今日届いたばかりの「5本差しキップ ロールペンケース」です。
神戸のナガサワ文具センター、メールマガジンはけっこう前から読んでいるけれど、実際に買い物したのは初めてかもしれません。
本当は、旅先の目的のひとつとして直接行きたい…
以前から気になっていたキップ革のシリーズ、品薄だったりして入手のタイミングをなかなか掴めずにいたのですが、ようやく!
ポチってからウチに来るまでがAmazonお急ぎ便かと思うほど速かったのも印象的でした。すごい。
3〜5本程度の筆記具を気軽に持ち出せる、長く使えそうなペンケースをちょうど探していたところで。
このロールペンケースは知る人ぞ知る10本差しもあるので興味津々なのですけれど、さすがに私には太巻き過ぎるような気がしました
(・・・が、いずれ欲しくなる可能性も否定できず)。
ボルドー革のほうにしました。
黒革の、糸色や内側の赤になっている配色にとても惹かれたのですけれど、赤革文具好きの魂が「こちらを選べ」と言ったのです。
わりと渋めの葡萄色で、今後の経年変化でも深みや光沢が加わっていきそうな気がします。
ボルドーは内側がベージュ色です。
革ではなく、エクセーヌという眼鏡拭きっぽい繊細なフンワリ感のある人工布。軸が綺麗になりそう。
開箱直後の印象は「ずいぶん平たいなあ」だったのです。
しかし、革はフワフワで手によく馴染むあたたかみが可愛らしいのなんの!
全体にシボも入っていて、しかしそんなに凹凸はなくとにかく柔らかいので視覚的にも気になりません。
最近の机上常駐メンバーを入れてみました。
左から、ペリカン800、モンブラン146、149、プラチナセルロイド金魚、ファーバーカステルのシェブロンペンシル。
(他にもいろいろ入れてみましたが、私の持ってるものは全て問題なく格納可能。
一番長いのは中屋のポータブル漆軸ですが、これも双方の身長ぴったりに収まりました。)
モンブランの白い☆印、見馴れていたけれど、あらためて良いなあと思えるのはこういう時かもしれません。
それにしても、太軸をまとめてみたにもかかわらず、驚くほど小さい直径に丸まってくれるのは有り難いです。
最初は「薄いんじゃないか」と心配だった、革そのものの耐衝撃性もけっこうある気がしますよ。
ひらたく拡げた革自体も、その柔らかさゆえにペントレイっぽく使えそうです。
外出時、私は小心者なのでモンブラン等々を持ち出すことはまずないと思うのです。
しかし廉価なりに、プレピー万年筆やCocoiro(の芯を入れた手紙ペン)は愛用していますので、まずはそのあたりから格納して、さらっと近所に出掛けたい。
あと、近年はシャープペンシル大好きですから、お気に入りの1本+棒状消しゴムのmonoZeroなんかも入れて、軽々と外出しようかと思っているのです。
というわけで、「小さくまとまる5本差し」の丁度良さには、想像するほどにうきうきしているのです。
これからも、フワフワの革を撫でつつ楽しく育てていこうと思います。
↑長いことインクを入れっぱなしだったので先日しっかり洗浄したら、怖いくらい書き味が良くなったので使用再開。
プラチナのペン先はやっぱり良いなあ。