
先週、OAZOの丸善に立ち寄ったときに、買ってきた、ピュアモルトの2mm芯ホルダー。
シャープペンやボールペンではよく聞いていたブランドだし、時節柄、贈り物にも人気だと聞いているけれど、こういうのもあるんだなあと感心して手にとって眺めていたら、急激に所有欲が…。
コヒノールやファーバーカステル製の木軸筆記具は何本かもっているけれど、それらと較べるとはるかに硬く重い材質であるようです。
ウイスキー樽のリサイクル品なんですってね。
なんとなく木管楽器に似たような触感なのが気に入りました。
私は大学までずっとクラリネットをやっていたので..。
楽器のほうはグラナディラで出来ています。
もう何年も蓋を開けていないけれど、この材質製の筆記具がけっこういいお値段するので最近気になってます。
だからといってどうしようもないんだけど(笑)
たっぷり分厚いのが、ウチのクローゼットに眠ってまっせ~。
これ、本体のみだと3000円なのですが、芯削りがつくと5000円になるっていうんで、オドロキ。
いくらお揃い素材で樽型のかわいらしい削り器だとはいえ、いかにも贈答品価格(たしかに、これもらえたら素直に嬉しい!)だったので、ステッドラーの
卵形芯削器を調達しました。
いちばん使いまくっているSTAEDTLER 780Cでは専用のぐるぐるバケツ型を愛用しているのですが、その他の芯ホルダー用には、簡易的なものしか持っていなかったので、コレで安心。
やっぱりフタ付だと便利だね~。
書き心地ですが、ステッドラー慣れしていると、わりと重く感じます。
軸直径や持ち心地はかなり理想的ですが、(とにかく重量感に慣れるまでは)私にとってはこまかな絵描き用には使いづらいかもなあというのが正直な感想。
でも、指先が疲労してくるような、イヤな重みじゃないのですよ。
バランス配置がよく作られているなあという感じ。
手元が安定する分、文字書き用途には最高な気がします。
手帳やノートといっしょに携帯するにもかなりおすすめでしょう。
スルスルした、シャープペンでは味わえない幸福感。
もちろん三菱鉛筆製の、ぬめっと滑らかですごく書きやすい芯が入ってるので。
(芯ホルダーなので、ノック部をずっと押していると芯が地面にむかって落下していくわけですけれど(悲)、これを防止するキャップみたいなのが終端についてる…
シャープペン的なものだといって人に貸すと、びっくり箱と同じような反応がかえってきて面白いです。) デザイン自体はシンプルでよいですが、テカテカと光る金属パーツがいまひとつ好みじゃないので、この芯ホル以外は、たぶん他のお揃いのアイテム(ボールペンとか。)には手を出さないだろうなあという予感はあります。
(早く持ち慣れて、いずれは色芯なども入れて使ってみたいのですけれど、おしりのキャップ(ノック部分)が固いうえに、形がまるくてつるつるしてるのですごーく取りづらいんですわ..これも問題!)
それでもこの、高級感のある木軸の触り心地は良いね。
写真ではずいぶん黒っぽくみえますが、実際のところは、くすんだ暗いコゲ茶色という感じ。
黒い木目もしっかり入っていて、絶妙な滑り止めになっているんだなあ。
というわけで、芯ホルダー好きの方々にはぜひとも!ですよ。