ずっと愛用していたシャープペンが、ノックする度にグリップから下がスッポぬけるようになってしまい、困っています。
なかなかいい握り心地で、欲しい!と売場で思ったのがPILOTのS3(エススリー)。
軽いし、この「プロ仕様(?)っぽい」タイプなのにグリップまで樹脂というのも私好み。
その少し後に出て来たのはゼブラのテクトツーウェイ。
どちらかというと、世間の評判先行で気になっていたのですが、店頭で遭遇してからは、結構面白いデザインだと気になりまくり。
グリップ部分の輪ゴム状に巻き付いたシリコン樹脂みたいなのとか、「フリシャ」というネーミングとかをはじめとして、微妙なクドさが第一印象ではあったのですが、見慣れると格好いい..とすら思うようになって、ついに買ってしまいました。
(近所のLOFTでは、タイミングを外すと軒並み売り切れで什器に一本もささってなくてガッカリ、の人気商品ですし。)
前述の、パイロットのS3を0.5で、ゼブラを0.7で。
S3は今のところ、手持ちのなかの「0.5代表シャーペン」に選出したいってくらい気に入りました。
ゼブラほどの工夫しまくりな機構はないのですが、この軽さとシンプルさと、グリップの絶妙な「細り角度」が私のツボです。
未体験の0.9ミリ芯をこれで試してみたい気がしています。
これで300円というのも有り難い。
テクトツーウェイは思い切って、1000円のほうの青軸で買ってみたのですが。
このメタルなブルーはすごく大人っぽい綺麗な色だと思います。
オレンジもかわいいけど、青おすすめ!
とはいえ、このテクトツーウェイの1000円バージョン、持ちやすいことは持ちやすいんですが、ずっしりとした重心が、前方にハゲシク集中していて、つんのめりそう(笑)
いくら下のほうを持つには好都合とはいえ、総重量がけっこうありますので、私の手には、ササッとした筆勢で細かい描き込みをするには指先がだるくなりました。
そのかわり、このしっかりした重量感でもって、じっくり考えを練りながら作るタイプの図解用途や、手帳やメモの短文書き付けには非常に向いていると思います。
振って芯を出す機能ですが、確かにこれは便利。
でも!
あえてこれをロックして、うしろをノックするのも好き。
コクコクっという穏やかで「高級な」手応えがたまらないんですよ。
ノック部の、親指がのせやすく曲線にカットされているところとか、こまやかな親切を感じます。
期待感が高まったついでに、今日、この樹脂グリップ版の「テクトツーウェイ・ライト」も買ってきたんです。(0.7で黄色樹脂軸・600円)
ああこれくらい軽い方が、スケッチ系含め、細かい作業のほうには向いてますね。
1000円版ほどの過激バランスじゃないにしろ、すごくいい重心位置じゃないでしょうか。
とにかくオドロキの使いやすさです。
シャリ感がある書き味の芯が似合いそうです。
そんなわけで、あっというまに私の「良いシャーペンを探す旅」は終了しました。
受験生時代に出会いたかったなあ。
こんなすごいのがみんな、それぞれ1000円以下で買えてしまうなんて。
万年筆も含めてですが、日本の文具品質恐るべし!素晴らしい!と心の底からしあわせに思いますホント。