年末に、伊東屋で買いました。
2019年最後のペン、つまり忘年筆…!
大型文具売場を徘徊する趣味(?)があるなら、このボールペンを試したことがある方、わりといらっしゃるのでは?と予想します。

ぐりぐりと店頭で書いてみて、へえぇステキと思って帰宅後にネットで調べてみると、なんと通販では買えない(店頭販売限定な)んですね。
現在日付時点、001から004までの4種類が出ていますが、私のは001、ボルドーブラック色を選びました。

真鍮製ならではのズッシリ感と、各軸にあわせた色味がほんのり混じる暗めのインク色も独特。

軸の上半分は、アクリルとの二層構造になっていて、ぼんやり暗い部分と下の真鍮が透けてみえる光沢とのコントラストが格好いいのです。
くっきりした発色の芯は、(ボルドーブラック軸の場合)マットな赤茶の線が出ますが、紙色によっては限りなく黒っぽくも見えます。
総じて手帳などにも使いやすい、落ち着いた雰囲気のインクだと思います。
グリーンブラックやブラウンブラックの芯も試してみたい!

軸の重み:量ったら34gありました:も手伝って、ボールペンなのに「自重で書ける」という万年筆的な快感があります。
筆圧が最低限で済む上、重さゆえに手の中で安定するのですね。
滑らかなインク出でも(細字の範疇ではありますが、0.5くらいはあるかな?)紙の上でしっかりと芯先が止まってくれるので、考えつつのこまかい書き込みも楽しいペンです。
桜のマークがついた頭冠をグルリとねじって芯を出すのですが、
このけっこう重めな回転感触も、軸の見た目に合っているなあと思います。
真鍮なので、使っていくうちに色味や光沢が変わっていくのでしょうね。
ちょっと楽しみ…
能率手帳ゴールドだとかトラベラーズノートだとか、革の文具と組み合わせたい感じがあります。
クリップは硬くてそんなに大きくは開かないんですが、能率手帳の表紙へ無造作にはさむ、くらいのことは出来ます。
外出用のペンにするには、私には重たすぎるかなあ。
あと、冬場のヒンヤリ感も真鍮だから仕方ないか。
そして、ちょっとだけ手指へ金属の香りが移るのも。
それらを超越して「まあそんなこといいや!」と我慢出来るくらい気に入っていて、現在は完全に机上のいちばん近い場所にあり、はやくも
「このペースで使うなら替芯も一緒に買っておくべきだった(せっかくだから違う色にしてみようかな?)」
と心配しているところです。
この001軸の他にも、クーピーペンシルっぽい軽やかな002、小さいのに驚愕の重さの003、シャーペンとの複合軸の004などがあり。
皆さまもお店で是非手に取ってお試しくださいね。