長いこと「ほしい物リスト」の奥のほうに入れたまま、うっすら気になっていたのですが、気がつくとずいぶん(通販では)安くなっていたのでポチってしまいました。
日本の、元祖シャープペンシル(の復刻版)ということで、桐箱入り。
銀めっきの軸にはとても綺麗な模様が刻まれています。
以前購入した、ファーバー・カステルの0.7mm芯用のペンシルが非常に気に入ってまして、こういう”シュッとした”、杖みたいなデザインの軸に惹かれるように。
以来、ヤード・オ・レッドの銀軸なんて最高の憧れですけれど、まあお値段もそれなりにズッシリなので時期尚早と判断。
それに較べると(似ていなくもない、遠縁な見かけながらも)だいぶお財布にやさしく、0.5mm芯用で使いやすそう。
・・・という動機から検討を始めたのがこの早川式操出鉛筆だったのでした。
「思ってたより細身だったな〜」というのが開箱後の第一印象でしたが、そのぶん、軸や天冠部の彫りに繊細な雰囲気が漂い、なかなかの高級感です。
天冠のパーツをはずすと消しゴムがついていて(ここ開けてまで使うかなあ?というくらいキッチリと締まるようになっている)、外して芯を投入するようになっています。
重量感があるので、2B位までの濃度の芯が実用的かつ気持ち良く使えそうな気が。
普段づかいの軽めな樹脂軸には4Bを入れてるんです。
ナノダイヤだったかな?
すぐ筆記角が馴染む柔らかさとクッキリ黒線で楽しいけど、減りが速くてカチカチと忙しい。
パイロットのエススリー、ゼブラのテクトツーウェイライト等が現在の廉価主力軸になってます。
ノック式ではなくカチッとひねって出す方式ですが、高級なシャープペンシルはだいたいこのタイプなのでもう慣れましたよ!
出荷時標準でHBと思われる濃度が入れてありますが、非常に書き心地は良いです。
筆記中は芯の断面が紙の表面にぴたりと合って、芯先から天冠まで全く揺らがない堅牢さがすばらしい。
小型手帳へのこまかいメモからノートまで使い勝手抜群の0.5mm芯なので、他に持ってる、ちょっと良い値段した海外ブランドのシャーペン(たいてい0.7mm)とうまく使い分けできそうなのも嬉しいです。
クリップはガッチリと硬くて紙1-2枚程度しか挟めませんので、転がり留めの役割が主になるかな?
彫りはさほど深く入ってないので、手にやさしい丸軸を楽しんでます。
あえて言えば、季節柄、持った一瞬のヒンヤリが気になるくらいです。
ほどよい華奢さはあるので、上等の革ペンケースに入れて外にも(旅にも)連れ出したい!
限定とか桐箱入りとか考えるとドキドキするのですが、そう有り難がりすぎず、重め金属系の即戦力としてどんどん使っていきたいと思ってます。