
消せる便利さで有名な筆記具である割には、今まで一本も使ったことがなかった気がします。出遅れた!
(評判をコミミにはさんでノック式タイプのブルーブラックを買ってきたことがありますが、直後、家族に貸し出したところすっかり気に入ったようでそのまま進呈。
日頃のメモ帳用に使ってるみたい。)
今や、あまりに種類と色数が多くてわけがわからないので、見た目から入ることにしました。
「ウッド」タイプはこの他に、木部分が焦げ茶色のと、全体的にオレンジっぽい色味の軸があり。
なかでも、黒-赤の配色がかなりかっこいいので、これは店頭でぶら下がってるのを目撃して以来ずっと気になっていたのでした。
0.5mm線幅の芯が黒・青・赤の3色入っています。
持ち手の木の部分は、さらっとしたあたたかい触感。
太軸ながらわずかにくびれているので手にしっくり馴染み、非常に持ちやすいです。

似たような見かけのジェットストリーム芯入り軸を日々使っているんですが、あちらは、木がシッカリと硬く頑丈な持ち心地です。
表面にも、磨いたような光沢が。 ※上掲載写真の左側

0.5mm芯では太いかもと思っていましたが、予想していたよりは明瞭な線が出ることと、芯先にトンガリ具合のある安定した書き心地があるので、小さめ判型の手帳にも問題なく使えてます。
ぎっしり書く傾向ではない私には、これで満足かな〜。
インクはさらっとしていて(ジェットストリームが比較的ねっとりめなのと対照的な)みずみずしさなので、使いだすと減りは早いだろうなあ…
そうそう、良いことを教えていただいたのですがこの軸は「フリクションボールスリム 替芯 0.38mm」と換装できるのだそうです!
さらにコマゴマと書ける細字を求める方も多いと思いますので、オススメ情報です。
さっそく書いてはこすり、の試し書きをして遊んでますがかなりキッチリと字が消えるんですね。
正確に言えば「摩擦熱で透明に変色する」ということだそうですが。
イラストの下描きに使って、用が済んだらドライヤーで一気に消すというワザをきいていましたが、ここまで消えるなら確かに便利。
(フリクションにはボールペンの他にもフェルトペンや蛍光ペンのタイプもあって使い方いろいろなんですね。)
しかし気になると言えば気になるのは、黒インクの発色がずいぶん薄いことです。
ぱっと見では、シャープペンシルのグレー濃淡系統とあまり見分けがつかなかない存在感。
ジェットストリームのくろぐろと濃い線を見なれていると「だいぶ違う色」と言わざるを得ません。
(他の2色の、赤や青はわりと普通に見なれた範囲内の濃度かな。黒は技術的に難しいのでしょうか。)

前向きに考えると、私の場合は、真っ黒よりは鉛筆っぽい濃グレー系であるほうが、メモを初めとする趣味の書きもの用としては愛着があるのは確かなので、”そういうもの”として使っていくことになるのでしょう。
温度によって色が出たり引っ込んだりする、そのインクの性質ゆえに「公文書には使えない」ことが明記されていますが。
言われなくともこの、わびさびな色味では業務上迫力不足(?)なので、他の黒ボールペンとの使い分けは自然と出来る予感がします…。
旅行携帯にも便利ではありますが、くれぐれも、出入国書類書き入れ用には他の黒ペンをパスポートケース内にでもご用意ください。←自分に言い聞かせている。
説明書によると、だいたい60度で色が消えて -10度で消したものが蘇るって、意外と(気象や書類を置く場所の条件によっては)”うっかりすればどうにかなってしまう” 温度だよなあという心配もあるのは初心者ならではの考えすぎでしょうか。
しかしとにかく、面白いし姿かたちは気に入りましたので、今後しばらくの定番道具として側に置きたいと思います!
海外でもフランスの小学校で流行しているんだそうで。
確かに、何度も重ね書きが出来ない万年筆用青インクの字消しペンよりは、教室ではフリクションのほうがよほど使いやすいはず。
(昨年行ったドイツのデパートでも大きめな什器に詰まっていて、ここでも活躍してるんだなあと嬉しく思ったのです。
子供仕様でもいいから万年筆タイプのペン先があればいいのにね。
こんな面白いインクならボトルで買ってみたいんですけれど。)
2000円以上するので今までなかなか踏み切れなかったのですが、通販だとちょっとだけお買い得です。
