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沖縄からモンブラン149を連れてきました。

これは、先月に沖縄の免税店で買ってきました。
帰宅後すぐに、名入れとペン先交換を銀座の本店に依頼したのですが(たいていのペンがそうだったのですがDFSではMニブの在庫しか無かったので。Fに替えてもらいました。)
先日ようやく受け取ってきたところなのです。

かれこれ何ヶ月もずーっとずーっと、「次に買うモンブランを何にするか」というのをうっすらと、しかしじっくりと考えてきました。
以前から日々の愛用となっている149のMですが、購入後に調整送りになったりの紆余曲折を経ましたが、「実に素晴らしい万年筆だ」と使う度に今も感心。
キャップをつけない軸の状態が直径といい重量バランスといい、”指に溶け込む”というのは言い過ぎかもしれませんがそれくらい、スポっと私の指のなかに自然にハマリこむんですよ。
この大きさゆえの一体感がもうお気に入りなんだよなあ…というわけなので。
贅沢ながらも「いつかは」M以外のニブの149も所有してみたいものだ!とうっとり考えてた私。

通貨事情のせいもあってか最近の欧州ブランド製品の値上がりの著しさに悲しくなっていましたが、沖縄行きを機会に訪れることの出来たDFSの3割引近い値引きに感謝です。
(マイスターシュテュックなどのベーシックなモデルだとそうなんですが、限定系のものだと5%引きくらいでした。)

MとF、ペン先の見た感じもずいぶん違います。
Mは横方向にも広い大きなペンポイントがガシっとついていますが、今回のFは「上から見るとシュッと細いけれど横から見ると厚みしっかり」のまさに長刀っぽい様相。
書き心地は、まあ両方硬いですね。
Fでもまだ新品なので、先端までかっちりとしています。
とにかく149と較べれば146EFなんてシナシナ(?)に思えるくらいです。

でも、上に書いたように、サイズ的な手へのハマリ具合と、かなーり硬質ながらも書き進めるにつれて力加減をマイルドに吸収してくれる不思議な無重力感がホントに面白いのです。
2本目を、B以上でなくあえて細字方向のFにしたのはやっぱり、こまかい手帳みたいな書きものでも堪能したいから。
(とはいえ、フランクリン・プランナーの4ミリくらいの罫線にもMニブ使ったりしてますけどね…1.5行使うくらいがちょうど良かったりするけど。
このリフィルの、適度に吸い込みの良い紙質によるところも大きい。
149も使えるからフランクリンに戻ったといっても良いのだ実は。) そんなわけで、MとF揃ってれば私の用途では鉄壁って感じがするなあ。

ペン先の状態は非常によいです。
楽々に自重で豊潤に線が出るけれど、締まったFらしい細さ。
完全にMと使い分けられる線が出ます。

で最後に。2本の149の見た目をどう区別しているかといいますと。
はっきりペン先に明記されているわけでもなく、ましてやキャップを閉じたときの見分けはつきませんので、名入れの書体を変えました。
Mは「スクリプト」で新しいFは「ラウンドスクリプト」で。
ラウンドスクリプトのほうは、優雅に筆記体的に字がつながっている「スクリプト」と違ってひと文字づつ独立しているので、こちらのほうが活字っぽくはっきりしてますね。
でも大文字のYなんかは双方の書体が綺麗な形なので満足です。
(あ、名前なんかじゃなくて「F」とか「M」とか彫ってもらったほうが区別用としては良いのか….?)

というわけで、「今年の」最初で最後の大物ゲットは終了..。
長く大切に使っていきたいと思います。

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