先月、銀座の伊東屋に行った時に買ってきた日付印です。
(スタンプやラッピングペーパーなど、クラフト関連グッズがたくさんある8階売場)

文具のイベント等で、有名アーティストやインフルエンサー(?)とコラボして独自デザイン文具が発売されること、最近増えてるようで、これもその中の一つでしょうか。
サンビー株式会社の回転式日付印にデザイン枠を取り付けたものです。
商品情報に関しては、下記のページを見つけました。
以前の「文具女子博」を機会に制作したもののようです。
私が購入したのは、「イカロス先生の夜の森観察日記日付回転印」 5,478円(税込)です。
本型のこまかーい絵柄がとても好み!
このアーティストさんの、ジャム瓶やキノコなど他のデザインが入った回転日付印や、イラストレーションだけの木製スタンプも伊東屋には揃ってました。
(通常の通販サイト等での入手情報は見つからなかったのですが、遠方の方は伊東屋に問い合わせてみてもいいかもしれません。)
サンビーの日付印を使うのは初めてなのですが、スタンプ好きな方々のSNS投稿でよく知っていたメーカーです。
その中の、「テクノタッチデーター」という回転日付印がベースになっているようです。↓
C型 (年号1連式本西暦タイプ)という機構の周囲に4センチ弱の正方形のデザイン枠が取り付けられていて、その面積ほとんどいっぱいに、繊細な模様が入っています。
色鉛筆など重ねて、塗り絵としても楽しめそう…
よく見ると絵柄の中に「TODAY」の文字も入っていて、ノートに日付印として使うのにとてもオシャレではないかしら(と、売場で興奮しました)
購入後に試し押しをして、デザイン枠と日付印部分の高さを合わせるのが(ここをうまくやらないと、日付か模様、どちらかしか押せない残念な現象になるので…!慎重に調整しました。説明書は捨ててはいけません。)すこし苦労しましたけれど。
日付のベルトはスルスルとても滑らかに、スライド部分はカシャカシャと小気味よく動き、機構の精密さを感じます。
噂に聞いていた「サンビーのスタンプはクオリティがとても高い」という件を実際に知ることが出来ました!

デザイン用の枠面積いっぱいに繊細な模様が入っているので、スタンプ慣れしていない(←面倒なので「インクが最初から入ってる」浸透印タイプが大好きな)私には、隅々のデザインまでしっかり紙に押せるようになるまでには結構な日数かかりました…
- 少し柔らかめの場所(ダイソーで買ったゴム製の捺印パッドなど)を下地にしたほうが良い。
- 端まで押す力が行き渡るように時間をかけてグリグリと(←あくまでも気持ちレベルだけれど ちょっと廻すような感じで力を分散させて)押す。
- 専用の補充インキを買ってきて、みずみずしいスタンプ台にする
このあたりを心がけたところ、格段に成功率が上がりました。
特に、3番目のとおりスタンプ台を改善したところ、こまかい印面全体へ欠けなくインクがつくように。
私のスタンプ台、「請求書在中」みたいな超事務的な押印用途で長年に渡って使い続けてきたので、だいぶインクが乾燥+減っていたようです。
シャチハタにも「いろもよう」という、豊富な色の品揃えのスタンプデコレーションにも向いた商品群があるのですが、私が持ってるのは事務向けのオーソドックスなもの。
スタンプ台には、その用途に沿ったインクの性質(油性顔料・油性染料・水性顔料etc.)がありますので、補充インキについては対応した正しいものを使わなければいけません。

↑ さすがシヤチハタ、スーッとスポンジ面をなぞるだけで偏りなく補充できる容器形状になっていました。
(これは「藍色」です。本当に見慣れたレギュラーなインク色なんですけれど、落ち着いていて好きな感じの青です。)
ところでこのスタンプ日付部分は、上に書いたように、C型 (年号1連式本西暦タイプ)という形式がベースになっています。
西暦部分のベルト内では4桁が一体になってるので、今回買った時点の製品では「2033」年までが押せるようです。
それ以降は使えないのか?と調べてみたところ
例えばゴムベルト部分が切れたりすり減ったりした場合も含め、日付パーツ部分だけを購入して交換出来るそうなので安堵しました。
現在は、バレットジャーナルとして日々書き込んでいるノート(ニーモシネジャーナル)の先頭にこれを押し、ToDoリストのチェックボックスのスタンプも下につなげて押すのが楽しい日課になっています。

私、いわゆる「手帳デコ」はほぼやらないのですが、日付を入れるという極めて事務的な用事にちょっと華やかさが加わって。
このスタンプはとても気に入りました。
大切に使っていきたいと思います。
スタンプの「沼」にハマってしまう方々の心境、なんとなくわかってきた気がする…!


