\ 旧ブログの文具カテゴリー記事、毎日こちらへ移動作業中/

モンブランのオイスターグレイインクを買いました。

この記事には アフィリエイトリンクが含まれています。

出て以来、ずっと欲しいと思っていたのですが、私の買い物圏内では全く見かけなかったインクです。
青や黒のようなレギュラー色ではないせいか、田舎での店頭入手は無理そうだったので、意を決して通販で頼みました。
(送料は、トーキョー往復運賃に較べればずっと安いのだ。)

モンブランの新デザインボトルを買うのは、トフィーブラウンに続いて2個目。
●買ったときの記事:モンブランのトフィーブラウンインクを買いました。

瓶も外箱もかなり大きいです。
インク専用収納スペースには、テトリスのように隙間なく詰め込んでありますがもうこれで満杯!こまったなあ...

110706

それにしても、とても良い色で気に入りましたよ!
「黒」は嫌いじゃないですがどうも目に強すぎるので、普段づかいとしてはなかなか定着しないというのが私のインク傾向。
グレーならばもっと活躍するだろうと以前から考えてました。
(かつて、エルバンのGrisNuage”グリヌアージュ”を購入してこの色味の使いやすさは体験済みだったのですが、これはあまりにもシャバシャバしていて滲みまくり、相性の良い紙やペン先をみつけるのは難しかったのです。)

このオイスターグレイ、紙の上に置くと一瞬ぼぅっと(赤というほどではない微弱で)淡い紫のような雰囲気が灰色の中に浮かび上がるのですが。
やがて程良い濃淡で沈んで、液体化した鉛筆のような、見馴れた感じに落ち着きます。
うーん、この感じが「牡蠣っぽい」のかしら?とかなんとか妄想。

決して「黒の薄く水っぽい感じ」ではなくて、むしろ結構ハッキリな発色なのですが、黒よりはずっと穏やか。
愛用のロイヤルブルーと混ぜ書きしても浮き上がらないというか。
特に、クリーム色の紙の上での、主張しすぎない静かな感じはお気に入りです。

110706

いれている白いペンは、2月頃に近所の文具店で大量に売っていた(廃番品の在庫放出っぽい感じ?)シェーファーのノンナンセンスです。800円くらいだったか。
それより1週間くらい前に、なんとなく欲しくなってわざわざ通販で探して赤軸を買っていたので、この出会いにはかなりびっくり。

はじめてのシェーファー万年筆でしたが、このような廉価ペンにもかかわらず、硬すぎず柔らかすぎずでいくらでも書き進めていけるような弾力のある心地よさ、実に感動です。

赤軸は、カートリッジでシェーファーの「ジェットブラック」を入れていますが、これはまっくろけなのに温かみのある、不思議な黒インクです。
名前も良いなあと思いまして。(”ジェット”はエンジンの方じゃなくて、黒玉と呼ばれる宝石の方のジェット。)
ペン先がFなのにわりと太字なことも手伝って、ぽってりした線端になるのもこのインクによく似合うし。

対するこの白軸は、私はボールペンで使っていたのが最初。
もしかしてノンナンセンスの万年筆と全く同じ形なのでは?と気付いたのはつい近年ですが、我が家ではかなり骨董的に古い、思い出深い文具といえます。
写真の通り「MIT」のマークが入っているのはボストンのお土産だからなんですが、遙か十数年前に夫が現地で買ったものなのです。
帰国後配りきれなかったから、と箱付で大量に手渡された記憶があります。
海外のお土産店にある都市の名前入りグッズって、大勢に回せるように10個くらいが束になって売ってたりしますよね。
まあそういうタイプのものです。
新婚の頃は、このボールペンでせっせと家計簿などつけていたものですが(懐)、もともと古くて書けない個体も多くて殆ど処分してしまい(芯だけが日本でも売ってるなんて知らなかった~)、今現在この1本しか手元にありません。
ああもったいない!でも今さらキャップ付の油性ボールペンなんて使うだろうか...という迷いもあって、書けなくなった芯を付けっぱなしのまま寝かせ中。

というわけで、そっくりの万年筆と時空を超えて一緒になったおめでたい写真というわけです。(万年筆の方はどこのお土産でもないので無地白軸です。)
これは、同じFでも比較的細字。
高校生の頃からご愛用という大ベテランのミケさんに、現行のコンバーターが使用できるとも伺ったのでそれも購入です。

万年筆なのに、鉛筆色の字が書けるというのが楽しくて。
これは青系の次に重宝するインクになるであろう予感があります。

—-
Montblanc モンブラン ボトルインク 60ml オイスターグレイ ←Amazonで買いました。
(写真はブルーブラックになってるのが紛らわしい...)
楽天でお探しの場合はこちらです。 —-

  • URLをコピーしました!