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金ペン堂でペリカンの800を買いました。(5年ぶり2本目)

神保町の金ペン堂、ついこの間行ったような気がしていたのですが2008年以来でした。
ここで前回購入したEFペン先の緑縞は、もうずーっと素敵な書きごこちのまま日々稼働しています。

M800はそのずっしりなボリュームゆえに、体調によっては「ちょっと重いかなぁ」と思ってしまう時もあるのですけれど。
しかしそれ以上に、金ペン堂チューンの心地よさで休眠させるヒマも無くて。
そろそろまたペン先違いで仲間を増やしたくなってきたので、今年踏み切ってみようと決心。

行き方自体ほぼ忘れていましたので、近年の訪問レビューが掲載されたブログやGoogleマップのストリートビューでじっくりと事前調査はお約束で。

辿り着いてみると、何も変わってなくてひと安心です。
(ご家族の方なのかもしれませんが、中の人が増員されていました。)
常にお客さんが出たり入ったり問合せの電話が鳴ったりで、極狭の店内はなかなかの活気。
ショーケースの中に、ペリカン達が型別・色別にまとまってピカピカ大量に並んでいる風景、ああこれも以前のままだ!

やはり前回と同じく、万年筆のお金を払う人のうしろにおとなしく並んで順番を待った私です。
「800の太さで買いたいと思ってるのですが。」
と、(きっぱりとその気満々で)即反応いたしましたよ!

それ以降のあいだは私以外の「買いに来たお客」もなかったので、店内混雑することもなく。
EFも以前買いましたという件からじっくり和やかにお話が進んで、楽しかったなぁ。

Mはだいぶ太いですよとも言われたのですが、既に持っているペン先達との使い分けを考えると、ベストな選択であろうという考えは揺るぎませんでした。

ペン先は調整済みで販売されているとはいえ、何通りかの個性別にざっくりと分けられているような気がします。
とりあえず渡された1本目を試し書きすると、その様子を観察されてすかさず
「いやこっちのほうがきっと書きやすいかもしれません」
と違うのを渡され。

「もし、前の時代の平らな研ぎの感じがよければこっちも書いてみてください」
というのも体験させてもらいましたし
(でも先方の予言の通りこういうのは、適応筆記角が限定されるので私の手には書き出しに少々難があり。
それ以降の書き心地はいかにも、ちょっと以前のペリカンの感じだったので楽しかったんですが。)

とにかく、まったく書き心地が異なる何本かのM800中字で「星野」と書き試しているうちに。
「たぶんこれが一番気持ち良く書けるんじゃないかと思いますね」
と手渡されたものは、いままで体験したことないようなトゥルン(?)とした豆腐のような滑らかな筆記感。
それでいて、ショワっとした筆記音もあるんですが、インク出はたっぷりとしています。

「…おおぉ…これは面白い…良いですねー!!」
と驚いていると、
「その(私の)書き方には合ってると思うんで、これにしますか?軸の交換ついでにもう少し(調整を)やっておきますし」
とのことで。わーい。

 
青縞-金トリム軸にしたのは、まあシンプルに言えば消去法的に「持ってない色味がこれだから」という理由が一番大きいんですが、近年はシルバーよりゴールドと組み合わせた色軸のほうが好きになりつつもあり。
いつも赤系の二番手候補として迷っていた配色ではあったのです。
残り3本しか飾ってなかった赤縞軸が800ではもう製造されない色であることも知ってはいましたけれど、既にM400のBニブで所有しているのでぐっとこらえ、スルーということで。
それじゃなくても去年600のルビーレッド軸を買っていますので、赤ばっかり続くのもどうかと思いました…。

ちなみに、ダメモトで尋ねてみた茶縞軸は
「ここのところまた急に問合せが増えてあっというまに」
旅立ってしまったとのこと。
皆さん、考えることは一緒ですね!

  
もちろん、ここで買うならこれしかないなという感じで、さっそくウォーターマンのブルーブラックを入れてもらいました。
(耐光性をのぞむならパイロットのブルーブラックがおすすめとのこと。)
ウォーターマンBB、私が所有しているのはいまだに前のラベルデザインのボトルなのですけれど、現行の新版は成分もちょっと違うのだとか。
帰宅後使ってみると、緑色への変色は相変わらずだし ← これはむしろこの現象が好きだったので安心した どう違うのかな?という感じはあるのですが。
青みの深さが少し違うような気がしなくもない?
・・・とにかく、現在使用中のマルマンボストンノートの上では書き出しの見事な藍色を経て、すこし経った頃にはもう、夜の海のような深い青緑となっていたのでした。

ちなみに、キャップが固まりがちなウォーターマンのボトルは、あくまでも私の解決法ですけれど、こりゃダメだわと思ったら、しめたまま水道の流水の下にボトルをさかさにしてくぐらせます。
そうすると、蓋がしまってるはずなのに、その周辺でかたまったインクがするすると流れ落ちる!
そうなったあとにギュッとまわせば大抵外れます。
くれぐれもペンチなどでキャップをぶっ壊してはいけません。

とにかく、このインクは新旧混ぜるのはおすすめできないとのことでしたので(まあ確かに、うちのはだいぶ古いインクではある。)、以前のほうは他のペンで使い切ってくださいねと言われ、新ボトルも一緒に。
あと、ペリカンの箱に入った小型革ペンケースもオマケで頂きました。
その後、透明軸をつかった吸入実演やら、お手入れ-管理法までビッシリ書かれた紙もつけてもらい。
最近、慣れのあまりか諸々ちょっといいかげんになっていた気もするので、よい矯正となりました。
勉強になったなあ。

そしてうまいこと再び新客が歩み寄ってきたタイミングで、ご挨拶して帰ったのでした!
ああよい買い物をした。満足であります。
次(また5年後?)は、ホワイトのM400が可愛くて良いかなぁ。

 
自分はわりとドライめな(インク出がそう多くない、筆記音もうるさいくらいの)ペン先が向いているのだと思いこんでいましたけれど。
今回のはすべすべショワショワの豊潤フロー。
 ↑何を言っているのか自分でもよくわからないけどそんな感じ。いわゆるヌルヌルっていうのではないと思う。
良い仕上がりになっているので書き味がコレジャナイと思うようになったらいつでも持ってきて下さいねとのこと。

まだまだ万年筆の世界は奥深いのだ。
と深々と頷きつつ、ノートにあおみどりの文字を書き散らしている毎日です。

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