先月に父が入院先で亡くなり、つい先日に、四十九日法要と納骨がありました。
葬儀後から母から相談を受けて今回私が探し当てて購入し、予想以上に評判が良かったのが
LED仕様の線香やろうそく、そして仏壇用の造花です。

探しはじめたその時期はちょうどお彼岸シーズン。
そしてそこにかぶさるように、お気の毒なニュース
(高齢な某芸能人宅の火事 : 実際は電源コードからの漏電だったようなのですが、「仏壇から出火」という第一報が大きく広まった)ので、「線香や蝋燭の火は怖い」という認知度が定着したみたい。
特に、数分後に消えてくれる自動消灯機能がついているものがどんどん売り切れて品薄になっていたのでした。
なんとか新しい仏壇が届くまでに揃えたかったので、とても焦りました。

購入先は下記です。
5分程度で自動消灯する機能付き。
人感センサー(白いボタンのようなところで感知するのかな)で点灯するモードにも切り替え可能です。
便利な自動点灯機能ですが、前を通るだけでも点灯してしまうので、母はこのセンサー部を後ろに向けて置いてました。
(燭台の後ろ側にスッと指をかざすことで点灯できるので便利とのこと。)
炎部分のパーツは、暖かいオレンジ色でなかなか良いです。
ふわふわ揺らいでリアル感を演出する製品も多く見かけるのですが、こういう、ただ点灯しているだけが落ち着くとの希望でした。
そしてこれがLED線香です。

購入したのは上記のものです。
本当にいろいろな値段とサイズのものがあったのですが、自動消灯系が(購入当時)競争率が高くて探しまくりました。
たいていの類似品は線香の根元のほうに一括の光源があり、線香の先端を半透明にしてるから、なんとなくボウッと光ってる感じ…?
というのをいくつかホームセンターで見たのですが…ちょっと違うなあと思い。
今回購入したLED線香は、それぞれの先端に灯りがついているので、けっこうしっかり輝きます。
(実際に仏壇がきてから設置してみると、その明るさが好評でした。)
点灯後、12分くらいで消えてくれます。
こちらは単4電池。
香炉の色は黒なので、ろうそくの茶色い本体と合わないのではないかと心配だったのですが、仏壇に入れてみると意外と気にならない程度です。
仏壇内の壁に囲まれている場所で、それなりの暗さとオレンジ色の光に照らされることで「言われないとそんなことは全然わからない」感じに色味の差は薄まります。
ついでに言うと、隠しきれない全体的にプラスチックな感じも「まあそんなものかな」というくらいには落ち着いてしまう。
仏壇マジックか⁉⁉
ろうそくもそうですが、パッケージなどにしっかりと機能や電池の入れ方が印刷されてますので、その部分だけでも保管しておくことがおすすめです。
私はいちおう、動作確認やらわかりやすい取説メモなどを作成し、予備の電池も同梱して実家に転送しました。
あともうひとつ、LED関連ではないのですけれど「買ってよかった」のが仏壇用の造花です。

生の花は、鉢植えでもない限り一週間から10日程度で傷んでしまうのが高齢者には面倒とのことで。
本当にそうですよね。
仏花こそ造花でもいいよなあと初めて気付いた次第です。
お彼岸中、ホームセンターなどでもたくさん売っていて、それなりの値段のものだとけっこうホンモノの花(菊類)と区別がつかないレベルのものまでありました。
造花の良さのひとつは、おおよそのサイズ(全長だけでなく、茎部分や全体の直径)が固定されているので、飾った場面が想像しやすいことです。
上記の花束を購入したのですが、仏壇内に飾った場面や手に持ったときのサイズ感など、画像による説明が多く、とても親切。
それに加えて、好評なせいか購入者のレビューでも「うちで飾ったらこんな感じになったよ」という画像を上げている方が多い。
非常にわかりやすかったです。
花のデザインについては、私が勝手に「これは父が好きだろうな」という判断の選択ですけれど、実際に見てとても気に入っちゃった。
Amazonでのレビューを参考に、この花のサイズに合わせた大きさの花立ても見つけて一緒に送りましたけれど、これも可愛いです。
白いと明るい雰囲気になるのがいいな。
近いうちに、お墓に供える用の造花も買いたいと思っています。
Amazonで探すだけでも、対の仕様でデザインされた素敵なものがたくさんあることに感心したのでした。

その他、一緒に購入を頼まれた写真立て(L判用)が上記。
木の質感+厚みのあるガラス板がとても良い感じです。
濃い色の内枠は母用に、ホワイト系は私の部屋に置く用に購入。
しっかりした梱包で届きましたよ。
というわけで、葬儀が終わった後に急いで探し、上記のものをまとめて実家に送った次第です。
そりゃまあ、蝋燭も線香もお花も、ホンモノのほうが良いに決まってます。
四十九日までに多くの方が来て下さって、頂いたお花が部屋一杯になっている景色を見てそう思いました。
とはいえ、余分な手間や、なにより火事のリスクがなくなるならば。
お互いの大きな心配も消えるし、それが一番いいかな。

突然というわけでもない年齢と環境であったし、それなりに覚悟をする時間もあったのですが。
心身共にバタバタと駆け回っていた日々で、いつの間にか夏が終わってしまいました。
なかなかに辛い出来事ではあったので、ようやく私もメンタル復調してきた感じです。
しっかり頑張らなければ。
