ここ何年かで楽しく取り組んでいたベランダ園芸ですが、残念ながら現在は屋外植物は完全撤去状態。
個人的な理由でなく、建物全体が大規模修繕(マンションの築後15年目くらいで必ず行われることになっている改修メンテナンス工事)に入りまして、期間中はベランダの使用が禁止に!
床材や外壁塗装のリニューアルもあるので、私物は一切置けません。
網戸すら室内保管。物干し竿とエアコンの室外機のみOK。 外も足場が組まれて工事幕が張られているので毎日うっすらと暗く、天気もよく分からない…。
もちろん、工事の予定は以前からわかっていたことなのでおおよそ1年前くらいから
「来年の今ごろはベランダをすっかり片付けなくちゃダメなんだ(こんなにジャングルだけど大丈夫か?)…」
という心配が発生しはじめ、対策ノートなんて作っていたなあ。
しかし昨年の夏は、今まで以上の過酷な暑さと日照の強さでびっくりするほどたくさんの草花が枯れました。
もうそれだけで半分以下の鉢数になってしまった程で衝撃でした。
ベランダは、天気予報より数段温度が上がる環境なので本当に夏が大敵です。
秋にかけて鉢も植物も並べていた棚もかなりの数を処分し結局、最後に残した植物はアガベやマンガベと、小鉢の多肉植物(←群生していたものは株分けして超縮小化)となりました。
というわけで、現在どうやって植物を維持しているか?
という本題になりますが、室内育成用のLEDライトを用意したのでした。
植物棚として、メタルラックも購入です。
(いずれベランダで使用するつもりなので、雨に強い塗装になっている屋外用のもの。)
LEDライトについては、事前にかなり情報を集めました。
昨今のアガベや塊根植物育成の流行もあり本格的な良いものが次々に発売されていまして、多くのYouTube動画やブログで予習することが出来ました。感謝!
とりあえず現在のところ「これを買っておけば間違いないだろう」の代表格であるのがbarrelから出ている「Amateras」や「Tsukuyomi」です。
○【TSUKUYOMI LED 20W】植物育成LED 太陽光LED アクアリウムLED テラリウム 室内太陽光LED ホワイトボディ | TSUKUYOMI SERIES | BARREL 公式サイト
なんとなくブランド的な憧れもあり、今回はツクヨミのほうを選んでみました。
周囲の暗さにも映える、ほんのりと温かみを感じるとても美しい光色。
アクアリウムなどに使っても雰囲気が出そう。
そして、YouTubeで普段からよく見ている植物店のチャンネルで、観葉植物の育成や売場での設置にお勧めされていた「プランツネクスライト」も買ってみたのでした。
2メートルくらいの距離から1灯で照らすだけでもかなり効果があるとのこと。
それにしても、ちゃんとした育成用ライトはそれなりに高額で。
ちょっと名が知れているものだと、1個1万円前後はかかってしまうかなあ。
しかも普通の電球と違ってとても重い(tsukuyomiだと350gある)ので、スタンド類は頭が下がらないようしっかりしたものを使わねばなりません。
○【フレキシブルアームライトスタンド】ブラック 高さ調節機能付き 植物育成ライト | 照明器具製品,PLANT STAND | BARREL 公式サイト ←床置きでこれを使っています。分解すると薄い箱に収まります。
○【E26 PLANT CLIP-A】 ←クリップ式はこちら。メタルラックの端っこを挟んでアガベたちに使ってます。首が強いのでおすすめ。
↑ これはスタンドをまだ買ったばかりの頃。組み立てて試運転してみました。
照射位置は3段階に変更出来、かなり高い場所から照らすことも出来ます。
アガベ愛好家な方々の部屋の映像を見ると、ダクトレールから電球をたくさんぶら下げて、銀座伊東屋11階の野菜工場のように輝く植物棚の見事さよ…
(合計金額や電気代などをつい考えてしまう)
↓ こんな感じで首をいろんな角度に曲げられます。
スイッチは、コードの途中でカチカチとON/Offするシンプルなスイッチ式なので、コンセントタイマーなどで自動化できます。
しかし正直、(我が家の場合は)まずは今回のひと冬を乗り越えるだけの装備としてどのへんがコストパフォーマンス的に正しいのか、けっこう悩みました。
ちなみに、1日12時間照射で電気代はLED1個あたり 月200円くらいとのこと。
値上げ前の時期からの記述なので、今冬はまた違うことでしょうし…
幸い、うちの多肉群のなかで特に強い光を必要とするアガベなどは、去年買ったばかりの直径10センチ未満の鉢に植わった小苗がほとんど。
1灯の照射範囲内にぎゅっと固めて置くことで電球数を節約する!
という涙ぐましい作戦で日々を乗り切っています。
室内観葉のモンステラやいくつかのフィカス(ゴムの木)、多肉植物のハオルチアなどは少なめのLEDでも健全に反応してスクスク育っている感じがあります。
いっぽうで多肉植物のエケベリアは室温が高すぎて、紅葉しないどころか野菜のようにモサモサ茂り中。
本当は寒めの外気とお日さまに当ててこそ、色づいたりふっくらしたりでお花のように可愛くなる品種ばかりなんですが。
室内での現在はだいぶ違う植物のように顔つきが変わっちゃった(笑)近いうちにぱちぱちと切って仕立て直ししないとなあ。
室内で小さめの観葉植物などを並べて使っているメタルラック(ルミナスのガーデンラック)は、粉体塗装仕様になっていて雨にも強いとのこと。
落ち着いたブロンズ色でカッコいいです。
70センチ巾のと、30センチスクエア巾の それぞれ4段仕様を買いました。
工事明けには外に出してベランダの鉢棚にする予定です。
今までの安価なプラスチック棚は、鉢の重さでどんどん歪んで下がってきていたので、メタル棚ならしばらく大丈夫でしょう。
○鉢・プランタースタンドにおすすめのスチールラック|ルミナス公式通販サイト
↑ これと同じ棚を購入しました。室内で使用後は、ベランダで多肉棚として大活躍中。
というわけで、LED環境についてはまた続きを書けたらと思いますが。
太陽光(無料かつ万能さにおいてはどんなLEDライトをぶら下げても敵わない!)の素晴らしさが身に染みる冬です。
姿かたちよりはまずとりあえず、5月くらいまでの室内期間をなるべく犠牲少なく乗り越えてもらい…
いずれまた新しいベランダで、日差しの元で育ててやることが、初心者なりの目標なのです。