来年のメイン手帳の1冊、能率手帳ゴールドです。
実は、8月終わり頃の伊東屋手帳フェア第一弾で速やかに購入済み。
(いやー暑かったなあ!あの日は…)
もう少し、気温も世間もそれなりの空気になってきたら開封しようと、引き出しに仕舞いっぱなしにしてありました。
近所の書店内に、来年の手帳・日記帳コーナーが出来上がっていると気付いた本日、ようやくその気になったので今年もここに記録しておこうと思います。
↑ 前回買ったとき、ぺったりと均一感がありすぎて「合皮みたいだな」と思って使いはじめた2010年版の革表紙は、よく触る場所中心に拡がりつつある艶と、それなりの凹凸がいくつもついて、すっかり”働く革”の貫禄が出てきています。
手触りもふわふわ。
こうしてかわいくなったなあと思った頃には、次期の交代要員が控えているところが少し哀しい。
毎年同じようなことを書いていますが、この手帳ならではの、すこし摩擦感があって筆記具を問わず書き心地のいい紙質が好きなんです。
こういうサイズなので万年筆は細字限定使用ではありますが、インクの相性が悪くて困ったものも特に無かったし。
学生時代から慣れているレフト式レイアウトであることも私にとっては非常に重要。
六曜や年齢早見表や地下鉄路線図といった、いかにも日本の手帳っぽい付録事項も意外とよく使うほうなので、やっぱり毎年これでいいかとなってしまうんですね。
あと、付属の薄型メモ帳がしっかりセットできるベルト付きの後ろポケットには、私の場合は情報カードを数枚入れて、いざというときはジョッター的に使えるところがとても便利です。
オマケの横罫補助ノートは、もうそろそろ「金塗り小口だからもったいない」を卒業して、普段から本体とペアで使いはじめてもいいですかね。
4回も買えばずいぶん冊数貯まってきたし…
時期的にまだまだ余裕があったせいか、箱の蓋をあけて好きなシボやツヤの感じの革をじっくり見較べて選び放題だったのは幸運でしたが(触ってませんよ!目視選択です)、今回は名入れ無しで購入しました。
単に伊東屋に行ったのが夕方で、受け取りを待ってる時間がなかったというのが大きな理由ではありますが。
ひとたび開いてしまえばそこは自分全開の内容なので、わざわざ外側の刻印にこだわらなくてもいいか~!
・・・と前向きに解釈してその場で包んでもらっちゃいました。
自分なりの使用ルールも長期を経て練り上がってきつつありますし、だんだんと「このままどこまで増やせるかなあ」という期待もでてきて(笑)それが継続の一因にもなっています。
4冊も積み上がってくるともうあんまり、他の似たような手帳をいちいち「試してみようか」とも思わなくなってきているのが正直なところ。
来年も「5冊目買いました」ネタで書けるといいな~。
将来は、今までの能率手帳でタワーを作ってはしゃぐ文具オタク老人になる…というレベルを目指したい。
使い方については毎年さほどの変化もありませんが、もう1冊の手帳であるクオバディスExecutiveのほうと絡めて、いずれ後述します。
毎度全く同じ手帳でも、生活や行動の形態にあわせてちょっとづつ、自分なりにルールを変えてきているのが面白いです。
過去手帳は、こまかいメモでもなにかと役に立つので、08年・09年分ともにすぐに取り出せる場所に格納してあります。
(くたくたに柔らかいけどしっかりした強度のままの綴じの優秀さは、むしろ過去のデータを読み返すときに実感しています。)
毎年、切り替える時期になると、必ず読むようにしているのが「能率手帳の流儀」という本。
能率手帳に限らず、それまでの手帳との付き合い方についての多くの反省と今後の目指すべきところが頭に浮かぶ、とても有意義な内容です。
手帳やノートの関連本はいつもたくさんの数が出ますが、長年手元に残しておくならこの本かな、と思える数少ないなかの一冊となっています。