先日読んだ「大人の文房具」に載っていて、これいいかもと気になった「大人の鉛筆」。
通販でポチろうかな?の一瞬前に思い出したのが、”けっこう似てるのを既に持ってなかったっけ…”ということ。
最近、○○が欲しいと思って反射的に買いに行ってしまうより先に、自分の「長いこと使ってない忘れかけ」在庫をひととおり眺めるようにしています。
文具についてはまずだいたい「こ、こんなの持ってたんだ?これでいいじゃないか」で一件落着することが多い!
それだけ、すぐに必要ではないレベルの無駄な買い物が多かったということなのですけれど...。
で、今回もまた同じパターンで納得に至りそうです。
「鉛筆」よりは太軸であることがむしろ私の好みに合っている予感がします。
というわけでスコスでだいぶ前に買ってきた、チェコのコヒノール社製芯ホルダーです。
当時の、私的芯ホルダー(収集)ブームに飲み込まれ、ほぼ手つかずで忘れられたままペン立てのなかで、なんと6年目を迎えようとしていた・・・という可哀想な生い立ち。
申し訳ないので、今は机上のペントレイに常駐させて毎日のように使ってます。
太めの六角軸にもかかわらず、木自体がとても柔らかいので握っていても痛くないし、温かい触感がたまりません。
指先がかかるところから先が丸軸になっている親切さも嬉しい。
スコスのページによると、2.5ミリ芯用ではあるのですが、入手しやすい2ミリ芯でもOKみたい。
ただし、ショート軸なので、例えばステッドラーやuniなどの芯をそのまま入れると1cmくらい飛び出すのです。
残念なことに売り切れとなっている分度器さんのページでは、フルサイズ芯は半分に折って使うようにとのこと。
なるほどー。
がっちりホールドしますが、芯にはストッパーがついてないのでノックしたままだとそのまま落下しますので、そのへんはご注意で。
私はシャープペンシルなどを購入すると、もともと入っているHB位の芯をすぐに2B以上の濃いめに取り替えることが多いのですが、今回はそれもせず純正を楽しんでいます。
コヒノールの芯は、”サラサラ微粒子”という感じが際立っていて、ちょっと癖になる書き味です。
鉛筆芯好きな方にはぜひ味わって欲しいメーカーのひとつです。
削り器やカッターできりりと尖らせた芯先でさらさらとメモすると非常に気持ちがいいですよ。
Moleskineなどの小型ノートには、見た目の相性も抜群。
柔らか無塗装ゆえに、爪先による小さな凹みがすでに増えてきているのですが、買ってからこれだけの年月経ってるのにまだ木軸独特の良い匂いがします。
汚れも移りやすいかもしれないですが、いい感じに育てていけると良いなあ。
上記スコスの在庫でもSold-outになっていますが、大小揃えたコヒノールの木箱ペン立て(マス型ペン立て)は、私の机上で大活躍。
自分なりにエリア分けして快適に使ってるつもりですけれど、常時2箱ぎっしりです。
これでは買ったまま忘れるモノも出てくるわけですよ(言い訳)。
見た人からは、まるで文具屋だね!と言われます。
あとひと箱でも余計に買っておかなかったことを、いまだに悔やんでいるほどの逸品です。
●追記:このコヒノール 木軸ホルダー、多機能ペン用の4C芯もばっちりホールドできます。
見た目もまったく違和感ないし、グラつき無しで使いやすい!!