これは、モンブランの165、シャープペンシルです。
先日の万年筆149といっしょに、これも買ってきましたー。
そのうち通販あたりで入手しようかとも思っていたのですが、DFS価格だからこその機会でもあり。
それにしてもこのての「高いの」は全くの未体験だったので。
まずは触らせてもらわないと。という程度の気持でお店の人にみせてもらったのです。
このごろシャーペン好きなので普段もいろいろ使うようになってるし、ドーンと思い切ったのを1本買っておけばコマゴマ大量に集める気にもならないんじゃないかという妙な期待もあり…。
一番最初に手にとらせてもらったとき、おおっ?と言うほどにズシっと重かったんですよ。
重心はリングのすぐ下くらいで、軸の長さのだいたい真ん中なんですけれど、余計な筆圧をかけずに書きつけられるであろう、絶妙な重量感…。
それに一瞬で惚れ込んだのでした。
実際、スタッフの方が、機構を説明ついでに”芯を格納して送り出すところの部品”を取り出して見せてくれたのですが。
万年筆やボールペンとまた違った感じの、「メカっぽいものが入ってる」重さがなんとも心地良いのです。
これは、ツイストノック式といって、上半身(?)にクイクイっとヒネりを繰り返すことで芯が出てくる仕組みです。
芯は5本くらいまでは内部に収容できるみたい。0.5ミリ芯用です。
かつてはボルドー軸でも0.7ミリ芯対応で有ったらしいのですけれど。
鉛筆系だからこそ、コマカク書き(描き)込むのも楽しいものですし。
最近はそれほど太芯へのコダワリも無く、細い芯のシャーペンも使ってるんです。
「0.7ミリ芯対応の黒軸をもうひとつ買えば中身パーツを入れ替えられるんですよ!」
という、すっごく微妙なセールストークもされたけれど…そこまではちょっとね~…
少々細身ではあるので、携帯用にも向いているような気がします。
(なんのひっかかりもない樹脂と重さのせいで、手の大きい筆圧が高い人がいきなり書くとつるつる滑るかもしれないです。
万年筆の146と同じ系列の太軸サイズのものもありますが、これは0.9ミリ芯だそうです。)
というわけで、使い心地、とてもいいです。
思い切ったけれど買って良かったな、と。
いまのところ机上では、情報カードやミニ6リフィル程度のサイズのものにメモするときなどにいちばん使うかも。
0.5ミリ芯のストックなんて学生時代以来の在庫しか持ってなくて。
元々入っていたモンブランの芯はたぶんHBなんですけれどかなり硬いので、近所のロフトでごく普通の2B芯を購入。
パイロットのを選んでみました。
3Bなどのもっと濃いのもあったので気になる..。 これで、スルスルと書きつけられるようになりました。
シャーペンなら当たり前なんだけれど、「消せる」ということがとても便利。
気取った時だけでなく、本への書き入れなどの勉強系にもきっちりと酷使したい気が。
(そしてまた、これも当然なんだけど、滲みも裏写りも乾き具合も全く気にしなくてヨロシイ。楽じゃん!)
そうそう、このボルドー軸で購入した理由は、いままで買ったものたちと「お揃い」で使えるから。
最初に買った万年筆145、そしてボールペン164ときたら次はシャーペンもこれで。
というわけで年に1本づつの「3本セット」達成なのです..。
ペン皿に並べるとかなり楽しい。
いままで、どれも重宝してます。
ボールペンは、メモ等だけでなく、契約や署名などのここぞという時の書類の機会に必ずお供してもらってましたので、外出回数も今まで多かったです。
万年筆は、Fニブなんですけど、ペン先の小ささと細身なことで149と対極にショリショリと鉛筆っぽい感覚です。
ペンクリニックで川口氏に完璧に整えてもらったのでコンディションは最高。
カートリッジ・コンバータ両用式というメンテナンスのしやすさも手伝って、わりと頻繁にいろんなインクを出入りさせているかも。
先月くらいまでプラチナのブルーブラックの枯れた青みを楽しんでましたが(あの200円万年筆「プレピー」で気に入ったインクなのだ)、今はモンブランのボルドーインクを入れてます。
少し滲みやすいのですが、単なる「赤入れ」だけに使うのはもったいないほど最近のマイブーム。←し語 軸色にもぴったりな、実に秋らしい、味のある色なのです。
というわけで、モンブランを3本セットで持ち歩くなんてことはまずない(ボールペン+シャープペンならあり得るかな?)と思うのですけれど、この景色ばかりは「愛好家のささやかな満足感」てことでっ….。