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デルフォニクス リネンの手帳を買いました。

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世間のお店ではもうすっかり、2006年版の手帳売り場も充実してきましたね。
販売戦線の夏の終わりからのスタートが当たり前になってきた近年、9月や10月(つまり、今!)始まりの手帳をみても驚かなくなってますよ。
皆さんフツーに、来年に備えてというよりは「これから使う」感覚で買ってるみたいだし。

私の場合、8月あたりから既に、ほぼ日手帳の肥大化と過重化でもてあましていたので、スケジュール管理をミニ6穴システム手帳に移行しました。
面積としてはちょうどいいし、見開き1週間という視界と進行スピードが、やはり自分にはベストだと納得。

ちなみに、レイアウトは左が週間スケジュールで右側がメモ罫線になっている、「レフト式」というタイプが学生時代から好きです。
日付を限定しない、週間を通じたToDoや物欲リストが書けたりもするし、スケジュール以外のメモの置き場所としても便利だから。
というか、このごろはユーザーも多いというバーティカルという縦型レイアウトのタイプを使うほどの日々を送っていない。
使ってみたいけど、あれはキビキビと時間を刻むヒト用だと思われ、自分の生活には全く向いてない予感…。

今は日付自力書き込み式のリフィルにしているけれど、来年分の日付を印刷してあるリフィルのセットもとりあえず購入済み。
これで今後も万全!
と安心したいところなんだけど…。

華やかに盛り上がる手帳売り場を通る度に、やっぱりさまざまなラインナップの綴じ手帳商品群が気になって仕方がない。
「まだ見ぬ王子様はいるのかもしれない」←意味不明 という期待と物欲にめらめらと踊らされてしまうわけです。
サンプルをぺらぺらとめくりつつ、ぎりぎりまで悩んで、それでも気になるならお試しで使うだけでもいいから買っちまおう。
と思い詰めていたものが、結局うちに連れて帰ってきた、掲載した写真の手帳。
(なぜ、「ぎりぎりまで」なのかというと、これ、10月始まりの手帳なんですが、正確に言うと、9月最終週の今週から始まるウィークリー手帳なんですよ。
だから、先週末を購入検討のリミットと自分に言い聞かせていました。
人気商品みたいだから、そういうことはあんまり気にせず今後も買う人は多いと思われるけどね。)

デルフォニクスの、リネンというシリーズで、布張りなところがまず、かわいい。
透明ビニールのカバーがついているので使い勝手も良し。
表紙色(布の色)は7色くらいはありました。
写真のこれと、鮮やかなターコイスブルーと、相当迷ったもの。
サイズも、ミニサイズからわりと大判なものまで数種類。(中身レイアウトも判型によって微妙に違う。)

これは、A6サイズでレフト式のウィークリー。右側ページのドット罫線もこまかくてちまちま書けそうで好み!
もちろん前の方に月間スケジュールのページもあるし、さらに狭い行幅ながら年間で見渡せるページもあってよろしい。
ページの下隅に、まるく切り取れるミシン目がついていて、ページ進行に沿って毎週ピリっとやっておけば、指を当てるだけでその週のページが開く。
付箋はもちろん栞をはさむのも煩わしかったので、こういうのも使ってみたかったんだよなあ。

あと、これが使ってみて実に気に入ってるんですが、万年筆の書き味が素晴らしい。
ペン先からは、「ロディアがもう少しふわっとしたような」感触が伝わってくるわけで、ああこのクリーミーな感じ(笑)は同じデルフォニクスから出ている、ロルバーンのリングノートと同じ性質の紙なんだろうなあと。
だとしたら、きっと鉛筆類などの筆記にも相性はいいでしょう。
もちろん厚口のしっかりした紙なので、裏写りも心配無く。
(後日の追記:裏への染みこみが全くないというわけではないけど、使いにくいというレベルまではいかない)

見た目も、結果的に、この「麻布(アサヌノ)」タイプにして正解。
個性控えめな存在感ながら、机上のどこに置いても、他の何と一緒にしてもすっきりなじむところが、生成りっぽい色の利点ですね。
最近流行りなのかよく見かける「手作り生活大好き本」路線を思わせる、こういうナチュラル色彩のコモノってあまり興味なかったのだけれど、見直しちゃいました。

この使いやすさ、システム手帳の運命が危ういです。
既に今週一度も使ってない。
「よっぽど気になる手帳なら、思い切ってどんどん購入してお試し」指令を自分に出していたのですが、突如終了しそうな勢い。

(まあモールスキンなんかにもそうですけれど)わざわざ表紙を独自に補強しているのが特徴のモノに対して、さらにカバーをかけるのって今のところかなり抵抗をもってるので、基本的にこれはそのまま使うつもりだけれど(って既にカバー付で売ってるようなもんなんだったコレは。)、A6という文庫互換のサイズなので、外出時のみ、ほぼ日手帳の革カバーをさらにかぶせるという考えもありです。
ほぼ日のカバーはポケットの便利さとか、どんな太軸ペンでも大抵はきっちり入る理想的なペンホルダーという機能がほんとうに捨てがたいので。外歩き専用だけにでも買う価値はあるんだな。
★後日の追記★
表紙をあれだけ吟味して買ったにもかかわらず、結局、普段もほぼ日の革カバーかけて使ってます。
機能が3割ぐらいアップしたように思えるほどに便利なので、専用カバーとして超オススメです。

いっしょにうつってる万年筆は、書斎館で初めて買ったアウロラのオプティマ・バーガンディ。

写真でひとめぼれして購入に走っただけあって、私のコレクションの中では、いまだにいちばんの華やか美人。
とても滑らかだけれど、筆的なしなりはあまりなく、鉄ペン的な味をもつ硬いペン先(14K・F)です。
シャカシャカといかにも万年筆っぽい効果音を出しつつ書いてくれます。
太めの軸だし柔らかくもないので余計字が雑になった気もして、だから最初は、見た目優先で買ったのを後悔しかかったほどに慣れるのが大変でした。
いまはすっかり、目にも手にもうれしい万年筆に成長。
(これを持ち慣れたおかげでモンブラン146もぜんぜん太く感じなかったし。)
渋すぎず盛り上がりすぎず、の比較的おとなしめなインクフローの関係からなのか、他の高額ペン達と同じラミー青インクを入れてもモールスキンには一番裏抜けしない、よい子です。

と最後に万年筆をほめて終わる。

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