
昨年の7月に注文し、今年の1月に届きました。
中屋万年筆の購入は、なんと14年ぶりです。
久しぶりだ!…3本目だけど!
中屋万年筆ウェブサイト内のオンライン注文ページからの購入で、今回の仕様は、ピッコロ軸 / 朱漆(模様などは無し) / 中字 / クリップ・ペン先は標準のイエローゴールドにしました。
超シンプル路線です。

当初、納期は「8〜10ヶ月かかります」との連絡があったので、翌年春先くらいから使えれば理想だな…
などとのんびり考えていました。
(私の頼んだ時がたまたまそのような待ち時間だったのです。
現在はまた違うと思いますし、注文仕様によっても大きく差があることでしょう。
オンライン注文ページ等サイトのほうに情報がありますので、最新情報はそちらをご確認下さい。)
能登の地震の影響なども大きかったようですし、素敵な漆塗りの軸が6ヶ月待つだけで受け取れたことがたいへん有り難い。
届いた直後から、さっそく机上常駐の1本になっています。

SNSでつながる万年筆のお友だちの皆さんは、美麗な絵柄が施された中屋の軸をお持ちの方も多くて…
「いつかは自分も」という憧れ、もちろんありますよ!
しかしその一方で、 ぱっと明るく視界に飛び込んでくるようなシンプルな朱漆の軸で欲しいという、「実用本位ならこの1本」という具体的な計画も数年前から心にあったのです。
いつ実現させようか?と、うっすら検討しているうちに、(中屋に限らず、あらゆる万年筆メーカーの)製品価格が著しく高騰していくお知らせが度々流れて来る状況となり、なんかもういいや〜 と心くじけていました。
とはいえ昨年、ちょっとした記念に「一桁万円台で収まる何か」を自分に買ってあげようかなという件がありましたので、機会を逃したらこれも“予算外” になってしまうなあ…と決断した次第です。
(恐ろしいことに、その後もまた刻々と値上がってはいるのですが。
この記事をアップした本日現在でも朱塗り軸ならまだなんとか一桁万円内ではあります。)

中屋万年筆、購入した最初の2本は ライター ポータブル軸だったので、ピッコロは今回が初めてです。
ちょっとずんぐりした短さは、手の中への収まりがとても良くて気に入りました。
ライターポータブルには存在しない「軸両端のとんがり」形状もなかなか可愛い!
赤溜塗りの軸と同じく、首軸に象嵌のしるしを入れられたら良いなと思っていたのですけれど。
そのオーダーは(私が注文した当時。今もそうかもしれませんが)選択できず、それだけちょっと残念だったかな。
しかし、まあいいやと思えるくらいには、使い心地やペン先のコンディション含めて諸々が理想通りで満足です。
漆塗りの、ほんのりと温かく そして柔らかに肌へあたる触り心地は、本当に好きです。
手のほうから、自然と「やさしく、力を入れずに持ってあげよう…」と配慮したくなる繊細さを感じます。
ペン先の線巾は、中屋(というか、プラチナ万年筆のセンチュリー)の中字の場合、たとえばパイロットなどから較べても一段階細い「中細」くらいと同等な気もします。
わりと万能に使えると気付いたので、最近の私は、プラチナは中字贔屓なんです。
どーんと太く書けるミュージックですら、紙の上でさりさりと賑やかな音を立てながら滑っていく大きなペン先。
そんな楽しさもあるから、私は昔から中屋万年筆のファンなのかもしれません。

そうそう、朱色は、2019年末に購入のパイロットのカスタム845のほうが少し暗めです。
中屋の朱も、経年で何らかの変化はあるはず…しっかりと使い込んでいきたいです。

インクは、まずは基本で攻めよう ということで、プラチナのブルーブラックをカートリッジで使用中です。
しかし、朱塗りから出てくる文字色としては、黒もまた視覚的に“映える”気もしています。
次のインクはそうしようかなあ。
いつかまた、シンプルな漆塗りピッコロ軸で、中軟や極太字のペン先とか?欲しくなる時が来るかもしれません。
とはいえ近い将来でもう、一桁万円は無理になるのでしょうね。
まあいい大人でもあるし、そろそろこのあたりで増やすのは終わりにしようかな という気持ちもあります
。
(…が、毎年なにか買う度に、そう考えては裏切られるのは何故だろう?)



赤溜軸、実は2009年の購入後に2回ほどペン先交換をしています。
(何かあっての修理ではなく、単に違う字幅への変更をしたくて依頼しました。
首軸へ象嵌を入れたりのオプションも、そのついでにやってみたり。)
本体ごと購入するよりは安く済むとは思いますが、こういう注文も今後の金価格を想像すると、なかなか難しくなっていくだろうなあ。


