
先日、実家から古い万年筆が送られてきました。
15年とか、へたすると20年前くらい?に、フランスのおみやげとして貰ったものです。
ずーっと机の引き出しの中にあったもので、私の中では、これで「書いた」という思い出は全くなし。
乾いて詰まったのか、カートリッジの入れ方を知らなかったのか(?)で、それくらいの長期にわたって、使われることもなく眠っていたモノのようです。
ここを読んで、(私が最近こういうものに目覚めたのを知り(笑)母がメンテナンスに出して復活させたものを送ってくれたのでした。
(洗浄機にかけただけで直ったそうなので、とりあえず詰まってただけみたい。)
女性むけっぽい細身のパーカーで、18金のF(細字)ペン先。
重めなんですが、とても書きやすい位置に重心がきていて、気持ちよく書けます。
指に当たる部分が、Safariのように面取りしてあるだけでなく、溝が彫ってあってしっかりグリップできるようになってます。
いやー良いモノを手に入れたなあ。
「もう売ってない型(なので部品の補充がきかないから大切にね)」
と言われて持ち帰ってきたそうなのだけれど、マニアに足をつっこみつつある私としては、これがいったい何なのかすごく知りたいのでした。
というわけなのですが、ネット上であっけなく発見しましたよ母さん。
これは、Parker75といって、93年ごろに発売中止になりましたが、パーカーの75周年記念として製造されたモデルだそうです。
同じ形の、材質的にいろんなタイプが売り出されたらしい。
型としては名品であるらしく、今でも(親からもらったとかの同じような理由で)愛用している人がたくさんいるそうです。
検索をかけてみたら、世の中にはパーカー75の熱狂的収集家がいると知り、「Burgundy」という名前の軸であると知りました。
ラッカー仕上げのシリーズみたい。
ああーすっきりした。
ブルーブラックのカートリッジをつけて送られてきたのですが、この色も使いやすくてなかなかいいもんですね。
ただ、以前から聞いてはいましたが、パーカーのインクはモールスキンの紙には裏抜けが激しくてびっくりです。
コンバーターが使えるみたいなので、今のインクを使い終わったらラミーを充填しようかと。
先月、書斎館で思い切って購入したアウロラのオプティマですが、ようやく手が慣れてきました。
軽いんだけど太めの万年筆なので正直、ひとまわり小さい「ミニオプティマ」でもよかったかなあと何度も思ったのですけれど。
下の方を、立て気味にしっかりと持ってしまう癖があるので、筆記具は先にむかってすぅっと細くなってる方が安定感があって好きです。
(ファーバーカステルのペンシル、「エモーション」の流線型は、持ち心地としては、かな~りベストなんですけど、この形で万年筆化が予定されていると聞きました。こりゃもう買うしか。)
オプティマは太い上にあんまりくびれてないほうなんじゃないかな。
でも、慣れちゃうもんなんだよねー。
というより、高いもんだから、必死で手が自己訓練してくれたんじゃないかと…
やっぱり、スチールペン先のSafari等にはない弾力が手の力を吸収してくれてるのが心地よくて、ぐいぐい大量に書けます。
バネが入ってるみたい。
字が(いくらか。わずかに。)上手に書けるという点では、細身の方がいいんだけど(という意味でこんどは小型の細ペンを物色しはじめていた私。)それはもうParker75が手に入ったからいいや。
(……しばらくは。いつまで抑制できるものやら。)
