
フランスの「モノプリ(MONOPRIX)」の名前を最初に知ったのは、ヨーロッパ編の「スーパーマーケットマニア」を読んだとき、です。
気軽に買える値段の雑貨や食品の、現地ならではのお洒落なパッケージデザインの品々がいっぱいに散りばめられている可愛い本で!
ああいいなーこのスーパーにいつか買い物に行きたい…とずーっと思ってました。
(ホテルを決めた理由も、モノプリのopera店へ徒歩3分くらいの好立地だったことも大きい。
売店などはない小規模ホテルだったので、実際すごく便利でした。)
パリ旅用のガイドブックにはどの本でも、ここで買える調味料やお菓子が紹介されていて、手軽で喜ばれるお土産におすすめされていたのですけれど。
しかし帰国後の今、思い起こすとほとんど、食品売場で何かをみた記憶がない….(部屋で飲む用にエビアンを何度も買いに行ったというそれくらいか..。)
何故なら、文具売場が面白すぎて入り浸っていたからだっ!!

8月末~9月第一週という、まさに新学年始まりますよという時期。
観光客が入り込むには申し訳ないほどに、”買う気満々”な親子連れで混雑してました。
遠巻きに観察してみると、大人は皆、同じような印刷物を真剣に眺めながら、ノートや筆記具などを数えつつ、どんどんカゴに放り込んでいきます。
(子供たちは、後ろから「こっちのほうがいい」とかコメントしたり、友達とそのへんを走り回ったりしている)
おそらく学校から、授業開始までに買っておくべき文具リストみたいなのを配られているんじゃないかなと想像。
ノート類は、ほとんど全部、クレールフォンテーヌまたはオックスフォードのもの。
ぱっと見はこの2ブランド、殆ど区別がつかないくらいに表紙デザインも中身も似てます。
秤量表示を見たところ、どちらも中の紙は白地で80g/㎡の、つまりは「ロディアの紙」~!しっかりしていて書きやすそうです。

A4ぽいサイズ(24×32cm)、A5っぽいサイズ(17×22cm)がほとんどで、96ページ構成のホチキス綴じが主流のようです。
(他にももちろん、リング綴じの厚いのやMoleskine的な製本の小型のものもありました。)
左写真は、Carrousel du Louvre内のVirginMegaStoreでの戦利品ですが、マークをみるまでオックスフォードだと気付かなかったくらいカラーリングがクレールフォンテーヌのノートにそっくり。
同じものだと、値段はCF社よりお買い得なのが多い。
この96ページ綴じの3冊パックで240円ほどの大特価ワゴンがあり、鼻息荒く2セット計6冊も買ってきた!
モノプリでは、この店オリジナルの表紙がついたプライベートブランドものがどれもちょっと安いので、そちらを選んでいる人も多い。
しかしおそらく中身の紙はどこも同じと思われますよ?OEMというやつでしょうか。
クレールフォンテーヌからは、新製品みたいな感じで、紙表紙のカラーリングはそのままに半透明のポリプロピレン製本のお洒落なものもありましたが、ホチキス止めなのはいっしょなので少々開きにくく、きっと子供の手には硬くて扱いにくそう。
普通の紙装ノート+ビニールのノートカバー、の組み合わせで買う人が普通である感じ。
カバーは無色透明(表紙に、タイトルラベルを入れるポケット付)のがいちばん売れてましたが、黄色や水色などの色つきもありました。
日本でちょっと憧れだったこれらのカラフルなノートが棚いっぱいに並んでいるのを眺めているのは楽しいです。
そうそう、4穴の大判ルーズリーフ+厚いバインダーという組み合わせもよく売れていました。
100枚パックなどがワゴンに山積みです。汎用性で迷ったんですけど、やっぱ買ってくればよかったかな~。
そして肝心の罫線は、日本では一度も見たこともない、右写真のようなレイアウトのもの。
A4大判のほうのを測ってみましたが、2ミリづつの細かい罫の4段(8ミリ)ごとに太線が重ねられており、縦にも8ミリづつ引かれています。
この時期だけなのかどうかわかりませんが、ほとんどのノートがこの、畳の目みたいな模様の罫線であることが興味深い…
(方眼や普通の横罫線ノートなんて見つけるのも難しいくらいの超少数派でした。)
この罫線が印刷されたちいさなA5大程度のホワイトボードも買っちゃいました。
(この裏は無地の盤面で、両面使えます。ペンホルダーのパーツを使って伝言板のように立てることもできて便利そう。)
きっと、つづり方の練習用に違いなく、可愛い柄のついたホワイトボード用ペンもダースでまとめ売りもされてました。
メーカーはMapedで、300円もしなかったです。いいねえ。
こういうノートはなにに使うのかなーとつぶやいたら、「フランス罫」というこの国独自の規格であることを、twitterで教えて頂きました。おぉ。
「Seyès」という名前の罫線だそうで。
そうそう、こんな感じのノート、たくさん売ってました。
買い物リストをみながら何冊も買っていく保護者の方々を目撃し、きっと学童用むけ書き取りノートみたいなものなのだろうと予想しました。
私は英語の時間に筆記体を習った世代なので、なんとなくこれに似た感じのものを使った覚えもあるんですよね。
確かに罫は細かいんですが、太線の罫だけを目安に方眼のように扱うことも出来、書き出し位置を揃えたり、リストを作ったりにも便利そう。
この占有率っぷりからして、子供向けと限らず、”フランスのノート罫線”として浸透しているのかな。

ちなみに、日本で見慣れたロディアは確かに大きな専用スタンドにたくさんささっていました(そしてじゅうぶん安い!)が、お馴染みの黄色と黒のタイプのは、このスーパーにおいては、少々割高な”おしゃれ品”的扱いな感じ。
クレールフォンテーヌ製の同じ紙使っていて、店オリジナルの表紙がついてればさらにもっと安くなるので、メモ用紙といえばそっちを買ってる人のほうがずっと多いような気がしますよ。
そして基本筆記具になっているのであろう、生徒用万年筆の豊富な品揃えについては、こんなに長くなりましたのでまたこんど~!
