新しいボトルデザインのインクを、ようやく買ってきました。
(折角だから、銀座本店で。)

「トフィーブラウン」というインクです。
これは新色だそうで。
「セピア」がうっすら気になっているあいだに廃番になってしまいましたが、これとは違うということですね?
なにぶん、青っぽいのばかり買い集めているので、茶系統のインクはメーカーを問わずこれが初めてだったりします。
今回も、いつものレギュラーであるロイヤルブルーと迷いましたが、まだ残量が多め。
青ならAmazon等の通販でも簡単に買えるようなので後でいいや。というわけで。
ちなみに、前代のカラ壜はいまゼムクリップ入れとして机上活躍中です~
ロイヤルブルー以外だと「ボルドー」も持っているのですが、今のところはどのペンにも入れてない休養状態。
私の理想とする”ボルドー”にしては、少々ブラウンすぎていて紫っぽさが足りないという要素が惜しいというか、長続きしない原因になっているのかなあと分析。
赤溜の漆色だと思うと納得できる、実に素敵な色なんですけどね~!
そういえば「レーシンググリーン」もなんか寝たきりかもしれない(すいませんすいません)。
・・・というわけで今度こそロイヤルブルー以外で長続きする色を。
と祈るように指名買いしてみたのでした。
一応、気になるペン先のお試しも兼ねて、店頭でもトフィーブラウンで書かせてもらいました。
シンプルにいえば「あかるいちゃいろ」です。
文字の線端や曲がり角での大きめな濃淡に味わいがあって、モンブランらしさを感じました。
珈琲的な渋みも暗さもなく、彩度のある朗らかな色味。
チョコレートだとしても、カカオ度はごく普通で糖分多めな甘い香りがしそう。
ほんと、カラメル(プリンの底に溜まっているやつ。)などの砂糖煮詰め系の雰囲気はその名前の通りなのですよ!

家に帰ってからは、サファリのBニブに早速。
しっかりした色味のインクなので細字でも問題ないのですが、濃淡の豊かさを味わうにはやっぱり太字かなあと。
フローは良く、すべすべと書けます。
何より気に入ったのは線のエッジがくっきりしていて滲みにくさを実感できたこと。
毛細血管的な”ヒゲ”が出にくいように思います。(掲載の写真は、コレクトの無地情報カード)
今使っているMDノートにも裏抜けは全く無し。
そして不思議なことに、Moleskineの紙には書いた直後は赤茶に近いほど明るいのですが、1行どころか数文字遅れのスピードでじわっと僅かに土っぽく暗くなるのです。
ウォーターマンのブルーブラックの緑化のように、紙の性質によって左右される件なのかもしれませんね。
このサファリの書き心地の良さもかなりお気に入りというのもあるのですが、しばらくはここに常駐させて愛用しようと思っています。
ロイヤルブルーとのコントラストも非常にいい(青と茶色はお気に入りの配色!)ので、同じ紙面にも併用していけそうですよ。
秋らしくて、かわいい色が手に入って大満足であります。
さて新しいボトルの形ですが、容量もすこし増えたので、ますます重くどっしりになりました。
だいぶ角張っていますが、以前と変わらずにかかとがついた靴型ですね。
壜だけでなくキャップの高級感もすごくグレードアップしていて、使い終わったらマグネットでもつけて再利用したいくらい!
取っ手がついて引出せるボックスも楽しいです。
実用一辺倒というよりは、万年筆で文字を書くという特別さを演出してくれる工夫があって、今回のリニューアルは素敵。
次回、青インクを補充購入するのはいつだろう。楽しみです。
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