
これは年に1,2度程度しかやらない作業だし、備忘録兼過去記事リンク集としてまとめてみました。
革文具(革が表紙になっているカバーやバインダーの類)を、クリームで手入れしました。
当初は鞄用に購入したコロニルのプレミアムディアマント、今はほぼ革小物用になりつつあります。
塗り込んで乾拭きしたあとの革の匂いが、ほんのり甘い感じになるところがお気に入りです。
※その後 この名前のものは廃番になり、下記の製品が同等品とのことです※

艶も過剰に出過ぎず、革色に深みが出るので、このクリームはかなりオススメなんですけれど...合わない革もあるので注意が必要です。
(起毛革は当然無理で、ふかふかした質感のものや艶がない加工のものは色落ちしてしたり本来の光沢が失われる可能性が大です。
硬い表面のものでも必ず隅っこや裏側でテストしてみましょう。
こういう塗り込み用途のために着古した綿製の肌着やTシャツの端切れなどをためておくと便利です。
ティッシュは毛羽立つので、あとから厄介なことに!)
トラベラーズノート茶革カバーもコロニルだと僅かながら色落ちがある(拭き布がいくらか茶色くなる)のですが、塗ったあとは小傷がだいぶ奥に引っ込んでくれるし、穏やかな光沢が出るので、年に一回くらいはいいかと。

写真で一番下にあるのはHZKで作ってもらったヌメ革のノートカバーですが、まだ新しいもののクリームとの相性は良好で、さらにしっとりぴかぴかに。


ブレイリオのコードバン文庫カバーも色が濃くなってかっこよくなりました。
(ただし、この手入れが出来るのはコードバン側のみ。
裏面の差し込み部分を構成する茶色い革だけは結構色落ちしたので使ってません)

その下の四角いのはクオバディスの2008年版から使っているルナの革カバー、そろそろ革も柔らかくなりつつあるので、ヘリの縫い目付近にクタっと感が出てきていますけれど、相変わらず赤みは綺麗だし、傷も色落ちでなく凹みになるだけの丈夫さ。
この感じならまだまだイケるはず。
Executive(手帳本体)が今後暫くは廃番てこともなさそうだし、まずは10年選手を目指したいと思ってますよ!
一番下はA5のダヴィンチのシステムバインダーですが、かなりお買い得品だったので心配していたにもかかわらず、色落ち等全く無し。安心!
独習記録用にホソボソと稼働中ではありますが、せっかくのA5だし、もうちょっと方向性を変えて使用率を上げたい。


その他にもフランクリン・プランナーのバインダーやら(これも月間リフィルで運用中。)文庫カバーやら塗り込んでみたけれど、「経年で内部からじわじわとツヤを出す」タイプのもの、例えば7年目に入ったブッテーロ革のロディアカバーやgentenのブックカバーなどは既に自分の脂でうるおっている感があって結構しっとりしているので、クリーム塗ってもそんなに変わらないというか、余計なお世話なのかも?です。
(しかし汚れ落としと更なるツヤ出しも兼ねてほんのちょっとだけ。)

革の経年変化は興味がありますが、使いっぱなしの汚れでヤケたような感じになるのは避けたいです。
と、いうことでうまいこと長く美しく愛用していけるように、お手入れを工夫しつつ(といっても、クリーナーとクリーム一個づつしか持ってないんですけど...)続けたいと思います。