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「10日でBlender練習帳 あかりの灯るお部屋」を学習してみました(+その他にもおすすめ本あります)

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昨年発行された「10日でBlender」シリーズ、好評につき2冊目が出たと聞いて、さっそく購入しました。
今回も楽しく取り組むことが出来たので、Blenderが気になる皆さまに広くおすすめしたいと思います!

電子版もあります。
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1冊目に引き続き、私はKindle版でやっていくことに。↑

表紙のとおり、今回のお部屋CGも非常に可愛いですよね!
1冊目に比べると、屋根裏風味のおしゃれデザインになってます。
夜を想定した場面になっているので、電球飾りなど発光する素材もいろいろ作れます。

ちなみに、昨年作ってみた1冊目の記録は下記の過去記事になります。
Blenderのバージョンは4以上が対応していますので、操作感や機能の差はほとんど無く作れると思います。
どちらが先でも良いですが(この後に理由を書いていますが、キャラクター以外はこちら1冊目の内容の方が比較的簡単かもしれません)、是非1冊目のお部屋も作ってみて下さい ↓

今回も同じく可愛い動物が同じような「おすわりの姿勢」で登場しています。
1冊目のほうを完了した方は、クマを座らせようとするとお腹がベコっと凹んだりして思うような形にならず、疑問だった思い出があるかもしれません。
(これを防ぐには、骨入れだけでなく更にさまざまな設定を加える必要があるのです。 私も、上記記事内でおすわりが“できてる”感を漂わせていますが…相当ゴマかしてます!)
しかし今回の新刊は1冊目と違って骨格(ボーン)を入れて姿勢を作る工程はなく「最初から座ってる(脚を前に出している)姿勢」をモデリングしますので、この苦労は回避できます!

CGキャラクターに骨を入れて破綻なく姿勢や動きを作る分野は、なかなかに深くて難しめな世界。
この方面を思い切って省いたところに、初心者への「挫折させない」優しさを感じました!


と、いうわけで、全10章を経て出来上がったのがこちら↑です。
ドーナツを色違いにしたり、ディスプレイの画面にところに画像を入れたり(1冊目の完成画像をはめこんでみました。ぼんやり光ってるので不明瞭ですが)、壁のアルファベット飾りの文字を変えたり、などの非常に小規模な改造を入れたりしてみましたけれど….
とりあえず、これで完了にしたいと思います。

ちょっとだけ回る動画も作りました(再生ボタンを押して下さい)

各章の制作に完全対応した、限定公開URLのYouTube動画も案内されていて、これらももちろんおすすめです。
案内された手順だと、出版社のアカウントを作らなければならなかったり行き着くまでの階層が深かったりで、視聴を諦めたり存在を忘れてしまってる人もいるかもしれません。
しかしここは頑張って、10章分のショートカットなり動画リンク集などを最初に自前で作ってしまうことをおすすめします。
私は1冊目と同じく、YouTubeの中に非公開の再生リストを作ってから制作を始めました。

BGMだけでナレーションはなく、たんたんと制作画面を追うという感じになるのですが、操作ショートカットキーや重要ポイントは文字解説で出るのでとても勉強になります。
なので、予習や復習のためにサッと確認するとか(私は1.5倍速くらいで手順のチェックをしてから作成に入ってました)
半分くらいにまで再生を遅くして+何度か止めながらでもいいから、動画をみながら一緒に作ったりなどもおすすめな学習法です。

本書ページのデザインや構成は、とにかく初心者に親切です。
たとえば、どのモードの画面に切り替えて、この操作ではどのショートカットキーを押すのか?
というのを絶対に毎回毎回、最後の章まで省略せずにきっちり大きく書いてあるところも、非常に有り難いのですよ。
(巻末に、書籍内で使うショートカットやモディファイアのまとめページもあります)
繰り返すうちに、いつの間にか手が覚えてしまうような工夫がされているのも嬉しいところ。

