
昨年さいごに買い、今年さいしょに開封した文房具がこれ。
MoleskineのWoodstockデザイン版です。
1969年夏のウッドストック音楽祭から40年記念限定バージョンとのこと。
発売されたとコミミにはさんで以来ずっと気になっていたのですが、10月に行った東京ミッドタウンのお洒落な文具屋さんでレジ前に平積みになっていて、それがはじめての実物目撃。
手にとって、あのノートがここまで可愛くなれるんだ…とうっとりしました。
(ちなみに、ウッドストック版は他に3柄あります。)
しかし、3000円弱の値段がついていたので、ちょっとなあと。
旅先で買ってきたりして家にけっこうある(そして使いきれなくて何冊か人にあげたりもした)通常版の未使用在庫達のことを思うと、いったん頭を冷やすことに。
ああでもしばらくして、円高還元なのかAmazonでわりと安いことを発見してしまい、とうとう手(マウス)が滑った。
年末に何冊か小説などをまとめ買いしたのですが、そのなかにさりげなく同梱……なんでも売っててコワイヨー

ToDoやメモを日々書き連ねてきたMDノートを年末でほぼ使い切ったので、正月後ココロあらたに何かを使いはじめる気でいました。
この、元気でめでたいポスト的な赤さといい、まさにそれに相応しいと思ったわけです。
というか買いたての今、ここで踏み切らないと「もったいないからとっておこう。」と仕舞い込むであろうこと確実…。(限定版の罠)

というわけで、神妙に透明フィルムを切り裂いた私。
備忘録的に何年越しかで使っているようなMolesekineばかり身の回りにあるので、新品開封するのが実は久々なのです。
表紙をひらくとまた同じハトの絵がデザインされていてこれもとても可愛いです。
当時そのままの、Peace&Musicなポスターは後ろのポケットに四つ折りで入っていました。
(さっそく壁に飾ってます。)
いままでMoleskineは方眼がほとんどでしたが、横罫も視界が明るくて使いやすいなとあらためて思ってます。
罫幅は6mmで、ノートとして馴染みぶかく、細字で無駄なく書けてちょうどいい空間といえます。

紙質については、万年筆にとっては難関であるいくつかの点も承知していますけれど。
Moleskineについてはそれほどヘビーユーザではありませんが、このノートを身近に置いて5,6年経った今、だいぶ「許容耐性がついてきた」というのが本音。
青系インク好きなのは昔から変わってないのですが、最初の頃は、ラミーのブルーがこの紙の裏抜けにも強いと納得して以来、どんなペンにも入れてました。
(古典BBインクは使用自体がまだちょっと怖かった。) しかし、さすがに何で書いてもラミー青というのも飽きてきて、ここまで振り回されなくてもいいかと試行錯誤するようになり。
まあ、多少はウラからじわりときてても、オモテ側の毛細状滲みがほとんどないなら良しとしよう、という心境に成長しました。
ちなみに”よくある青系”しか使わない私の守備範囲ならば、
「海外の定番的ブランドの、定番で出されているブルーやブルーブラック」ならだいたいほとんど大丈夫、「国産はプラチナのブルーブラック以外は厳しい!」
—-というのがざっくりした結論です。
(まあこれも、各人の許容耐性によって評価は違いますよ。)
・・ですので、200円のプラチナ・プレピー/ブルーブラック軸なんてほんと、持ち歩きでも緊張なく使いまくれるMoleskine用万年筆として超おすすめです。
最近のだと、セーラーの「超微粒子顔料インク・青墨」がちょい気になってますけど。
びくびくしながら使ってみたい気満々。
いまだいたい1日1ページ相当のペースで、調子よく運用してます。
かつてフランクリン・プランナーやほぼ日の上で書いていたことをそのままやってるんですが、特に問題無し。 細字で書くとしゃかしゃかといい音が立ち上がってきて、ペンの当たりも柔らかい。
私のことなので、途中で他のノートにふらりと手を出す…なんてことも大いにあり得ます。
しかしそんなときもいずれ必ず戻ってきて、結果、今年中には240ページあるこのノートが埋まり終わってればいいなと、ゆるく目標をたてておきましょう。