
本日9日の発売日より前に頂いた本です。
ありがとうございました!
著者のおひとりである タカヤさんにご連絡頂いて以来、届くのを楽しみに待っていたのですが、そのいっぽうで、Moleskineをひたすら褒め称える硬派なHow to本だったらたぶん苦手なのでどうしよう…という心配もうっすら。というのが正直な気分でした。
しかし、これは安心!
61人分もの、「ノートの中身」が詳細な写真とわかりやすい解説文で公開されていて、非常に楽しかったんです。
生活の中で、なにかを日々書きつけていく面白さが素直に伝わってくる(こうしなさい、こうであるべきと誰にも押しつけていない)良書だと思います。
各種文具本・手帳本の「実例公開」記事が好きな人には質量共に非常に満足できる内容になっていますから、Moleskine使用者じゃないから関係ない、と思ってしまうのは勿体ないですよと言えます。
内容は、Moleskineという土台は全員が一緒なのですが(罫線やダイアリータイプなどのバリエーションはもちろん有り)、ここまで各人が全く違った形で使い込んでいるというのが面白くて。
日常のログを淡々と記す人から可愛いスクラップ帳、アイデアとスケッチのクロッキー帳的に、または更にグレードアップして画集かと思うような緻密な作品集として消化していく例まで。
日常生活・旅・アートなど、使い方ごとにざっくりとグループ分けされていますので、自分の使い方と相性がよさそうな人のノートも探しやすくなっているんです。
例えば、まあこれぜんぶ実体験ですけど 「勢いでほぼ日手帳を買ってしまったけど、最近白紙のページが増えてきた…」
「評判をコミミにはさんだので奮発して格好いいノートを買ってみたけれど、どうやって使っていいかわからない。
緊張して最初の1ページすら書ける気がしない」
「日記も手帳もノートも、見て回って買うのは大好き。
でも、これといった自分ルールが定まらないので最後まで続いたことがない。」
というような思いを持つ人には強力な参考書になるはずです。
現在の私の場合Moleskineは、「○○用」という感じに役割をきめた備忘録的内容で、長~くゆっくり使っているものが多いです。
例えば、購入や再インストールに備えてソフトウェアの一覧やスペックなどを主に記したデジタルモノ系を管理している方眼Largeなどはもう6年目に突入でまだ半分くらいの消化率だし、web更新記録用で7年目になるかというリポーターも三分の二くらいかなあ。
上の写真は少し古いものですが、とある仕事のラフスケッチ+進行管理用でだいたい年に1冊づつ消化していたポケット方眼。
いま現在は、英語勉強用にラージのルールド(デイリー用にしようと意気込んだものの挫折したWoodstock版の残りページ)を日頃よく使っているかも。
もう少し万年筆インクとの相性が幅広ければ。
と今まで何百回も思ってはきたのですが、円高でどえらく安いと聞きつければすかさずAmazonでポチってしまうし、本棚に表紙をみせて飾ってある「星の王子さま」版も、いつどの使い途で開封しようかと眺めるたびに考えているわけで。
意外と諦めてませんよ。
ここの紙独特の柔らかさはかなり好きなんです。
ちょっと前まではラミーの青(ラミーはMoleskineに相性良いです。ペンの気取ってないデザイン含めて。)、今はモンブランのロイヤルブルーをメインに使ってます。 というか、芯ホルダーやボールペンで書く楽しみにも気付いたりして。
今回の本でも「この綺麗で気持ちよさそうな筆跡は一体なんのペンを使っているのだろう」と眺めたお気に入りの字を書くひと、特に数人のファンになりました。
“ノート好き”の目標としては、銘柄問わずで無地(Molesekineでいえばプレーン)を日常用に使えるようになりたい、と常々思ってます。
方眼じゃないと駄目、と思っていた時期は抜けて今は横罫の視界スッキリ具合が気に入ってるのですが、いずれは絵や文章を交えつつ、ビッシリめにページを埋めるような自由な感じに憧れますよ。
この本で言えば「500マイルの旅の記録」のアメリカの人の使用例みたいな!
(マルマンのクロッキー帳のいちばん小さいのも、次の日常ノートの候補。)
そうそう、本書はMoleskineのラージにかなりそっくりな見かけ(大きさはもちろん、カド丸具合や栞紐まで)であることも特筆すべきでしょう。
手に取ることであらためて、このノートの「丁度良いサイズ感」に気付かされます。
日常的に何かをこまごまと手書きするというようなこと、今の時代そんなに必要性がないでしょ、という人もきっと世の中には多いと思います。
でもなんだか、”本のようなもの”に記録して蓄積したい、という原始的(?)な欲求が満たされるんですよね。
61人の皆さんに背中を押してもらった気分。
これからも、たのしく紙に向かう日々でありたいと思います。