1章づつ、ゼロの状態から作っていくアイテムが、部屋本体を除くと9セットあります。
(上の画像は、私が1〜9章目までの内容で作ったものです。書籍では、1章目のドーナツは両方茶色いチョコがかかっています。味が違うのを作りたかったのです…

章ごとに、ゼロ状態から始まってモデリング→色をつけたり配置構成してからレンダリング までの一連の流れがあり、たとえ短時間制作の超シンプルなアイテムでも、小刻みに「作品」ぽく仕上げられる満足と達成感を持つことができるのはMdesignさんの書籍やYouTube動画の特徴と言えます。

SNSに一章づつの画像をアップしてモチベーションを上げている方も多くいらっしゃいますから、そういう楽しさがこのシリーズの書籍のヒットにも繋がっているのでしょう。

10章目の お部屋+その他の装飾の制作は、1-9章に較べると比較的手応えある難易度のように感じましたし手数も多めだったので、それなり時間はかかりました。
しかしまとめとして、今までに作ったアイテムをドールハウスに並べるが如く配置していくのは気分が上がって楽しかったなぁ。

↑ MdesignさんのYouTube動画チャンネルです。
3DCGの重要ポイントをおさえつつ短時間で作れるチュートリアルがたくさんあります。
私もこれまでにいちばん数多く作ったと言える動画集です。とてもお世話になってます!


いちおう、「10日間」という名前はついていますが、人により打ち込める時間数はさまざま。
時間がたっぷりある学生さんから、仕事や家事や家族の世話に忙しい大人も含めて本当にいろいろですから。
マイペースで取り組みましょう。
休日しか出来なければ10週間でいいし、ほそぼそと10ヶ月がかりでも全然いいと思います。
逆に、手馴れた人が基礎練替わりに使う場合は10時間とかで余裕なのかもしれませんね。
年度末の真っ只中なので、私も全くもって計画通りにはいきませんでした。

CGの分野もSNSをはじめとしてネット上に流れて来る情報は非常に勉強になりますけれど、資格試験とは違いますし、プロ的な立場を目指している人ばかりじゃありません。
○○じゃないと とか 何故○○できないのか?等々、強い言葉で初学者を不安にさせて何かへ誘導する人ってSNSには必ず登場するんですが… 警戒して心の距離を取らないと疲れてしまうこともわかりました。

情報には「ほどほどに」影響されつつも、趣味として自分のペースで楽しく続けられることが一番だよなあと思っています。

私はソフトウェアを問わず、
こういうチュートリアルを淡々と「基本、説明書通りに」こなして、模型とか手芸みたいに完成に向けて組みあげていくのがけっこう好きなんです、何十年も昔から。(たぶんそれ自体が趣味…)
そんなんじゃダメだと言う人もいるでしょうが、私は楽しいし、結果的にお仕事に役立ったりした人生なので気にしませんよ。
オリジナリティなんかはゆっくり後からついてくることを期待するか! と、Blenderに関しても開き直ることにしてます。


下記は、発行元は違いますが同じくMdesignさんの教本で、今回の「お部屋シリーズ」より前の時期に出たものです。
YouTubeで公開中のチュートリアルと連動して解説されているので、作り覚えのある方もいらっしゃるかも。
シンプルなアイテムばかりなので、サクサクと気軽に取り組むことができますよ。
(すこし古いバージョン向けの動画が多いですが、Blenderの基本操作や考え方を学ぶのには支障がありません。)

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YouTubeチュートリアル+書籍の組み合わせで、おさえておくべき機能を網羅したアイテムが全部で30個ほど作れるんです。
下記は、この書籍と動画を見ながら、もうほんとにインストールから覚えた超超初心者のときに作ったもの。勉強になったよ!



★その他、今月に発売したBlenderのおすすめ本です ↓

改訂前の版は既にやっていて、下記で感想を書きました。↓

というわけで、このように優れた教材がたくさんあるBlenderの世界。
これからも楽しくやっていきたいと思ってます!

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