは思いませんでした。
刻々と変わってはいきますが、躑躅の花を連想させるような可愛い色のインクでありながら色彩雫インクとぜんぜん違う裏抜けない強さ(笑)もまた大いに魅力です。

手持ちの中で休眠させていたプラチナのニース ロゼの中字(これもまた前回記事のカスタム74と同じく、自分内EFブームが到来していたという理由でインクを抜いてあった)に入れて使っています。

ピンクゴールドのペン先にぴったりと合うインクなのです。
いくらかフロー多めなのが気になることがあったペン先だったけれど、今回のラベンダーブラック入りになって、惚れ惚れするほどスッキリした書き味に変わりました。
細字と違い、ほどよい濃淡と黒みが味わえるインク出なのも良いです。
ここにきて、自分内中字ペン先ブームも来てしまいそう…

上記購入時の記事に書いたとおり、表面のすりガラスな加工など含め、持ち心地も楽しい軸です。
お揃いで他のペン先も欲しいわあ〜などと恐ろしいことを考えているうちに、これがピンク色になった「ニース リラ」が発売されてしまい、現在進行形で動揺しているところです。どどどどうしよう

番外編ですが、フォレストブラックとシグノのグリーンブラックも較べてみたのがこちら。

170214

シグノのほうが少し黄色みがありますがこれも似ている色です。
フォレストブラックの、ちょっとづつ「そういえばなんか暗くなってきた」というスピードで、枯れ渋なモスグリーンになってきているのも日ごとにわかりました。

 
今回のインク、なかなかよい買い物でした。

インク好きの界隈では「シトラスブラック」の激変ぶり
(目に見えないくらい明るい黄色から、みるみるうちに茶褐色へ!)
が話題なので気になりますが、まずは、このラベンダーブラックとフォレストブラックの2色を楽しく消費していこうと思っています。

170212

発売したてなので下記ページ内でも現在品薄かもしれませんが、いずれ在庫も戻ると予想します。
今回私はAmazonで購入しました。

  • URLをコピーしました!