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赤革のダイアリーカバーを買いました。(アシュフォード ルガード)

11月の伊東屋行きでの買い物なのですが、いよいよ使い始めました。
アシュフォードの「ルガード」というA5ダイアリーカバーです。

少し前に出た「ノート&ダイアリースタイルブック(7)」での特集記事を読んで一度実物を見てみたいものだなーと思ってはいたのですが、まあそれほど1点狙いだったわけではなくて。
SOLAにかぶせるカバーを、手持ちのあれこれの在庫内でやりくりしても良かったのですけれど、せっかく伊東屋まで来てるし、いいのがあったらこっちも新品で揃えたいですねぇ…
という、うっすらな興味で売場を観察に行ったのでした。

手帳買いシーズンに入っていたので、もういろんな価格帯のブック(ノート/手帳用)カバーが並んでいまして、革素材なのにかなり手軽な価格の物も。

ずらりと並んだ見本を、触ったりパタパタひっくりかえすうちに、ある製品で必ず手が止まるようになりました。
それがルガードだったのです。

しっかりした厚みで光沢のある表面はコードバンぽくもあるんですが、幾分のしなやかさも加わります。
なんといっても、すべすべスルスルと革の上を指が滑る感覚がたまらなく心地良し!

ルガードの特徴は、あえて首回り部位の革を使用しているということで、波というか地層のような曲線的な縞がところどころに現れているんです。
(元々このうねり模様は革のシワのせいであるとは全く思えない、ぴしりと真っ直ぐ滑らかな表面質感。
 これがアシュフォードの職人さんの熟練ワザなのでしょう。)

そして、染め色の濃淡の美しさときたら、本当に見ていて飽きないというか、こういうのも有りなんだなぁという、絵を眺めているかのような面白さ。

見本は当時、黒・ボルドー・レッド・ネイビーと4つ揃ってました。
色味はどれもかなり鮮やかめに出ていると思います。
レッドはこのとおり、濃淡の大きな差はあれど、派手といってよいくらいの主張をしている実に美しい紅色。
ネイビーも決して「紺」ではなく、青インクのようなきらきらとした彩度がありました。
ボルドーに至ってはまるで葡萄酒のよう…

と、フル回転で迷いまくり触りまくる自分がつい昨日のことのように思い出されます。
↑他の物が目に入らず、いつのまにか買うことに決定していた…
結局また(お約束の)赤革にしてしまいましたが、他の色も良かった!

黒ですら不思議な染めの表情があって、ビジネス用途にも使いたい方には黒またはボルドーでも非常にお洒落だと思います。
(ルガードのシステム手帳バインダーも素敵でした)

一応、SOLAと同じくらいの厚みの手帳リフィルを店員さんに持ってきてもらって、具合良く入ることを確認してからのお支払いとなりました。
厚いしっかりとした革を縫い合わせてあるので、薄めのノートでもだぶっと余るということはないでしょう。
中身は、約1cmのSOLAよりはもう少し厚いものも入るかもしれないという程度なので、(もちろん紙の厚みにもよりますが)多くても100枚未満のノートが最大目安になりそうです。

まだまだ、開く度に、”いい革小物”の匂いがほんのりと漂うのも嬉しい。
経年で染めに味わいが加わって、さらに赤みが濃くなっていきそうな予感です。
革もほどよい程度までには柔らかく手に馴染んでいきそうです。
このすべすべ感は実に幸せな触り心地なので、当面は加油的な手入れはせずに常に使い続けることでゆっくりと育てていこうと思ってます。

内側のポケット類は最低限なデザインです。
後ろの作りを見る限りでは、タテ開きのレポートパッドのようなものもはさめるのかも。
(革が新しくて硬いうちは特に)細軸しか無理そうな幅ですが、ペンホルダーもついてます。

もうこれ、値段からしてそうですけど一生モノとして使いたいですね…
あー素敵なものが机上に来てくれたなぁ。
中の手帳と一緒に、良い1年を呼び込んでくれたら有り難いです。

※2024年現在、このルガード革シリーズのダイアリーカバーは廃番になってしまいました。残念。
現在も非常に愛用しているので記事を残します。

●その他のA5革カバーについての過去記事:

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