
3年くらいずっと、これ欲しいなーどうしようかなーと考えていたgentenの文庫カバーです。
開封した今、机上は革のいい匂いがホンノリ漂流中。
可愛い見た目も、程良くしっとりな手触りも大満足なので、もっと早く買えばよかった!
花型模様に1層目の革がくりぬかれていて、genten好きならお持ちの方も多いかもな「カットワーク」という人気デザインだそうです。
この文庫カバー以外にもいろんな小物やバッグで展開されています。
(2年前、同柄のポーチを先に購入。
中袋を外せば「革なのに中身が見える」ということが意外と便利で、外出時のバッグ内文具入れなどにすることが多いです。)
革色は、ヌメ/ブラウン/濃茶 がありまして、これはブラウン。
ちなみに育成前と後のヌメ製品を店頭で見せて貰ったのですが、新品時はかなり色白な革。
しかし上手に育てると、新品時のブラウンを越える深い飴色と綺麗な艶に変貌するようです。
どれにするか迷いました~。
ここの革は、かなり変化の速度が速いような気がします。
(ポーチも、買ってわりとすぐあとにシンガポールで1週間以上バッグに入れて持ち歩いていたのですが、湿気と猛暑環境に囲まれたなかで帰国時には一気に手触りが柔らかくなったのには、非常に驚いた思い出が。)

そして、2年程度で「ブラウン」でもここまで変わる!という証拠に、このパスケースの写真。
撮影しながら、これは濃茶で買ったんだったっけ?
と過去の記事を検索したら、実はみんな同じブラウンで揃えていたみたい…。
2年間ほとんど毎日バッグから出し入れしつつ触ったり振り回したりすることで、こんなに濃くなっちゃったわけです。
手入れなどは全くしてないので、爪痕などで色むらが出てしまっていますがなかなかの経年具合。
持ち手部分もかなりシナシナと柔らかくなっています。
(同時に購入した花型抜きのポーチは、大事にして常用まではいかない使用頻度なので、ほんの少し焦げ茶がかってきているだけ。)
とりあえず、当初(3年前から予定していた)の通り、ほぼ日手帳のカバーにしています。
ずっと使ってきたブレイリオのコードバンカバーは、現在読んでる途中の文庫本へシフトです。

ほぼ日手帳でもメモ帳でも、ペンホルダー無しの、いわゆる「普通の文庫カバー」で使うほうがシンプルで好きなんです。
今回のgentenで、革製文庫カバーがやっと二個目になったので。
ほぼ日使うのと同時に文庫を読んだり、文庫サイズノート(愛用はマルマンのA6カバーノートやMDノート)を併用したりが贅沢に”革で出来る”ようになった!
・・・というささやかな喜びが。

写真のとおり、本の厚みによりカバーの「巻き」を調整できるデザインなので、薄手のノート~ほぼ日よりもうちょい厚いくらいの本でも大丈夫な感じ。
でも新品のうちは、革がぴしっと硬めにまとまっているので、今だけは他の位置で曲げたくない気もします。
幸いなことに、ほぼ日手帳くらいがぴったり入るくらいの幅が初期設定。

普通の文庫カバー+ほぼ日手帳だと紐仕様のシオリはついていません。
そこで今回は、購入時包装してくれたgentenのリボンを、ほぼ日の最後の厚紙ページ(裏表紙1枚手前の黄色い紙)に上下でグルっと巻いてからホチキス留めしてみた!
チカラワザではありますが、セロテープや接着剤などよりはずっと確実かつ薄いまま固定できます。 リボンに印刷されているステッチの柄なども本体の縫い目とぴったりなので、ありあわせっぽいイメージもそれほどなく(笑)、可愛いくて気に入ってます。
このカバーは深~く色づくまで上手に育て上げたいので。
ほぼ日手帳をはじめとして、そのときどきの「一番手にとる文庫サイズ」に積極的に巻いていこうと思ってます。
見た目の経年変化がひかえめなコードバンの大人っぽさが気に入っていたけれど、色も手触りも刻々と変わっていく革も楽しいものですね。