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セーラー万年筆「ブラックラスター」を使い始めました。

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今年のはじめに購入した万年筆です。
2022年、まだこれ1本しか買ってない奇跡… SNS上で良い感じの投稿を見かけていたことと、何故かAmazonが繰り返しおすすめしてくる(!)アイテムだったので、以前から検討を重ねていました。

セーラー万年筆に関しては、あくまでも個人的好みの要因で「買うなら21Kペン先の製品で」となんとなく決めて、その内でいくつか持っているのですが。

●過去記事:

今の季節にピッタリな「藤姿」のカートリッジ入れて現役使用中です。実用系パープルインク!

当時、マルン軸でEFの製品は無かったのだと思います。これに入れるなら川口さんおすすめの純正ブルーブラックしかないよな〜という考えがあり、最近カートリッジポチったばかり。そろそろ使用再開かと。

その代表格である「プロフィット21」と「プロフェッショナルギア」だと、バランスや手への収まりなど使いやすい!と感じるのは前者、見た目だと後者を選びたくなるかなあ。
シュッとして、とても美しいかたちのペン先だと思います。
しかし、両軸とも非常に軽いです。
特に私はキャップを後ろにつけない派なので…。

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そこへこの「ブラックラスター」、首軸(セーラー社的にパーツ名を言うと 大先)が金属製になっていて重りの役目を果たしているとのこと。
軸が前方重心にもなり、疲れにくさや書き心地の良さを更に加速しているとの評判がとても気になって。

実物を見てみると、予想した以上にツヤッツヤでガンメタリック的な光沢感。
ペン先だけでなく、キャップリングなど含む金属パーツにもブラックIP塗装というめっきが施されているので、樹脂部分と一体化した黒の格好良さが際立ちます。

ラミーsafariなどで黒めっきペン先の所有満足感は体験済みですが。
やはりセーラーの21kシリーズのサイズと形状でもって黒めっきだと、もっとカッコいいです。
軸を持った指先が白く綺麗に見えるという情報も加えておきましょう。

字幅は、超スタンダードに細字を選びました。
(このようなペンでこまかくぎっしり書き込みたい..という欲もあったので極細と最後まで迷った)

Amazon買いですが、書き味滑らかでとても良い個体でした。
硬めではありますけれど、細字なりに紙へ接する「面」の吸い付きが感じられるクリーミーさ。素晴らしい。

プロフィット21より5g重くなった原因である金属製首軸ですが、このおかげでキャップ無しで使う派の私の手には格段に安定して本当に書きやすい!
まぁ 総金属軸ではないので「ズッシリ」というほどの重量感ではないんですよ。
しかし、疲れにくいままにどんどん書けてしまう加速をつけるなら、これくらいがちょうど良いんだろうな〜という絶妙な感じはあります。
かつてペンクリニックで川口さんに、「自重だけでインク出ないとダメなんですよ」と何度も言われたものです。
親指と人差し指の間にペンを立て掛け、ススーと紙の上を滑らせると、この軸ではもう当たり前のようにしっかりと濃い線が出てきますから。

後ろからグッと押してくれるような前重心は正直、もしかしたらこういうの好き嫌い分かれるかもね…と思われるほど極端です。
「気がついたらノート1ページ埋まってた」などという現象、このペンなら絶対にあると思うのです。
全く知らない世界ではありますが、大量に手書きするという司法試験用におすすめされるのはそのせいなのでしょう。 私の場合、サッと書き上げたい日記帳用にはちょっと線巾細いかな?と思いつつ使い始めるのですが、いつのまにか終わっている不思議ペン。
「匂菫」のカートリッジを入れたばかりなのに、使用頻度高くてもうインク切れしそう…。
この記事の写真を撮った頃は「蒼天」だったなあ。
これもお気に入りブルー。

そうですね、あえて難点を述べるとすれば「指先が冷えるので冬に向いてない(※個人の体質です)」かな〜!
金属の首軸が結構ヒンヤリするので、そのような感じが苦手な人は冬期使用はつらいかもしれない。
年明けに買ったにもかかわらず、3月位からやっとエンジンかかった感じでこのペンの書き良さに開眼しました。
この春、皆さまにも広くお勧めしたい実用万年筆と言えます。

その他に極細と中字があります。
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↑ 私はAmazonで買いました。

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