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黒いドクターグリップ、毎日使ってます。(ドクターグリップ フルブラック)

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今年に入ってから、そこまで酷使した覚えもないのに手首を痛めてしまいまして、整形外科に通ったりと大騒ぎしてました。
(血液検査までお願いしたけれど「いろんな数値がとっても健康ですよ?」と言われて帰されて以来、なんだか症状軽減。)
結局、よくわからないままに現在に至ります。
まあ、いいトシの大人だからいろいろあるよね。

というわけで、手の調子が悪くなり始めた頃に「これならラクかな?」と、久々に買ってみたドクターグリップのシャープペンシルです。

それにしても、ドクターグリップと名が付くだけで種類や色数の多いこと…。
「フルブラック」は、まず見た目で惹かれて以前から、カッコいい!と店頭で気になっていたもの。
口金パーツまでツヤ消しブラックなところに惹かれました。
ラミーとかカヴェコのペンシルに通じる、”独逸筆記具”っぽい雰囲気が良いです。
(クリップもツヤ消しブラックにして欲しかったなー。地味すぎになっちゃうかな?)

グリップの持ち心地は、今まで所有のドクターグリップの中では一番好きな触感です。
ツヤの無いラバーで、フワっとした、どちらかといえば柔らかめかな?
しかし、アルファゲルのようにプニプニとひたすら力を逃す方向でなく、加えた力を正しく芯先に伝えてくれるシッカリ感がとても良いです。

なにかすごく覚えがあるなーと思ってたら、ワコムのタブレット(intuosやcintiq)のグリップと近い素材である気がします。なるほど。

特に4Bの芯を入れて使うと、どんなに大量に書いたり描いたりしても筆圧が最低限で済み、手指ストレスが限りなくゼロ。
まるでインクが出ているかのようなぬるりとした流れすら感じます。

柔らかい芯なのでしょっちゅう振って芯を出さないといけないわけで、煩わしいと言えるのはそれくらいかな。
0.5mmだけど、意外と折れないのも驚き。
私の筆圧が(いい方向に)変わったのか、軸の仕組みが特に優秀なのか?多分後者。

そんなわけで、へぇえと感動するほど書きやすいので最近0.5mmシャーペンはこればっかり。
手帳やノートへの万年筆使用率も若干減ってきてしまったほどなのです。
(「書き」に集中出来るからというのもあります。
 万年筆だと、良くも悪くも気が散りがち。
 インクと紙との相性だの、次に欲しいペン先etc.のことをうっかり考えしまうからさ….私だけか。)

 
真っ黒とはいえ、リングの色別に4種類ありまして、私はロットリングっぽさを狙って赤を選択。
文字どおりのフルブラックである黒リング軸とも迷いました。
全黒軸が一番格好いい。でも渋すぎる!と葛藤しました。

それにしても、こんなすごいシャープペンシルを800円で入手できて毎日ばりばり使える、今の学生さんがうらやましい。
私も負けずに勉強(と仕事)で使ってこの思いを取り返したいと思います。

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このグリップ、ワコムのタブレットのもそうなんですが、周辺環境の白いホコリを拾いやすいです。
ご愛用の方は、ペンケースの中などをお掃除する良い機会になるかもしれません。

こういうマットタイプのラバー、いくらかフンワリしたもの特有の性質として、経年による寿命もそれほど長くないかもしれない。
機構部分の優秀さはその何倍もの年月使えそうなだけに、ラバー部分だけ買い替えられたらいいのになあと思います。

せっかくなので何本か買って使い分けしたいくらいですが。
あいにく4B芯以外入れる気にならないので、この赤輪軸1本を使い倒すのみであります。
ああ、はやく0.7や0.9mmにも4B位の濃い芯が出ないでしょうか!
昨年出た、0.9mm芯用のドクターグリップもさっそく愛用していますが、2B入れて使っては「もっと柔らかいといいのになあ」といつも思います。

ちなみに今回のフルブラック軸、あまりに握り心地と書き心地のラクさが気に入りましたので、ボールペンでも買ってみたんです。

このボールペンに使われているアクロインキ、黒芯では以前から「タイムライン」軸にて書類用に使っています。
こちらのドクターグリップでは青芯を入れることにしました。
(軸は、わかりやすく青リング軸で。)

アクロインキは、ほんとに油性なのかしら?と思いたくなるほどスルっスルな書き心地。
寒い時期に重たくなる、海外メーカーのボールペンの感じに馴れていると面食らうほどのなめらかさですよ!
眩しい位に強く鮮やかなロイヤルブルーの色味も使い勝手良しです。

●関連過去記事:

  ↑ このマットブラック軸の見た目も非常に気に入ってます。現在に至るまで0.5/0.7/2.0の3本を入手済み…
  金属で重めなので、やっぱり0.5mm軸で4B芯がいちばん心地いいです。

  ↑ このグリップを好きだという意見をあまり聞かないのですけれど、けっこう気に入ってます。
  同じ芯でも、力の掛かり方が変わるせいか他のペンシルと書き心地が全く違うところがいい。
  経年で隙間が空いてきたので記事当時のものは全て買い替えましたが、今後も使います。

シャープペンシルもまた、楽しい「沼」なのだなあ。こまったこまった。

ちなみに、白軸バージョンもありました。
こちらのほうが春夏向けかつ、じょしっぽいのかも。
(フルホワイトじゃなくてピュアホワイトとのこと。)

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