先日、カタログギフトというのを頂きました。
掲載商品を自由に選んで申し込むことが出来るものです。便利ですよね!
引き出物とかお祝い返しみたいな状況で近年普及してきているとかで、今までも何度か。
どれにしよう~と選んでいるときのわくわくが結構好きなんですよねぇ。
ちょっとした組立家具や台所用品セット、折りたたみ自転車、ステーキ肉等、幅広い分野の実用的品揃えで。
こりゃ迷うかなあ、とページをめくっていたら見開きで文具のコーナーを発見。
システム手帳+ボールペンのセットや、カランダッシュの超豪華(大量)色鉛筆+スケッチブックセットなどをホホゥと感心していたら、隅っこのほうになんとセーラーのプロフィット21が載ってました。
ズガーン(効果音)。
即決ですっ。 ニブは「中字」以外の選択肢しかなかったのですが、軸が金トリムか銀トリムで選択できるようになっておりまして。
「手持ちのモンブラン達とパッと見の区別をつけるために」という切実な理由で銀トリムにすることもあっさりと即決。
セーラーの万年筆はプロフェッショナルギアの長刀ペン先のものしか持っていなかったのですが。
スタンダードなペン先のものもそのうち買ってみたいなあとは思ってたんですよ…国産ブランド贔屓になってからの近ごろは特に!
だから本当に嬉しかったです。
宝くじに当たった気分というのは未体験ですが、(多少は)こんな感じに違いない。
そして、電話で申し込んで数日経った昨日、わりと即納な感じで送られてきましたー。
(カートリッジも青で同梱されていて迷ったのですが)とりあえずセーラーのコンバーターをもともと持っていたので装着。
すくなくとも満タン状態の現在感じではけっこう重心が下にくるようで、私の持ち方では非常にバランスが良く思えました。
それでもってキャップをうしろにさした状態で全くOK。
正直なところ、少々セーラーのこのラインを食わず嫌いな理由の1つであった点の「モンブランぽさ」なんですが、実物を手にとって初めて、
「意外に146に”似てない”な!」
というオドロキがありました。
軸自体も若干短いし、ペン先に向かってのすぼまり方が大きいので。
双方かなり個性があるんですね。
…まあメーカーが違うんだから当たり前なのだけど!
私の持っている長刀は、比較的シャリ感が手に伝わる、ペンの先端までの堅牢さを感じるのですが
(だからといってカレンのようなガチっという不動な感じ(?)とは違うんですよ。)
この中字ニブはもう少し柔らかく紙に沿うというか、マイルドな粘りがある感じ。
でも思ったより硬い書き味ですね。
同じ型のペン先でも金色より銀色ニブのほうが、めっきの関係で硬めであるとコミミに挟んだことがあるのですが、そうなんですか?
インクフローについては、書き出しや書き途中のかすれは全然ありませんので、とりあえずペン先に問題はない気はするのですが、筆記角度によってはごくごく僅かにカリっとする感触があります。
おろしたて数時間のことなので、いずれはあちらの緊張もほぐれてくれることを期待。
プラチナのキンギョのときがそうだったのですが、最初の数日の使い込みで書き味がかなり急速に馴染むんですよねえ。
そうだといいんですが。
いまのところインクは、ウォーターマンの青ボトルで快調です。
中字ニブといえ、やっぱり国産ブランド。
私にとっては”これ以上細いと困る”、実用的な字幅ですね。
手帳なんかにも非常に使いやすいです。
これは長刀ペン先のときも感じたことですが、日本語文字書きの単発な衝撃でも絶妙に吸収する硬質な弾力、がセーラーの万年筆の良さのように思えるんですが、いかがでしょうか。
うーん、あまりに実用(便利)過ぎる中字。これからヘビーに使い込んでしまいそうなんですが、もっとたっぷりタイプでもきっと楽しそう。
太字はもちろん極太のズームペン先とか面白いんじゃないか。
限定軸も面白いのがいろいろあるし、ペンクリニックの会場で買っちゃってる人の話もいろいろ聞くし…
…とか考え始まっちゃってるのは困ったものですね。
いまごろなのですが、「今年最初の万年筆」というに相応しい素敵なペンです。
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ちなみに写真左の木のペン皿は、近所の雑貨屋さんで今日買ってきたもの。
実はおつまみ皿として売られていたような気がしますが、ラオス松材をニス塗りしてあって、木目が綺麗。
ひとつひとつの表情が全然違うので、たくさん積んである中から選ぶのは楽しかったです。
これの上にその日のお気に入りの筆記具2,3本をまとめて寝かせておくと、きっと良い眺めなんじゃないかと!