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紺碧色のインクと、赤革ペンシースを買ってきました。

金曜日、打ち合わせの帰りに(ああ都会って怖い..何でも売ってる….)渋谷の伊東屋から連れてきてしまいました紺碧インク!

いまやなにかと重宝して順調に消費している月夜インクなのですが、これを買ったときから、
「春になって桜でも咲き始めたら”紺碧も欲しい”モードに突入するに違いない」
と確信していたのですけれど、やはりね〜。
突然、スイッチが入ったように!欲しくなってしまいました。
寒いときも快晴な日が多い関東に住んでいるとあまり実感がないことですけれど、日本海側(新潟)に居た頃は、冬といえば灰色空からびしびしと雪が降っていてそれが同じように続く日々でした。
それが3月くらいからようやく天気が変わってきて、「おおぉっ。空って青かったんだ。ウツクシイ!」と心底から感動する日が突然くるんですよ。
…..というようなことをつい思い出してしまう、明るくて深くて綺麗な空の色、なのでした。

とはいえこの、明るい青色、以前から欲しくて、「(ペリカンの)ターコイスにロイヤルブルーをブレンドする」という方法で自作を試みたことがあったんです。
なんとなく似ているような色にはなるんですけれど、どうもくすむというか透明感が低下して微妙。
作ったインクも、そのときの限りで使い切ったあとはやめてしまいました。
ヤード・オ・レッドのブルーインクが理想に近い感じであろうとコミミにはさんでいたのでそのうち…と思っていたのですが。
今回この紺碧インクの色見本を店頭でみせてもらうにあたって、あーこんな感じ、コレでOKだわ。ということで。

水色というほど明るすぎることなく、存在感のある華やかな発色です。
ロイヤルブルーな紫寄りの赤味もないので、青インク好きな皆様にとってもなかなかこれは「他に無い」感を味わいつつも、これからの季節重宝するであろうなと。
きらきらしたブルートパーズみたいな青です。
(にじみやすさ等々の性質はまあ、これも月夜と同じく、良くも悪くもパイロット的と言えるかと思います。)

私の持っている中ではそらいろキャップレスにこれ以上ないほどぴったりくる色なんですけれどねえ..
(現在、ブルーブラックのカートリッジを入れて毎日のように使っているのでその席を譲るわけにはいかず。)
意外にセーラーの長刀ペン先にいれてみるとしっくりきたりして〜…

というわけで、本日から使い始めた春の碧インクです。
このごろは通販サイトでも在庫が安定してきたようなので、皆様もぜひ。

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赤革のペンシースです。
コレも同じ日に購入。
(渋谷マークシティに入っているブルーブルーエで。
手提げバッグなど、かわいい革モノが増えていてあれもこれも欲しくなりました〜)

このタイプは以前からひとつ欲しかったのですけれど、素材が高級すぎたり大人っぽすぎる地味な染め具合だったりして、可愛いのがなかなかなかったけれどようやく。
ほどほどに厚く、堅めの手触りの革ですが、1500円という買いやすさに即決です。
他にもブラウン系や白なんかもあって迷ったけれど、やっぱり目にとまりやすい赤で。

フタやファスナー付のものよりは中身が取り出しやすいのが魅力。
全体的な厚みが控えめなので、そのままバッグのポケットなどに差しても安心。
あと、一回り大きめのペンケースやポーチに放り込んで「ケースINケース」的な役割も意外に便利で。
(これに入れて「隔離」できるおかげで、ガシャっと束ねて持ち運べるランクの文具と、”それなり”の万年筆が同じ収納場所のなかで持ち運べますから。)
写真のように、細身の筆記具ならば2本並べて収納できるのでちょっとした用事にはコレで十分。
149がぴったりとクリップを出した状態で固定できるサイズなので、そこそこの太軸でしたら気軽な一本用シースとしても重宝しそうです。
こういう、「最低限だけど機能的」な感じにひとめぼれだったのでした….。
小さなカバンで身軽にお出かけするための必需品になりそうです。

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