
2008年の12月に購入した、10年日記です。
(伊東屋プレミアムレザー版、という革装品ですが、中身は博文館の「10年連用ダイアリー・A5」。)

2009年の正月から1年間せっせと書き続けて年末を越え、いよいよ2010年という「2ブロック目」が始まっているところ。
隣の位置にある昨年同日の記録を見るのがなかなか楽しいので、今年に入ってからはほぼだいたい、毎日の終わりに書き込めるようになりました。
外側の見た目は、1年くらいではほとんど変わらないなあ…
表紙の端のカドの手触りが少し柔らかく、丸みが出てきたような気はするけど。
(黒じゃなければ、革の経年変化みたいなのはそろそろ感じられるのかも?)
三方銀もまだきらきら輝いてます。
だだっ広いページの端にぽつんと書き込むだけの1年目は、けっこう面倒なときもあって、あとからまとめ書きなどの時期が何度も。
でもこれからは、前年の自分が後押ししてくれる感じがするので寂しくないのが心強いです!
A5を10年分(横2×縦5)にブロック状に分割しているだけの無地欄なので、一日分はごく少量の書き込みだけで済むのが、続いている理由だとは思うのですが。
だいたい120字も書けばいっぱい。
twitterの1投稿分(140文字)より少ないと思うと気楽じゃないか!
2,3件の事項を箇条書きにして、ちょっとした「気分」「感想」と一緒に書き込み(←これ重要。出来事の羅列だけなら手帳の転記という二度手間な作業になるだけだし、それ自体億劫になってしまうと思う)、最後の行に夕食に何を食べたか記入。
上のほうにスキマがあれば、使ったペンとインクの名前もメモ。
このパターンでずっときています。
意外と役に立っているのは、
・季節的な家事情報(–寒いから今日から毛布を出した、とか。)
・滅多に使わないけど捨てるわけにもいかないものの収納場所
・読んだ本や観た映画のタイトルと、「正直な」感想
・○○が欲しいなあというボヤき(–理由があって諦めるか入手するか、の決着がつくまで割としつこくボヤいている)
・○○が美味しかった(またはその逆)という、自作や外食の「正直な」感想
・きょうは気分が乗らない・一日中眠い(–またはその逆)とかいうような、おおざっぱなメンタル的記録
・その他、翌年以降の自分へ伝言しておきたいこと
というような、いわゆる
「普通のスケジュール手帳には、いちいち書かない」
ような小さ~い些末規模の書き込みほど、翌年の自分が眺めると、その日の記憶が鮮明に蘇ったりして面白い。
実際、昨年とは仕事などでやっていることは違っても、物欲周期や、食べているものはだいたい同じことに気付いたり。
あ、でもその日、世間的に大きく報道された出来事なども、上記のネタがなければもちろん役立ちます。
「出来事」の記録蓄積は、システム手帳リフィルに今後何年もやっていくつもりなので、10年日記のほうは、あえてそこに書ききれないものを寄せ集めて仕舞っていく場所にしたいと思います。
どちらも、心身すこやかなまま続いていきますようにー!
レギュラーで使う手帳は今後どう変わっていくか全くわからないのだけど…
でもなるべく、こういうふうに長期継続のヨロコビや利益を味わっていきたいので、「結果として使わない手帳」をいっときの物欲に任せて買わないこと。と、誓いたい。
昨年末はその点大丈夫だったし、今年もまだ、飽きてないし(1月だし当たり前か)、買い足してもしていない。(4月始まり版のいろいろがそろそろ売り出されるんじゃないか?ビクビク)
・・・頑張れ自分!
写真のペンスタンドはシンガポールの空港で買ってきた、私にとっては大事なお宝です。
これ自体は机に常駐していますが、そうしょっちゅう149を使っているわけじゃないので、普段、何もささってないときはホコリよけに指人形をかぶせています….。
スポッと中に差し込めるわけでなく、首軸の上の小さな段差を使って「ちょこんと置く」感じになるのですが、中屋の万年筆にもピッタリ支障なく使えるのです。
漆色とモンブラン黒の、日独ツートン(?)がなかなかいい感じです。