土曜日に行って来ました。
いつもよりちょっと遠くのシネコンですが、とても久々にIMAXシアターで観ました。
視界いっぱいにひろがる映像と臨場感あふれる音響が素晴らしすぎて、
もう今後の映画鑑賞は、可能な限りIMAXで良いのでは?と決意できたくらいに良い体験でした。

入場料はそれなり高いのですが、今日はかなりの混雑。
床から天井までぜんぶ宇宙!
そして、いろんな作品の予告編も楽しかったです。
Netflixなどの配信サービスでいいか〜と思ってしまうダメさもあり、最近わざわざシネコンへ行くことも少なくなってたので… ちゃんと映画鑑賞するの、今年が初です。
なのでちょっと贅沢してみたのですけれど、これはIMAX上映の体験としてはとても満足だったのでした。
※ただし、盛り上がってくると光の点滅はバチバチだし、宇宙船の回転や重力表現の激しめな場面もあり、私は短時間ですが目が廻りました。
そういう系統の映像に弱い方は、どうぞご注意を。
マット・デイモン主演の「オデッセイ」という映画の原作と同じ作者で(小説タイトルは「火星の人」です)かなりハマって愛読しましたから、プロジェクト・ヘイル・メアリーもわりとすぐに購入していました。2022年くらいだったかな?
ただプロジェクト・ヘイル・メアリーのほう、更にアンディ・ウィアー独特の調子が強まっており、決して暗くはないのだけれどけっこう話が壮大で、科学の知識がぺらぺらと主人公の思考でみっちりと語られ、なおかつ過去回想をはさみながら進んでいく…
という、私にはまあまあ集中力が保ちにくい長編で、休み休みで読み進んでました。
上巻を突破できたあたりから、一気にいけたかも。

(刺繍ではないけれど、ちゃんと厚みがあります)
プログラムは売り切れだったし、売店には他に何も関連グッズが無くてちょっと寂しかったんですが
これをしばらくは大事に飾っておきます。
映画は2時間半くらいありますけれど、それでも原作に対しては全然足りないということ、よくわかりました。
「えっ早っ もうここまで進んじゃうの!」と頭の中で呆気にとられながら鑑賞したところ、けっこうあります。
別モノとまではいかないけれど「映画になると、こんな感じに新しく組み直すことも出来るんだなあ」と感心したのでした。
親しみやすさ優先でつけくわえられたと思われる(例えばいっしょにホームセンター行ってくれたカールさんとか?)映画ならではのほのぼのエピソードもいくつかあり。
映画化されたロッキーは、読んでいる最中、勝手に想像していた様子とだいぶ似ていたので、私は嬉しかったです。
タチコマが岩になったみたいな感じ?
しかも、なんかピヨピヨしていてとてもいい人(なのか?)だと再確認できたし…
ストラッドさんも、見かけもキャラクターもかなり予想通りで良かったな。

前述したとおり、尺の都合により映画のほうでは語り足りていないことは多くあります。
あっさりと通り過ぎて軽めエピソード扱いになったゆえ、これなんで?(と疑問に思われたまま過ぎていった)件の数々は、原作ではたっぷりと説明されています
なので間違いなく言えるのは「映画を見てから原作を味わうの、とても面白い体験ですよ!」ということ。
たとえば、どのようなことが起こって、どのような理由で地球が危機に陥っているのか?
主人公がどんな形で実験に貢献し、何を突破口にして地球救済計画が練られたのか?
地球を救う方法はどのような仕組み?
ロッキーと出会ってからどのようにしてコミュニケーションがとれるまでに至ったのか?
主人公が乗るロケットの「ビートルズ」の仕組みは?
けっきょく地球はどうなった?
「その後」の主人公たちの人生は?
というようなことは、原作のほうで謎解きが出来ると思います。
科学の知識は全然ないのですが、ここまで熱心に説明されるとわかったような気にもなるし。
というわけで、鑑賞後の「あれは、そういうことだったのかー」という楽しみでどんどんページが進むことでしょう← 夫は、映画鑑賞直後にKindleで読み始まったようなのですが、たいへん気に入っているとのこと。
世間(の宣伝活動)の、いわゆるネタバレをさほど恐れなくても、映画も小説も大いに楽しめます。
皆さまも是非。
私も、もう一度読まなければ。
それにしても、主演ライアン・ゴズリングのどんな役でも良い感じにこなせる多才さはすごい。
「オデッセイ」の影響が強すぎて、原作を読んでいた当初はマット・デイモンの顔しか浮かんでなかったけれど、もう大丈夫。上書きされました。←解決??
ストラッド役の女優さんも素敵だったなあ。
全く違うタイプの映画だけど「関心領域」に出ていたと聞き、ああそういえばあの「奥さん」なのか!となりました。
同じ作者による「火星の人」も、私としてはとてもおすすめなんです。
双方とも根底にあるのは「人類も捨てたもんじゃないですよ」「深刻な事態ではあるけれど、助け合えばなんとかなるもんですよ」と、明るめに乗りきって読後に希望で満たされることかもしれないかな〜
SF読書の楽しみとは、まさにこれを味わえること… だとも思ってますからね。


