
というわけで、今年の「初」万年筆です。
マイスターシュテュックの145(ボルドー軸)をペン先F(細字)で。
本日銀座にて受け取り立てのホヤホヤ.. (購入は12月のことだったのですが、またもや名入れしたくて年またぎで預けてました。)
ショパンのピアノコンチェルト(1番と2番)が入ったCDが同梱された、「オマージュ・ア・フレデリック・ショパン」というモデルです。
私は何故か、「145」と「ショパン記念モデル」は別物だと思っていたので、「CD入りの箱にお入れしますね」と最後にお店の人に言われて、ああこれはアレだったのか!と気付いた次第。
前回購入の146よりさらに細身で、ペン先も小さめ。
短いというわけでもないのでミニペンの部類には入らない(と思う)のですが、手帳用に携帯したり女性が使うには向いているとよく聞くモデルです。
145は、このボルドー軸と、スタンダードな黒軸、そして金具が銀色の黒軸の3種類があって、本当に、店で見せてもらうまで全く決められず、どれにしようか迷いまくってました。
146は黒軸で持っているんですが、この、樹脂の艶と黄み控えめな金色具合のバランスがかなり好き。
金色パーツのペンは嫌いだと思っていたのに…。
銀色金具系(プラチナライン)は、以前から「私がモンブラン買うとしたらコレだな」と思っていたタイプであるにもかかわらず、実際みると想像以上にビシっとクールな印象が強くて怖じ気づいて?しまい。
それで前回は買わなかったんですよね。
ボルドー軸は、こういうお店特有の黄色いスポットライトのせい(彩度も光沢も数割増しになる)だとはわかってたんですが、とにかく今までカタログやweb上の写真でみていた感じと全然ちがう色だったので。
まるで漆塗りような和の紅色に輝いていたのを目にして、これではじめてこの色の軸への物欲が首位に立った!
金色のパーツなので、華やかだし。
というわけで、実際見せてもらってからは、まるで呼ばれたようにボルドーに即決してしまったのでした。
(部屋の蛍光灯の下ではわりとブラウンっぽい感じも。
これはこれで落ち着いてていいよね。
うんと年取っても違和感なく使える赤味というか。楽しみだ。)
145はカートリッジ/コンバータ両用式です。
コンバーターも同梱されているので、好きなインクですぐ使える状態。
モンブランのものは初めて見たのですけれど、中に小さいバネのようなものが入っていて、これが常に動いて「かき混ぜる」ことによってインクの気泡による不通を防いでくれるのだとか!
(なので、ペンを持ち上げると、内部でなにかが上下する微かな音が。)
以前購入の146はEF(極細)で使っていて、こちらもペン先の状態は惚れ惚れするほど調子よく、こまかい日本語を書き込むのにとても向いている感じがします。
それだけにやはり「もう少し太い字もこれで味わえたら..」という思いはかなり。
だから今回145はもう一段階太いFニブにしてみたのですが。
こちらも、書き心地最高です。
適度にしなるからなのか、線に日本語的表情をつけられるけど、シャカシャカと勢いで書ける硬さもあり。
私の癖とペン先の筆記角がぴたりと合っている「一致感」にかなり感動中。
これは、前回含めていまだにモンブランのペンでしか味わったことがないんだよなあ。
線幅も手帳含めて幅広い用途で使えそう。わーい楽しくて気に入った!

重さは、キャップつけてが最良な感じです。
細身でも軽すぎて落ち着かないということもなくちゃんと先のほうに「ずっしりポイント」が存在する。
カートリッジに替えたりするとまたこの感じも変わってきそうですけれど。
145は146以上に私に向いているバランスであるような気が。
(ちなみに、146のほうは最近は、キャップなしで書くのがお気に入り。)
と、べた褒めではありますが、やっぱり、ペン先が小型で可愛らしすぎ。
いかにも携帯用っぽいボリュームなのが残念かも。まあ、その用途がいちばん多いモデルなんだろうけど..
私的にはとても気軽にコレクションできる単価ではありませんが、モンブランのペンは、マイペースですこーーしづつでも、お気に入りを増やしていきたい気がします。
次回の物欲耐久ポイントはやはり、超割安購入のチャンスである、空港内DFSのモンブランブティックか..