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トラベラー フレームという万年筆を使い始めました。(Diplomat Traveller Flame)

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システム手帳のペンホルダーに差したまま持ち出せる、細軸な万年筆を以前から探していました。
バインダー脇に常駐させて「書きたいとき」にいつでも手に取れる使い方が出来るもの。
キャップはなるべく勘合式(パチッとはめる)のほうがラクでよさそう などと…

そんなタイミングで!
ドイツのブランド、ディプロマットの輸入代理店であるダイヤモンド株式会社様から製品をご提供頂き、Instagramで何度か感想を投稿する機会がありました。

DIPLOMAT-ディプロマット ←公式サイト

海外メーカーでこういう細身シンプルな軸があると思わなかったので、おぉ良いなぁ!と喜んだ次第です。
既にあちらでは何度かの投稿をさせて頂きましたが、現在も非常に気に入って毎日使うほどのペンになっているので。
情報が流れ去りやすいSNSでの紹介で終わらせるのは惜しくなり、このブログのほうでも記録を残しておこうと思います。

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というわけで、ディプロマットのトラベラー という万年筆です。

トラベラー | DIPLOMAT-ディプロマット ←公式サイト

今回、トラベラーの中ではちょっとユニークな「フレーム(炎)」という名がついた軸を選びました。
かっこいいので!

トラベラー フレーム | DIPLOMAT-ディプロマット ←公式サイト内ページ

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この軸の独特なグラデーション、ステンレススチールをバーナーで焼き付けて変色させているそうです。
こういう金属的虹模様、カヴェコやツイスビーの軸でもありますよね?
流行ってるのかな? 実はかなり好きです… 1本づつ焼いているということは、まったく同じ模様というのはないはず。

いかにも金属軸な見かけですが、透明なコーティングがしっかりとかけてあるのが特長で、表面はとても滑らか。
ツヤッツヤです!
金属特有のヒンヤリや、ザラッとした粗い感じも無く。
(真鍮のように、手指へ金属の匂いが移るようなことももちろん無し)

軸直径は1センチほどですが、20gほどの金属軸なので意外にずっしり感のある持ちごこち。
スチールのペン先は細字と中字があります。
私のFペン先ですと、国産ペン先の中細くらいかな?
ゲルボールペンなら0.5くらいの使い勝手で視認性良く、インクの色を楽しみながら「手帳ペン」として万能に使える線幅だと思います。

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細軸ゆえにだいぶ小さなペン先ですが、ペンポイントまでの距離がある”シュッとした”形状。
硬めながらも筆圧をかけると程よい弾力があり、紙にスッと吸い付くような感触があります。
とても書きやすいです。
フローも優秀で、スチールニブ特有のカリッとしたところも気にならないので、紙を選ばず滑らかに書けるでしょう。

まずは同梱の青インクカートリッジで使い始めています。
濃いめのロイヤルブルー色です。
多くのメーカーからも出ている欧州規格ショートタイプなので、入手しやすいと思います。
(コンバーターは付属しておらず、別売りとなっています。)

ちなみにトラベラーという名前のとおり、外出対策として予備のショートカートリッジをもう一本入れておける空間が軸内に存在します。
これはなかなか便利…!

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キャップは勘合式です。
かなり硬めにぱちっと締まります。
軸表面もツルツルだし、新品の現在は片手での開閉はちょっと難しいかな?
ただ、これくらいしっかり固定されることで手帳のペンループなどに差して移動中、気がつくと「キャップしか差さってなくて本体が行方不明 」
などという悲劇が防げるのでは?と想像。
使っていくうちにいくらかはこなれて開けやすくなるでしょうし。
キャップが硬いというのはむしろ安心要素ではないでしょうか。

クリップは手に優しい丸みがあり、こちらも開きはかなり硬め。
試したところ、能率手帳ゴールドの表紙ぐらいの厚みがはさめるぎりぎりかも。
このホールド感、持ち歩きに便利ですよ。
システム手帳のペンホルダーに、クリップだけ差す場合でもぐらつくことなく収まる感じです。

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ディプロマットのロゴは、しずくを花に見立てた「インクフラワー」というものだそう。
私の撮影技術ではわかりにくいけど、レンズ状に膨らんだ透明なキャップ天冠の奥に沈んだお花がとても可愛いんです。
(キャップの頭にそのままプリントされてるより、ずっと豪華じゃないですか?)
このお花は、よーく見るとペン先にも刻まれているのでした。可愛いっ

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というわけで形状がシンプル過ぎるゆえに、画像の第一印象では「わりと地味…?」となっていた万年筆。
しかし、ツヤツヤ滑らかで手に馴染む触り心地や、カチッと固定される機能的な仕様など、使ってみて気付く素敵なポイントが多々ありました。
ブランド内では廉価なラインにもかかわらず、大人向けな雰囲気になっていることも注目すべきでしょう。

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金属を焼き付けた模様である「フレーム」の軸は、革や木などナチュラルな素材の文具と合わせてもかっこいいですよ。
ペン先まで同じ軸色が続いている(黒い首軸がない!)ボールペンのスラッとした姿も美しいと思うので、お揃いで使ってみたい気もします。
ちょっと名前が近い、トラベラーズノートなどにもぴったり合いそう。 3月に出たという新色の「スノーホワイトゴールド」軸も可愛い。

こういう軽やかなペンと小さな手帳をバッグに入れて、ふらっとお気に入りのカフェなどへ出掛けてみたいものですね!

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