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金ペン堂でペリカンの800を買いました。(誕生日用)

わー。今日でまたひとつ大きくなった。
お世話になった方々に御礼申し上げます。

…というのを理由にしてみた記念の品(かつ今年最大の目玉ペン)は、ペリカンのM800にしよう!
そしてできれば、これを機会に金ペン堂デビューもする!
と、ずいぶん前から計画していたのでした。

ペリカンは既に、書斎館で購入したM400でEFとBM605(コンコルド広場)でMを持ってるんですけれど、ほぼ3年越しにガシガシと使い続けているのでかなり良い感じに育ってきてます。
大量に書きものをし続けるときにとにかく疲れないし、気取りなく実用で使えるブランドなので。
日記や勉強ノート用、などにいちばん活躍しているかもしれないです。
やっぱりここにきて、憧れのM800を所有するタイミングに入ったかと判断。

というわけで、愛読している多くのブログで金ペン堂での買い物シーンを予習したつもりになっていたし、Googleマップのストリートビューで、駅からの通りの様子も頭に入れたので(べんりな時代になったものだね。)ようやく先日出掛けたのでした。

雨がしとしと降っていて、お客3人で満員になるような面積の売場だときいていたので、さてどうであろうと緊張して店頭に接近したのですが、ちょうどおひとりさまが何かを購入してお金を払っているところでした。
その背後で店内を見て回る..なんてできるスペースもなかったので、きょろきょろしながら落ち着き無く立ち尽くす私。
ガラスの向こうの陳列スペースに、同じ種類のペンが、これほどたくさん束になって積んである風景は見たことなくて、圧倒されました。
(そこかしこに、ペリカンの緑や赤や青のピラミッド状山脈がっ。)

あまり眺め続けていると他のペンに心が揺らぎそうだったので、店主の息子さんであろう方に、会話の初っ端からペリカンの800を買いに来たことを(当初の計画通りに)宣言です。

途中で更にお客さんが私の後ろから、声をかけながら入ってきて
(なんとなく、どこかの万年筆関連コラムか雑誌かの写真でお見かけしたような…)、
奥から、ポケットにペリカンを2本差し込んだ店主氏がうきうきした感じで出てきました。
おぉ。とてもお元気そうです。
この状態で半分お店の外に出て応対されてましたが、これで既に敷地内ぎゅうぎゅうです(笑)、でもなんか楽しい~
ここで取扱いを終えたというモンブランはカウンター下のケースに並んでいて、すこし気持がぐらぐらしたのは確か。
149は売り切れてしまったそうですが、146はPシリーズともに何本か、細字を中心に残っていました。
145に至ってはまだまだたくさんあったような…

“買いますオーラ”がめらめらと燃え盛っていたので、お試し用のペリカンが引き出しから次々に出て来て、楽しい時間を過ごしました。
「まだ持ってない」という消極的な理由もコミでFニブ緑縞を考えていたのですけれど、どうも、手持ちのコンコルドのMニブに(紙当たりも線も)近い感じ。
あと、欲しいと思っていた字幅より太い気がします。
アドバイス頂いたとおりに、普段よく使うような大きさの字で住所や名前などを書いてみたのですけれど
「EFのほうがいいかもしれませんね..」
とのこと。
うーん、EF向けだと言われるのはペンクリニック以来二度目だよーん。

以前は、M800のような太め軸なのにEFを買うってバランス的にどうよ(ペリカンは太字のほうがえらい)と思っていたのですけれど。
書いてみると、すっごくいいんだこれがー!
ここで、変な先入観は崩壊。

軸直径やペン先そのもののサイズも全然違うから、400のEFとはまたベツモノですね。
使い道が次々頭に浮かぶ、今の私には絶好に実用的な線が出る。
400を購入後にしばらくの期間悩んでいた「針先っぽさ」は当初から微塵も無し。
(予想していたよりも、ペン先は頑丈で硬い感じがしました。使い込めば変わるかもしれませんけれど。
手持ちの中では146EFのほうが、先がシナシナする感じ。)

自分でもあっけないほどの即決でEFをお買い上げしてしまいました。
そしてやっぱり緑縞で。

私個人の書き方に対して完全に合わせて調整してあるわけではないのですけれど。
しかし間違いなく、すぐに正しく育ってくれるであろう正しい道すじがつけられた、とびっきりの「良品」に仕上がっている印象。
帰宅後に開封して、腰を落ち着けて書いてみてそのときもやはり、「うぅむ」とウナルほどに感心しましたから。

お約束のごとく、一番のおすすめであるというウォーターマンのブルーブラックを入れてもらいました。
このインクは、エキスパート購入時のお試しで使ってみたきりで、ボトル購入も初めてです。
気のせいか、カートリッジより深青→青緑への変化が高速な感じがする~!?
紙によってはみるみるうちにグリーンがかってくるので、面白い…これはこれでかなり好きな色味なので私はずっと使い続けるつもりなのですが、ブルーブラックといってよいものなのか不思議なインクです。
ちなみにモンブランのBBインクを、サファリで(←とあとから慌てて付け足しで言い訳した。)使っているというと、フっ..と表情が曇って、首軸の先の金属のところが変質してしまうのでペリカンでは使わないでくださいねと言われました。
その他、お手入れ方法や保管の仕方などを懇切丁寧に教わりました。
金ペン堂では、透明ペリカン(M205)が文字通りのデモンストレーターとして大活躍なんですね。

というわけで、素晴らしいお買い物が出来ました。
(ありがとう夫。) 今までも金ペン堂で買ってれば良かったんだろうなあ。
敷居が高いという思い込みで躊躇していたのが惜しい。
と同時に、昔のように「買っても買っても次が欲しい」的な時代が終わってから知ったゆえにおサイフ的には幸運だったのかもという安堵もあり、です。

書くほどに楽しくて仕方ないので、もうばりばり使い込みますよ。
よい年月が過ごせそうです。
まだ入手後数日のホヤホヤ状態なので、もう少し経ってのレビューをいずれまた。

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