
昨年12月に購入以来よく使っている多色ペン、スタイルフィットです。
多色軸は市販の標準構成でわりとあっさり満足してしまう方なので、こういう「自分で色を選んで組み合わせる」製品を買うのは、実はこれが初めて。
売場に行くと悩みすぎて時間がいくらあっても足りないだろう・・・ということは予感していたのですが、かなりリサーチしたつもりでも、本当にレジに持っていくまで30分くらいかけてしまったように思います。
欲しかった理由は、昨年の「ノート&ダイアリースタイルブック」に掲載されていた極細字ペン特集で、これの0.28mm芯の威力に感動し、細字愛好者としては所有欲が抑えられなかったため。
軸直径がけっこう好みだったので、3色ホルダーを選びました。
ラバーグリップも無く、とても持ちやすいので気に入ってます。
シャーペン機構も入れたくて迷ったけれど、5色ホルダーはちょっと太い…。
下のほうが透けているのでだいたいの位置は把握できますが、ノック部が全部白なので少々不便かも。
ハイテックCコレトのような、ひとめで色識別できるようなパーツがついてればよかったんですが。
インク色は、ピンク/ブラウンブラック/ブルーブラック、の組み合わせです。
(悩んだ割にはフツーじゃん..という仕上がりに。)
「ピンク」は、他に「ベビーピンク」や「ローズピンク」など微妙な色違いがありますが、ベーシックなものが一番好きな色味でした。
僅かに青みが入った紫寄りなところが特徴かも。
「ブラウンブラック」は、こういう色の万年筆のインクが1本欲しいと常々思ってまして。
ブラックと名前に入っていても意外に暗すぎない、綺麗な”こげ茶”だと思います。
「ブルーブラック」は、ゲルボールペンでは普段からゼブラのサラサを超愛用しているのですが、こちらの強い紺色と違って、スタイルフィットの方は”あおみどり系ブルーブラック”なんですね。
色しずくの月夜や、ウォーターマンのBBインクなどを使っていると非常に親しみやすい感じ。
uni族のBBはこの色味なのでしょうか。
サラサとも使い分け出来そうな気がするので、もっとインク量がある芯で単品ブルーブラックを買ってしまいそう。
ノック式のシグノなどが同じあおみどりなら買ってみたい。
0.28mmって、おっそろしいほど細字です。髪の毛みたいな線。
日本の文具技術力って素晴らしいわ…。
書き始めると、紙繊維の隙間を分け入ってゆくピリピリした振動が手に伝わってきて(Moleskineの場合。)、ぬらり滑らかという感じは望めませんが。
しかしこれなら、例えば測量野帳やほぼ日手帳といった3mm~クラスの方眼にでもらくらくキッチリ字が入るのでしょう。
システム手帳のリフィルや、手帳用紙のようなキメの詰まった滑らかな紙が向いていますね。
いい色がたくさん揃っているので、0.5mm構成などでもう一本組んでみたい気もするのですけど…こんな細い芯だとインク無くなるの早いんだろうな….。
