引きこもり気味な生活の中で久しぶりにリアル文具店に立ち寄ると、どれもキラキラと素敵なものばかりで感動します。
情報多すぎて、ときどき目眩もします。 今回買ってきたボールペンも、「おぉお…」と売場の前でしばらく動けなくなったほど心動かされたもの。
PENONという木軸ボールペンなのですが、そのなかの、ノック部分にお子様ランチのような小さい旗がついているシリーズ。


絵本の1ページのような動植物たちの可愛い図柄は、なんと刺繍で出来ています。
糸の凹凸や光沢感など、(ネットの画像よりも)実物を眺めて初めて気付く繊細なポイント多し。
というわけで、ここから1本だけ買って帰るとしたら、どれなのか?
と悩みまくったのでした。
(けっきょくいつも赤系の配色を選んじゃうのね…)
とても小さな面積の中に、可愛さや印象の強さを表現するというのはなかなか大変なことであろうと想像します。

試し書きのペンも置いてあったので手に取って見ると、大好物のニードルポイント芯でした。
インクは油性でなく、ゲルです。
0.5mmということで、国産万年筆のFくらいの細線が引けます。
書いた直後、紙の上で一瞬キラッと光るくらいのフローがあり、とても滑らか。
濃淡も滲みもない、とにかくまっ黒い濃さが印象的。
特にクリーム色の紙の手帳に書いたときの視認性は素晴らしいですよ。
能率手帳でさっそく活躍中です。

こういう華奢でカワイイ感じの軸からこんなに強い線が書けるとはね〜。
という面白い(良い意味での)アンバランスさも感じたのでした。
これならば、おそらくインクの減りも速いであろうと予想。
替芯のパッケージも一緒に購入しました。
紺や赤のインクも発売されないかな…
軸はロングとショートがあり、絵本的な動物デザインの刺繍旗はロングのほうです。
ショートはもっと小さい旗で、鉱物の結晶模様。
これも欲しいな…
鉛筆軸と同じ直径なので、システム手帳やリングノートの輪っかの中に収納出来るのが面白いかも。
旗がヒョコッと飛び出している光景も楽しい!

エコに徹した方針の製品のようで、パッケージもダンボールのような質感の紙製です。
畳まれた構造のケースを分解してみると、型抜き模型のような感じで、専用のペン立てを作ることが出来ます。
机の上に旗が立ってる感じがとてもカワイイんですよ。
(web上に作り方が掲載されています。
組み立ては面白かったですが、茶色地に極小で印刷されている白色の記号を合わせるのが、大人のrogan目には困難)
替え芯のほうも、パッケージを封筒にして送り返せるようになっています。
分解して素材ごとにリサイクル原料へ加工するのだそう。
インクの終わったボールペン芯は何も考えずそのままゴミ箱へ放り込んでいたので、こういう取り組みにはハッとさせられました…
というわけで今のところ黒インクしか無いのは残念ではありますが、まだまだ欲しい旗がある。
….増やしちゃうだろうなあ。
(通販含めて、まだ取り扱い店舗が少ないかもしれません。私はイオンに入っている未来屋書店で購入。)
