
地味色インクばかり好む私ですが、「赤ペン」も何か一本持っておきたいよね。
・・・と思って買ってきたプラチナのカートリッジです。
蝶々柄のプラチナのショート軸を専用にして数ヶ月、結構重宝しているのです。
この万年筆、値段と書き心地の良さに感動して何本か購入したのですが、そのたび人にあげたりして白軸だけが手元に残りました。
・最初に買ったときの記事です:チョウチョの万年筆が届きました。
学校の先生の”丸つけ用”ペン(ソフトペン)でお馴染みですから、赤入れと言えばプラチナ。という勝手な思い込みがあるんですよね~。
照明によっては濃いピンクにも朱赤にも見え、インク溜まり部分の反射光はうっすら金色という、わりときつめな鮮やかさ。
紙面の罫線も遠くに霞んでしまうような「前に出てくる!」感じの赤がなかなかいい仕事してくれるんです。
注意を惹きたいここぞというときの囲みや注釈入れには、これぐらい主張の強い色を使うと目線が一瞬止まってくれるような気がします。
紫がかってもうすこし暗く落ち着いていた方が断然好みだし、普段の書き文字用インク色ともしっくり馴染んで読みやすくて使いやすいであろうことは判っているんですが!
(いろいろ捜しています。色しずくの「躑躅」とか欲しい季節になってきたし..
モンブランのボルドーを持っているけれど、これは私のなかでは限りなくブラウン系統のインクに分類されてます。)
しかし、なんとなく気持ちをもう一段上げたいというとき、思い切ってこれをメモ用紙やカード一面に使ってみると、強烈な視覚刺激が理由なのか(笑)、すごく効果があるみたい。
頭の中がシャキッとするんですよ。
わざわざ白い軸にこんな色で使わなくともいいのではとも思ったのですが、ペン先は、根元まわりの樹脂がうっすらとピンク色に染まり(あんまり年月が経てば落ちないかもしれないなあ。)、裏側はもちろん、表の小さな穴からも紅色の液体が透けて、なんだか白ウサギのようで可愛いのだ..。
古くからのスタンダードなインクであるわけなので、たくさんの人に使われてきた機能的な色なのだと思います。しかも安価だし! マル付けの赤というよりは、濃イチゴシロップ色として楽しむのもいいかもしれません。
ちなみに最近気に入っている情報カードは、上の写真にいっしょに写っている、「補助6ミリ罫」というもの。
ミード(mead)製のカードが欲しくてうろうろしていたのですがこんな田舎では見つかるはずもなく、これなら似てるからいいやとコレクト製のを買ってきまして。
タイトル入れて10行そこそこという、ほどよい書き込み量と空間比率がいいです。
“長めの箇条書き”でぽつぽつと思考が整理しやすいうえに、追記事項もあとから隙間に書き込める、いつもの手帳の延長のような感じで使えるのが好きで。
情報を書き込むというよりは、ネタ出しなどのアウトプット系に向いているレイアウトじゃないでしょうか。
方眼だと、1枚の中に詰めこまなければというプレッシャーを感じるので(・・というのは私だけかもしれませんが)、そのあたりはうまく使い分けたいですね。