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リーガルパッドが気に入ってます。

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iPhoneのOSには標準で入っている「メモ」というアプリがありますよね。
シンプルなので意外と使っているんですけれど、この画面に現れる「黄色いメモ用紙」のホンモノを買ってみました。

アメリカに行くとこの紙に何かを書きつけている人を目撃する機会が多いですし、海外ドラマでもよく見かける小道具。
私にとってはこの”落ち着きのない”配色からして完全に、オシャレ系輸入文具(笑)の範疇なのですが、あちらではお馴染みの廉価な紙文具なんだと思います。

サイズは大小2種類がありましたが、5×8インチ(203×127mm)のコンパクトな方を選びました。
タテヨコだけはMoleskineのラージサイズとだいたい同じくらいですね。
A5よりも巾が狭く、50枚綴じ。
裏表両面に線が印刷されています。
ごく普通の横書きレイアウトですが、左端から1.5cmほどの場所に赤い二重線で縦罫が引かれています。

紙は、いかにも”お買い得”そうな、薄くてパリッとしていてちょっと繊維感のある手触りなのですけれど…。
しかしこの書き心地、私は好きだなあ。
鉛筆芯やボールペンで都合良く使える紙質なのでしょうが、万年筆でもペン先がしっかり止まって程良くインクを吸ってくれるのが心地よくて。
紙の重なりでふわっとペン先を受け止めるクッション性もあります。
(インクによっては盛大に滲みそうですが、私が使っているスタンダードな青や黒系では、中字くらいまでなら大丈夫。
でもエッヂはぼやけがちになるので、そもそもそういうのは気にしない用途で使うべき紙でしょうね。
裏写りは不思議なほど少なめで、優秀なほうだと感じたのですが、紙の薄さのせいで表の字面が透けて見えるので、実質オモテづかい限定といえます。)

もうこういう感覚は、日本の紙のきめが揃った品質では味わえないような気がするんです。
学生時代、ソニープラザで買ったルーズリーフ(アメリカ製の4穴くらいの。)にカスタム74でノートをとっていましたが、ペン先の滑り具合といいインクの染み具合といい、数文字書いただけでまさにその感覚が手によみがえってきて。
「ああこれだよガイコクの(安い)紙!」と感慨に浸ったのでした。
(これがそのまんま私の、書き心地の好みの原点になっているかもしれない。)

罫の間隔は9ミリ程度ありますので、注釈や追加の文章をどんどん行間に割り込ませて書いていける空間が確保されていますし、左端の縦線を使ってリストや箇条書きを連ねるのにも便利そう。
ほんのちょいスリムなA5、という面積のちょうどよさや綴じの薄さも手伝って、かなり気に入ってきています。
毎日のTodoやメモを書き出す場所は、この程度で十分なんだよなあという思いもありますし…
ペンと紙でもって「まずは、手を動かしながら考えをまとめていく」ような使い方にはうってつけの素材感というべきでしょうか。

ミシン目はついてませんが上辺の厚紙はかなりしっかり留め付けられているので、ここに沿ってぺりぺりと破り取る仕組み。
こういう切り取りの仕様は、やがては微妙な”ちぎり残し”が蓄積されてきて、それも味といえば味でしょうか。
(この部分すらもきちんと絵柄で表現しているAppleの「メモ」アプリはすごいと思うんですよ!) 

今回、まあやっぱりと言うべきか、数日遅れてこのサイズのリーガルパッド専用のホルダーも注文しちゃいました。
丸善のオリジナル製品なんだそうで、現状は送料無料で735円という安さ(パッドも1冊同梱されています)と、豊富な色バリエーションが魅力。
・SEPA 5×8 パッドフォリオ ← 現在は廃番

つや消し加工はあるものの、「合皮」というよりは「ビニールカバー」という感じでしょうか。
この軽快さを楽しむために赤やオレンジやスカイブルーといったポップな色味にするか、あえて大人路線を狙うかでも迷い、ネイビーブルーにしてみました。
ほどほどに地味ですが思ったより青みがあって綺麗です。
(そのうちステッカーなど貼ってしまうでしょうけれど。)

リーガルパッド本体とさほど違わないジャストサイズなので、折り返すと(ぺったりと完全平面かつ丈夫な板状になります..)周囲に数ミリだけカバーの色がはみ出して見えるのですが。
この景色を想像して色選びをするといいかもしれません。
ネイビーの場合は、黄色紙の上では沈んだ色味にうつるロイヤルブルーインクと偶然にもお揃いの濃青になり、ちょっと感激。

ペンホルダーが無いのが欠点に感じるかもしれませんが、折り返しのところでちょうどよくクリップをかけられる程度の空間はありまして、作業中の一時的安置でよければほとんどの筆記具はここに良い具合に収まって実用的に働いてくれると思います。
気負いのない用途で使いたいリーガルパッドなので、ホルダーをつけること自体も気が引けるのですが(机の上にポンとそのまま置いとくのが似合いそう)、これくらいのさりげなさならいいかなあと。
ミニサイズと言うには少し大きめではありますがカチっと薄くまとまってくれるので、意外と持ち歩き用にもストレスなさそうで重宝する予感がします。

各画像でいちいち違う万年筆といっしょに写っていることは気にしないで下さい(笑)
お気に入りをそれぞれ試していたんです。
この紙質ゆえに万能とは言えず、合わないインクや字幅もあります。
そこはお好みにするとしても、手にしっくりはまる太直径な軸のペンでぐりぐりと書き進めていくのが最適とわかりましたよ!

伊東屋版はわりと高級。海外製ならかなり安いので下記店舗内で検索出来るようになってます。
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