
ラミーのサファリ万年筆の今年版限定軸です。
海外の通販サイトではDark Lilacとありますが、日本ではふつうに「ライラック」という名前で売ってますね。
その名前の花よりはだいぶ暗めな(ナスな感じの…)紫ですが、良い色だなあと思います。
今回クリップやペン先も昔懐かしの雰囲気で、黒色パーツ+ツヤ消し加工軸。
サファリは長いこと購入していませんでしたが、久々に「欲しいな」とわくわくしてしまったのです。
今回は元々入っていた青インクのカートリッジを付けることにしました。
(黒インクが付属だと勘違いしていたので、コンバーターまで用意してたのですが。)
紫色のインクを合わせずとも、もともとラミーの青は赤味を帯びた典型的なロイヤルブルーなので、けっこう合いますよ。
光沢加工軸ではないのでカジュアルな感じはだいぶ少なめで、どちらかといえば地味渋な印象。
(だが、大人用としては、そこが良い…!)
ツヤ消し加工のほうが滑り止め効果がありそうな気はしますが、実はサラッと爽やかな触感です。
手への密着度が高いのはツヤツヤのほうじゃないかなと思います。
私の持ち方のせいもあるのですけれど、サファリの樹脂はいくらか柔らかいのか、首軸に爪傷がつきやすいのです。
今回のこういう表面加工ならそれは目立たないので、気にしなくて済むなあ。

今の自分の使い勝手を考えてEFにしましたが、国産メーカー万年筆の中細くらいはありそうです。
でもこれはこれで便利で実用性高めな線幅。
(本当の意味での極細字で、手帳にギッシリに書き連ねる用途を求めるにはちょっとキビシイので、廉価ペンであるならばパイロットのカクノやプラチナのプレピーがおすすめです。
サファリのMやBペン先の書き心地もなかなかで、むしろそちらの太めな書き心地のほうが海外スチールペン先の醍醐味を味わえるような気はしています。
しかし、私にとって「サファリEF+ほぼ日手帳 の組み合わせ」は、10数年前に”万年筆を日常的に使う楽しみ”というのを教えてくれた貴重な道具なのです。
そのペン(旧イエロー軸)がとにかく私の手に合う大当たりなペン先だったのが幸いでした。
私の持ち方でぴったり紙に沿う角度で、ちょっと傾斜のある面がついてるんです。
いまだに、これ以上の書き心地のサファリに出会えていないんですよ…
だから、現在も時々インクを入れつつとても大事にしてます。
ペン先に個体差はそれなり存在すると思います。
しかし、プレピーやカクノと同様、店頭でじっくり試し書きして選べるような機会もなかなか持てないペンなので、通販でお買い得に入手して使い倒すのもいいかなという感じです。
(Amazonだとこのライラックでも本日現在で3000円ちょっと。
他のレギュラー色軸だと2000円台前半から買えてしまいますから。)
今までのところ手持ちのほとんどのサファリを休眠させていたため、ライラック購入で実に久々な使い心地を堪能しています。
ほぼ日手帳のカバーのバタフライストッパーが最近の定位置かも。
それにしてもこんなに軽かったっけ?
この存在感の無さは良い意味に作用して、筆記時の重量バランスだの持ち心地だのの…雑念(?)を取り払ってくれている気がします。
キャップを後ろにつけてもつけなくてもあんまり変わらない気がするなあ。
昔はもっと神経質に気にしていたような気がするのですが。
初心者向けと言われつつもやはりこのデザインは王道な感じ。
見ていて飽きません。
低年齢向けな可愛らしさに傾いてないところも好きです。
他の万年筆と違い、サファリだけはなんとなく「集めたい」という気になってしまうんだなあ…
いつの年になるか分かりませんが、次にまた「うおぉ欲しいぞ」という色の軸が発売される時を楽しみにしたいと思います!
★関連過去記事:

↑ カーボンブラック入れてます。良いね!

↑ その後、ペンよりスポイトのほうが使用頻度高い…
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○Amazonで買いました→サファリ 万年筆 ライラック(各種ペン先)
↑ ライラックで検索すると、2020年の「キャンディバイオレット」というかなり近い軸色のものがたくさん出てくるのですが、軸と同色のクリップ….これも良いなあ。
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